トランジションデザインを学び、実践を目指すコミュニティが始動! キックオフイベントを7月23日に開催
実践者とともに、日本でのビジネスへの応用やデザインの考え方を探る「Transition Leaders Meetup Vol.1」参加者募集中。
新しいデザインアプローチとして注目を集める「トランジションデザイン」の探求と実践を行うコミュニティ
「移行」を意味する、「Transition (トランジション)」。今、持続可能な社会に向けて、地球環境を維持しつつ、ビジネスを両立させるようにトランジション(移行)することが求められています。ロフトワークでは、トランジションに必要なのは、社会、経済、自然環境と事業活動をつなげる長期的な“ビジョン”(北極星)を描き、社内外と対話・協働を通じて実装につなげられる人たちであると考え、日本にこのような人、企業を増やしていくことを目的にコミュニティを立ち上げました。
コミュニティでは、今注目されているデザインアプローチである「トランジションデザイン*」の考え方を学び、ビジネスへの応用を探るとともに、実践で必要な視点やマインドセットについて探ります。外部ゲストをお呼びし、定期的に勉強会・イベントを開催する予定です。
*トランジションデザインとは
21世紀の社会が直面する気候変動、資源枯渇、伝染病のパンデミックなどの複雑性の高い地球規模の課題に対処するために、長期的な未来ビジョンを思い描き、ボトムアップの様々な活動を結集することで持続可能な社会への移行を促すための手法として研究が進んでいる、最新のデザインアプローチです。2015年、カーネギーメロン大学デザイン学部が、地球規模の巨大な問題に対して、社会規模の価値観の移行をデザインする理論として提唱しました。
トランジションデザインの考え方からビジネスの場での活用や考え方まで、実践者とともに探る
キックオフイベントでは、日本でのトランジションデザイン実践の第一人者である、米国モルガン・チェース銀行のデザイン・フューチャリスト岩渕正樹さんと、Takram Londonにて、スペキュラティブデザインやトランジションデザインを通じたプロジェクトを行う牛込陽介さんをお招きします。ロフトワークで、未来洞察を専門としトランジションデザインの実践に取り組む「VU unit」の伊藤望と谷嘉偉、古田希生とともにクロストークを行います。
より望ましい未来の実現に向けて、ビジネスを行う企業はどのような取り組みを行うべきか、どのような態度でプロジェクトと向き合うべきか、参加者のみなさんとともに、答えを探し求めていきましょう。始まったばかりの小さな火を一緒に大きくしていくために、トランジションデザインの実践や学習に関心をもつ皆様の参加をお待ちしております。
こんな方におすすめ
-トランジションデザインに関心がある
-トランジションデザインの実践を行いたい
-トランジションデザインに興味のある仲間と出会いたい
-自社の事業や顧客の変革を行いたいと思っており、実践方法について模索している
-新たなデザイン手法に関心があるが、事業への取り入れ方に課題をもっている
詳細とお申し込み:https://loftwork.com/jp/event/20230723_tlc-meetup1
イベント概要
イベント名:Transition Leaders Meetup Vol.1
開催日:2022年7月23日(日)18:00〜21:30 (オフライン会場での受付開始17:30)
イベント詳細URL:https://loftwork.com/jp/event/20230723_tlc-meetup1
参加費:無料
会場 :オフラインとオンライン両方で参加可能です。
オフラインは、FabCafe Tokyo (東京都渋谷区道玄坂1-22-7 1F) 40名 で開催。※申込者多数の場合には抽選を実施します。
オンラインは、ご視聴用のURLからご覧になれます。
プログラム
18:00-18:20 イントロダクション&トランジションデザイン宣言
18:20-19:00 トークセッション 1「トランジションデザインは、どうビジネスと混ざり合っていくのか」
岩渕正樹(JPモルガン・チェース銀行, デザイン・フューチャリスト)× 伊藤望(株式会社ロフトワーク)
19:00-19:10 休憩
19:10-19:30 ライトニングトーク
「Transition Leaders Program」参加者3名によるプログラム終了後の実践について
19:30-20:10 トークセッション2 「8つのキーワードで考える、よりよい未来にむけたデザインの役割」
牛込陽介(Takram Londonデザイナー)× 谷嘉偉(株式会社ロフトワーク)
モデレーター:古田希生(株式会社ロフトワーク)
20:10-20:30 クロストーク「公開作戦会議!」
会場の参加者も巻き込んで、今後コミュニティでどのような施策を行っていくか、公開作戦会議を行います。
岩渕正樹 (JPモルガン・チェース銀行, デザイン・フューチャリスト)× 伊藤望(株式会社ロフトワーク)×牛込陽介(Takram Londonデザイナー)×古田希生(株式会社ロフトワーク)
20:30-21:30 (FabCafe Tokyo会場のみ) 懇親会
登壇者
岩渕 正樹
JPモルガン・チェース銀行 デザイン・フューチャリスト
米NY在住のデザイン研究者・実践者・教育者。未来・ビジョン洞察による新規事業創出・価値創造人材育成に従事。東京大学工学部、同大学院学際情報学府修了後、IBM Designでの社会人経験を経て、2018年より渡米、パーソンズ美術大学修了。近年の受賞に米Core77デザインアワード2020など。
牛込 陽介
Takram London デザイナー
サステナブルな未来へのトランジションをテーマに活動するデザイナー。未来リサーチ、インタラクションデザイン、デジタルプロトタイピングを軸に、より豊かで持続可能で公正な社会への移行を促すための活動に多く携わっている。主なプロジェクトに、日立製作所と共同で行った「サステナブルな未来へのトランジション」リサーチなど。2018年Swarovski Designers of the Future Award受賞。Core77、ICON magazineなどで執筆も行う。 11年よりロンドン在住。好きな時間の過ごし方は、パン作り、息子の通学の送り迎え、自転車通勤時のポッドキャスト。
伊藤 望
株式会社ロフトワーク VU unit リーダー
2018年ロフトワーク入社。機会発見のためのリサーチや、リサーチに基づく新規事業開発、未来洞察、新たなコンセプトを生み出すためのフレームワーク開発、アイデアソンなどのプロジェクトに従事。人がアイデアを思いつく仕組みについて研究中。2023年よりトランジションデザインと出島型開発を通じた事業開発を支援するVU unitの立ち上げ支援を行うチームを立ち上げ。足立区東京2020大会記念協創提案型事業審査委員長など。文房具探しと書店めぐり、サウナ通いが生きがい。
谷 嘉偉
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター
武蔵野美術大学油絵学科卒、同大学大学院造形構想研究科修了、博士後期課程に在籍。大学院ではサービスデザインを中心に学び、社会におけるシステミックな変革を促すトランジションデザインに興味をもち、教授と共にワークショッププログラムを企画、実施。現在は組織や社会を新たな方向に導くためのデザインを研究中。
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター
古田 希生
京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻修士。大学院では、建築学とデザイン学を中心としたコラボレーションのためのプラットフォーム[D-lab]のプロジェクトに参加し、未来の社会環境における食生活に着目した「ありうる未来の食」に関するデザインの調査研究を実施。このプロジェクトに従事する中で、デザイン・リサーチを用いた未来洞察の手法に興味をもち、企業とともに新たな未来の可能性を探るべくロフトワークに入社。
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