HITOWAケアサービス、インドネシアの大学と連携して介護人財の育成・採用を協業

「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」を5月に創設、本年10月の現地での開講に向け、本格的に準備を開始。日本式介護と「ひと」の手を大切にする介護を学び、正社員登用を前提に採用。

生活総合支援サービスを展開するHITOWAグループで、有料老人ホーム「イリーゼ」を国内で144施設(※1)運営するHITOWAケアサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 福嶋 茂)では、看護学部を擁するインドネシアの大学と人財育成・採用協業の取り組みを進め、2025年5月「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」を創設しました。

 

当アカデミーは、インドネシア有数の大学の看護学部に在籍する学生を対象に、現地で日本式・HITOWA式介護を学ぶ講座を開き、一定レベルの介護知識を習得した優秀な人財を、半年後の正社員登用を前提に当社が優先的に採用するというものです。本年10月の開講に向けて、本格的な準備を進めていきます。また、高度介護人財の安定的な確保と、当社ならではの「ひと」の手による介護サービスの価値向上を目指すとともに、働く人がキャリアアップできる道を拓く仕組みも検討していきます。

 

当アカデミーは、まず、日本で当社がインドネシアの大学教諭に指導者向け教育を行い、その教諭が現地で看護学部の学生に教えるという仕組みです。すでにインドネシア大学、アサピィア大学と就業クラス開設協力協定書を締結しており、今後、他の大学とも締結していきます。

 

本年7月には講座を担当する大学教諭が来日し、10月より現地での講座カリキュラムを開始する予定です。講座は全80時間程度を予定しており、2026年10月には、第一期生の受け入れを目指していきます。本スキームの企画から現地調整に至るまでの実務は、インドネシアと日本との架け橋として実績のある、登録支援機関のリアナ・セグラス株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 山内 和弥)が担当し、当社とのパートナーシップにより、人財の送り出しや受け入れ等を進めていきます。

 

超高齢社会の現代において、介護業界の人材不足は大きな経営課題として横たわっています。当社は、単なる労働力として外国人の方を採用するのではなく、自国で看護師の資格を有する優秀な学生にキャリアの選択肢を提供したいという想いも込めて、当プロジェクトを進めています。「イリーゼ」で介護スタッフとして働き、経験を重ねる中で、主体的に活躍する人には本社登用への道を拓くなど、“働きがい”にも配慮しながら、新たな採用ルートの確立を図っていきます。

「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」のスキーム

 ■講座「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」の特徴

「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」では、日本の生活や文化を知ることはもちろん、日本式介護とHITOWA式介護を学べることが特徴です。

日本式介護では、人間の関節や骨、筋肉がどのように作用するかという体の動きを力学的観点から捉える「ボディメカニクス(body mechanics)=身体力学」を理解した上で、それぞれのお客様に負担の少ないケアを1対1で行う介護や、日本の介護保険制度を学びます。

HITOWA式介護においては、お客様が希望されたり、心の中で「こうして欲しい」と思われたりしていることを、“半歩”先取りしてケアするという、当社が大切にしている考え方を理解していただきます。これは、「プラスワンのサービス提供を通じて、あらゆるお客様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を実現する」という当社の事業理念に基づくものです。

加えて、当社の「介護DX」についても、理解・習得していただきます。当社では、パナソニック社と共同開発した見守りシステム「ライフレンズ」を導入しています(※2)。これは、心拍、呼吸、睡眠の各レベルや、トイレに行かれたかどうかなど、お客様を24時間見守るシステムです。他にも、記録や情報共有を1デバイス(スマートフォン)でできるよう、独自開発したアプリを活用するなど、さまざまな場面で介護DXを進めています。

DXを有効活用しながらも、最終的にケアをするのは「ひと」であることを重視して、お客様の心に寄り添える人財の育成を進めていきます。

 

「HITOWA CARE ACADEMY INDONESIA」発足の背景

当社は2019年3月にインドネシアの大学を視察し、10月にインドネシア教育大学、アサピィア大学と、大学プログラムの一環としてインターンシップを受け入れる包括的連携・協力に関する協定をそれぞれ締結しました。新型コロナウイルスによって学生の来日が遅れましたが、2022年に計4名の学生が来日し、「イリーゼ」にて1年間のインターンシップを実施しました。2023年にいったん帰国されましたが、帰国した4名のうち3名から引き続き当社で働きたいとの申し出があり、同年10月に特定技能制度に基づいて3名が再来日され、現在も「イリーゼ」のスタッフとして活躍しています。

 

この経験を機に、リアナ・セグラス社と連携し、インドネシアの大学で高度教育を受けている学生を育成して採用するという新たな構想につながりました。

 

そして、2024年2月、インドネシアの各大学(インドネシア大学、アサピィア大学)や商工会議所の方々が来日され、介護アカデミー構想を実現できないかとの依頼を受けて協議を進め、当プロジェクトのスキーム開発に至りました。本年1月末、インドネシア大学およびアサピィア大学と協定を締結し、他の大学とも今後、締結していきます。

当プロジェクトを進めるにあたっては、すでに当社の即戦力として活躍し、日本式・HITOWA式介護や日本での生活を熟知しているインドネシア人財の先輩にも、随時協力やサポートをお願いしていく予定です。

 

※1 2024年9月30日現在

※2 ライフレンズ導入施設数:43施設/2,767室(2025年5月1日現在)

 

■HITOWA ケアサービス株式会社 概要

所在地:〒108-6215 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟

TEL:03-6632-7702(代)FAX:03-6736-5587

URL:https://www.hitowa.com/care-service/

設立:2006年11月

資本金:5,000万円

事業内容:有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅の運営等

代表者:代表取締役社長 福嶋 茂

    

 

                

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会社概要

URL
https://www.hitowa.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区港南2‐15‐3 品川インターシティC棟
電話番号
03-6632-7700
代表者名
日髙 博美
上場
未上場
資本金
500万円
設立
1997年02月