KDDIがオープン化した5G仮想化基地局の商用展開開始にHPE のTelcoサーバーを利用
vRAN運用の高度化をAnsibleによる設定自動化、およびHPE OneViewとHPE InfoSight for Serversによりサポート
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社:東京都江東区、代表執行役員社長:望月 弘一)は本日、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI)が大阪府大阪市で商用展開を開始した、O-RAN準拠の5G仮想化基地局(以下本基地局)に利用されているサーバーを提供し、設定作業の自動化(Zero Touch Provisioning)を含むサーバーの統合管理・運用システムの構築支援をしていることを発表しました。
KDDIは、5Gサービスにより拡大する移動体通信用途、端末種類の多様化や増加により、急速な増大が予想される通信量に対応するため、O-RAN標準インタフェース準拠のオープン化した5G仮想化基地局の商用展開を開始しています。オープン化した5G仮想化基地局の導入は、機器調達の選択肢を拡大し、システムの高度化、迅速な展開、コスト優位なインフラの構築に寄与すると期待されます。
本基地局に利用されているHPE ProLiant DL110 Gen10 Plus – Telcoサーバー( https://www.hpe.com/jp/ja/product-catalog/servers/proliant-servers/pip.hpe-proliant-dl110-gen10-plus-telco-server.1013324922.html )(以下HPEのTelcoサーバー)は、vRANワークロードを処理するために最適化され、高い収容効率および電力効率を実現します。また、優れた耐性により寒暖差や荒天などにも強靭性を発揮する特性を活かし、D-RAN(Distributed Radio Access Network)環境においても本サーバーが利用されています。さらに、HPE InfoSight for Serversの導入により、HPEのTelcoサーバーの障害予兆検知、運用保守の負荷軽減を実現します。
今回KDDIはAnsibleを活用したサーバー機器の初期設定と検証、仮想化基盤の展開を自動化して、基地局を迅速に展開可能とするZero Touch Provisioningシステムを構築しました。この中で、HPEのプロフェッショナルサービス部隊は、AnsibleにHPE OneViewを組み合わせ、テンプレートベースで設定作業およびライフサイクル管理を自動化する機能開発を支援しました。電源投入を契機に初期設定としてHPE OneViewおよびHPE InfoSight for ServersにHPE のTelcoサーバーを自動登録し、HPE iLOによるアプリケーションの要件に応じたファームウェアやシステムソフトウェア(BIOSやドライバー)の設定、ハードウェアの診断から、SSDディスクのデータ消去をはじめとする機器情報全般の初期化までのサーバー管理を実現します。このように構築と運用におけるシステムのライフサイクルの全般を自動化することで、地方などを含む日本全国への迅速な基地局展開と安定したサーバー運用を可能とします。
日本ヒューレット・パッカード合同会社 常務執行役員 デジタルセールス・サーバー事業統括本部長 西村 淳は次のように述べています。
「KDDI様のオープン化した5G仮想化基地局の商用展開にあたって、HPEのTelcoサーバー、およびHPEのプロフェッショナルサービスが貢献できていることは大変嬉しいことです。オープン化した5Gの本格展開に向けてそのインフラおよびアプリケーションのライフサイクルを考慮したZero Touch Provisioning導入の支援によりKDDI様の5G サービスの全国展開の促進に寄与できるよう、尽力してまいります」
HPE OneViewについて
HPE OneViewは、IT管理と運用の自動化を実現するソフトウェアデファインドインフラストラクチャの基盤です。様々なワークロードをコードのように構成することができ、様々なプラットフォームとの統合、コアからクラウドにわたるインフラストラクチャを繋げることを可能にし、インフラストラクチャの迅速な展開、ライフサイクル運用の簡素化、生産性の向上を支援します。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/integrated-systems/software.htmlでご確認ください。
HPE InfoSightについて
インフラストラクチャ向けAI OpsであるHPE InfoSightは、インストールベースのセンサーから絶えず収集するデータの分析に基づいて、サーバーおよびアプリケーションの異常検知、推奨する対処方法の提示、問題の予測と防止を担います。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/solutions/infosight.htmlでご確認ください。
■KDDI株式会社について
KDDIは、「au」、「UQ mobile」、「povo」をマルチブランドで展開し、5G・IoTサービスなどを国内外の個人・法人の多くのお客さまに提供しています。また中期経営戦略(2022-2024年度)では、5Gによる通信事業の進化と、通信を核とした注力領域を拡大する「サテライトグロース戦略」を推進しています。
具体的な注力領域は、DX(デジタルトランスフォーメーション)、金融、エネルギー、LX (ライフトランスフォーメーション)、 地域共創の5つを中心に構成されています。特にDXでは、法人のお客さまに、通信をIoTという形であらゆるものに溶け込ませ、お客さまが意識することなく5Gを活用できる環境を整備し、業界ごとの個別ニーズに応じたビジネスプラットフォームを提供し、お客さまのビジネス創造をサポートします。
さらに、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指す「サステナビリティ経営」を中期経営戦略の根幹に置いています。5Gの特性を活かすことにより「つなぐチカラ」を進化させ、新たな価値が生まれる時代を目指していきます。https://www.kddi.com/
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
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このプレスリリースで使用されているその他の製品名は識別の目的のためのみに使用されており、それぞれの企業の商標である場合があります。
【お客様からのお問い合わせ先】
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186 または03-5749-8279
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/
© 2023 Hewlett Packard Enterprise Development LP
製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。
KDDIは、5Gサービスにより拡大する移動体通信用途、端末種類の多様化や増加により、急速な増大が予想される通信量に対応するため、O-RAN標準インタフェース準拠のオープン化した5G仮想化基地局の商用展開を開始しています。オープン化した5G仮想化基地局の導入は、機器調達の選択肢を拡大し、システムの高度化、迅速な展開、コスト優位なインフラの構築に寄与すると期待されます。
本基地局に利用されているHPE ProLiant DL110 Gen10 Plus – Telcoサーバー( https://www.hpe.com/jp/ja/product-catalog/servers/proliant-servers/pip.hpe-proliant-dl110-gen10-plus-telco-server.1013324922.html )(以下HPEのTelcoサーバー)は、vRANワークロードを処理するために最適化され、高い収容効率および電力効率を実現します。また、優れた耐性により寒暖差や荒天などにも強靭性を発揮する特性を活かし、D-RAN(Distributed Radio Access Network)環境においても本サーバーが利用されています。さらに、HPE InfoSight for Serversの導入により、HPEのTelcoサーバーの障害予兆検知、運用保守の負荷軽減を実現します。
今回KDDIはAnsibleを活用したサーバー機器の初期設定と検証、仮想化基盤の展開を自動化して、基地局を迅速に展開可能とするZero Touch Provisioningシステムを構築しました。この中で、HPEのプロフェッショナルサービス部隊は、AnsibleにHPE OneViewを組み合わせ、テンプレートベースで設定作業およびライフサイクル管理を自動化する機能開発を支援しました。電源投入を契機に初期設定としてHPE OneViewおよびHPE InfoSight for ServersにHPE のTelcoサーバーを自動登録し、HPE iLOによるアプリケーションの要件に応じたファームウェアやシステムソフトウェア(BIOSやドライバー)の設定、ハードウェアの診断から、SSDディスクのデータ消去をはじめとする機器情報全般の初期化までのサーバー管理を実現します。このように構築と運用におけるシステムのライフサイクルの全般を自動化することで、地方などを含む日本全国への迅速な基地局展開と安定したサーバー運用を可能とします。
日本ヒューレット・パッカード合同会社 常務執行役員 デジタルセールス・サーバー事業統括本部長 西村 淳は次のように述べています。
「KDDI様のオープン化した5G仮想化基地局の商用展開にあたって、HPEのTelcoサーバー、およびHPEのプロフェッショナルサービスが貢献できていることは大変嬉しいことです。オープン化した5Gの本格展開に向けてそのインフラおよびアプリケーションのライフサイクルを考慮したZero Touch Provisioning導入の支援によりKDDI様の5G サービスの全国展開の促進に寄与できるよう、尽力してまいります」
HPE OneViewについて
HPE OneViewは、IT管理と運用の自動化を実現するソフトウェアデファインドインフラストラクチャの基盤です。様々なワークロードをコードのように構成することができ、様々なプラットフォームとの統合、コアからクラウドにわたるインフラストラクチャを繋げることを可能にし、インフラストラクチャの迅速な展開、ライフサイクル運用の簡素化、生産性の向上を支援します。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/integrated-systems/software.htmlでご確認ください。
HPE InfoSightについて
インフラストラクチャ向けAI OpsであるHPE InfoSightは、インストールベースのセンサーから絶えず収集するデータの分析に基づいて、サーバーおよびアプリケーションの異常検知、推奨する対処方法の提示、問題の予測と防止を担います。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/solutions/infosight.htmlでご確認ください。
■KDDI株式会社について
KDDIは、「au」、「UQ mobile」、「povo」をマルチブランドで展開し、5G・IoTサービスなどを国内外の個人・法人の多くのお客さまに提供しています。また中期経営戦略(2022-2024年度)では、5Gによる通信事業の進化と、通信を核とした注力領域を拡大する「サテライトグロース戦略」を推進しています。
具体的な注力領域は、DX(デジタルトランスフォーメーション)、金融、エネルギー、LX (ライフトランスフォーメーション)、 地域共創の5つを中心に構成されています。特にDXでは、法人のお客さまに、通信をIoTという形であらゆるものに溶け込ませ、お客さまが意識することなく5Gを活用できる環境を整備し、業界ごとの個別ニーズに応じたビジネスプラットフォームを提供し、お客さまのビジネス創造をサポートします。
さらに、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指す「サステナビリティ経営」を中期経営戦略の根幹に置いています。5Gの特性を活かすことにより「つなぐチカラ」を進化させ、新たな価値が生まれる時代を目指していきます。https://www.kddi.com/
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
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