電子図書館を活用し、子どもの読書や学習の支援を強化
・市内の全児童・生徒および教員に電子図書館専用IDを配布 ・公共図書館の電子図書館では全国初~電子資料のポータルサイト化
■電子図書館専用IDの付与による子どもの読書活動推進・学校図書館支援
日野市は9月5日から、市内の小・中学校に通う児童・生徒、及び教員を対象に、ひの電子図書館が利用できるIDを付与しました。この専用IDにより、市内の全児童・生徒・教員は図書館の利用者カードがなくても、ひの電子図書館を利用することができます。児童・生徒の一人1台の学習者用端末には、ひの電子図書館のブックマークを登録することで、子どもが読みたいときに読書ができる環境を整備します。
■子どもが読みたい・子どもの役に立つ電子書籍の提供
ひの電子図書館で提供している約2,000点の電子書籍のうち、子ども向けの電子書籍は約900点で、これには同時アクセス数制限がない読み放題コンテンツ595点が含まれます。
日野市立図書館では日ごろより、授業のテーマに沿った紙の蔵書をまとめて貸し出す「学校搬送」を実施しており、授業や学校図書館の支援を行っています。また、市内の小学校4年生から中学校3年生を対象に「読書調査」を毎年度実施し、不読率や児童・生徒に人気の作品や作家の調査を行っています。
こうした、学校や児童・生徒自身のニーズを踏まえて、ひの電子図書館では子どもが読みたい資料や、子どもの学習に役立つ資料を選定して提供しています。ひの電子図書館の専用ID配布により、子どもたちの読書環境の整備や、授業での活用、学校図書館への支援を強化し、子どもたちの読書活動を推進します。
■インターネット上で公開されている電子資料のポータルサイト化~公共図書館の電子図書館では全国初
市内の複数の学校で、授業のテーマや行事の時期が重なった際に、「学校搬送」や各学級で使用する資料の数が不足する場合があり、十分な資料の確保が課題となっています。
そこでひの電子図書館では、公共図書館の電子図書館としては全国で初めて、農林水産省の「こども向け学習コンテンツ」や、株式会社Gakkenの「学研まんがひみつ文庫」など、インターネット上で公開されている、子どもの学習に役立つ資料の提供を始めました。これまで国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている資料へのアクセス(リンク)や、地域資料のデジタルアーカイブなどを提供する公共の電子図書館はありましたが、子ども向け電子資料のポータルサイト化を図る電子図書館は、ひの電子図書館が初めてです。
今後、日野市立図書館では利用許諾の確認を進め、子ども向けの電子資料を充実させてまいります。また、生活に役立つ一般向け電子資料についても提供の準備を進め、より市民のくらしに寄り添う電子図書館を目指します。
■サービス概要
【開始日時】
9月5日(木曜日)以降、各校において児童・生徒への案内が終わり次第利用開始
【貸出や予約の点数・期間】
貸出点数…2点まで
貸出期間…14日間(貸出日当日を含まない)
予約点数…2点まで
予約取り置き期間…7日間(用意できた日を含まない)
【URL】
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