クラウドファンディングを活用した市民参加型研究「みんなのミドリムシプロジェクト2020」を開始します
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下、「ユーグレナ社」)は、クラウドファンディングを活用し、日本全国の『ご当地ミドリムシ』を収集して研究する市民参加型研究「みんなのミドリムシプロジェクト2020」を、2020年6月25日(木)から開始することをお知らせします。
みんなのミドリムシプロジェクト2020イメージ画像
※1 「産業界との融合的連携研究制度」による共同微細藻類生産制御技術研究チーム(2018年4月~2023年3月予定)
※2 2019年4月3日のリリース https://www.euglena.jp/news/20190403/
※3 理化学研究所が『未来を共につくる研究課題』の募集として、あらかじめ研究テーマ・プロジェクトなどの使途を特定し、寄付金による支援を募集するシステム
※4 2019年度の活動報告の詳細はこちら
いろいろなミドリムシの顕微鏡画像
構築したミドリムシの分布に関するデータベース
詳細は以下のとおりです。
「みんなのミドリムシプロジェクト2020」について
■目的
「みんなのミドリムシプロジェクト2020」では、日本全国の『ご当地ミドリムシ』の収集と、収集した『ご当地ミドリムシ』の解析等の研究を実施し、産業利用の可能性を検討します。また、「みんなのミドリムシプロジェクト2020」を通して、より多くの方に生物に触れる楽しさや研究に関わる機会の提供を目指します。
■実施内容
本プロジェクトではacademist※5のクラウドファンディングシステムを利用し、プロジェクトに対する支援金(募集額50万円)を寄付型クラウドファンディングにて募集します。集まった支援金の一部で作成したミドリムシ収集のための採水キットを本プロジェクトの研究に参加を希望するサポーター※6に配布し、日本全国の湖沼における『ご当地ミドリムシ』のサンプリングを依頼します。
※5 academistは、日本で初めての研究費獲得に特化したクラウドファンディング・プラットフォームです
※6 2019年度に実施した「みんなのミドリムシプロジェクト」ではサンプリングを高校単位で募集しましたが、2020年度は新型コロナウイルスの影響を鑑みて、家族単位での募集とさせていただきます
湖沼におけるミドリムシの採取のイメージ
送付を予定している採水キットのイメージ
■参加方法
academistのクラウドファンディングシステムで「みんなのミドリムシプロジェクト2020」に対する支援をいただくことで、本プロジェクトへの参加が可能です。参加者のうち、ミドリムシの収集を希望される方には採水キットが送付され、ミドリムシの実際の収集に参加いただけます。ミドリムシの収集に参加せず、ノベルティーのみをご希望される方も参加可能です。
当企画および参加に関する詳細は、以下academistのHP をご覧ください。
https://academist-cf.com/projects/180
■スケジュール(予定)
・2020年6月25日~7月30日:クラウドファンディングによる資金募集
・2020年8月:『ご当地ミドリムシ』獲得のための水サンプル収集
・2020年9月~2021年2月:ミドリムシの獲得・各種解析
・2021年3月:サポーターへの最終報告書のご送付、学会等における発表
<ユーグレナ(和名:ミドリムシ)について>
石垣島ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持っており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んでいます。なお、ユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種であるパラミロンは、近年機能性についての研究が進み、食品や化粧品などのヘルスケア分野などでの活用が期待されています。当社は、「栄養不足」「心身の疲労」「免疫力低下」の相互関係の事実をとらえ、健康の基盤を妨げる複合的要因に着目しています。健康の基盤を妨げる要因に左右されずに、からだが本来持つ“つくる・はたらく・まもる”のサイクルを保ち、よりよい状態へ高めることで、一時的ではなく、持続的な健康を叶えることが大切であると考えています。
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