【不登校24万人、子どものために何ができるか】安心できる学校づくり、社会づくりを考えるトークイベント2/5開催
今こそ、衝撃的な数字に踊らされず、目の前の子どもとの関わりを見直しませんか。「子どもが安心できる場所をつくりたい」「子どもに苦しい思いを味わわせたくない」と願う、みなさんのお越しをお待ちしています。
https://www.toyokan.co.jp/products/2-5sukima-talkevents
■苦しんでいる子どもにどう気付くか、気付いたときにはどうすればよいか
文部科学省の調査により、令和3年度の不登校の小・中学生の数が24万人を超え、過去最高となったことが昨年の10月に公表されました。令和2年度は約19万人で、この1年で5万人ほど増えたことで、学校関係者だけでなく多くの方の注目を集めました。
不登校支援について考えることは重要ですが、一方で、この衝撃的な数字だけに注目が集まり、不登校そのものを問題視する空気もあります。
けれども、本当は「学校に行けない」ことが問題なのではなく、根本にある苦しさが問題なのではないでしょうか。
注目が集まっているいまだからこそ、「不登校」という大きな言葉に注目して終わりではなく、その内実にまで想像をめぐらし、目の前の子どもたちとの関わりを見直す必要があります。
不登校の子どもたちが見ている世界を知ることは、これからの学校教育や子育てを考えることにつながります。
彼女・彼らが直面している困難は、いままさに学校に通う子どもたちにも当てはまることばかりだからです。
- 学習の苦手さをだれにも言えず、一人で困っている
- 自分に自信がもてず、周囲とうまく関われずに困っている
- いじめを受け、人間関係に絶望している
- 学校に居場所がなく、孤独を感じている
- 「学校に行かなきゃ」と思うからこそ、行けない自分を認められず苦しんでいる
どのように見守り、どうサインに気付いていけばよいのでしょうか。
また、SOSに気が付いたときには、どのように寄り添えばよいのでしょうか。
そのヒントを2月5日のトークイベントでお話しします。
■『すきまから見る 「不登校」への思いこみをほぐす』刊行記念トークイベント
子どもたちが安心できる学校づくり、社会づくりを考えるために、不登校支援をテーマにした新刊『すきまから見る』の刊行記念トークイベントを開催します。
【不登校支援を考えるための大事な視点】
どのような学校づくり、社会づくりをしていけばよいのかをいくつかの視点に分けて考えていきます。
①学習
学校に通う子どもの多くが学習に関してプレッシャーを感じています。学習を通して、自分ができることを増やす喜びを味わわせることは教育の大切な役割ですが、一方で、特性による困難に対しての支援が不足していたり、「勉強が苦手だ」と言って助けを求めることが難しい環境があったりして、苦しんでいる子どもがいるのも事実です。
そのような子どもにどう気付き、どのように手助けし、学ぶ喜びを味わえるようにするのかなどを考えます。
②人間関係
子どもの人間関係に関する悩みで、教員や保護者からよく聞かれるのが「どこまで大人が介入していいのか」ということ。子ども自身が解決できるように話を聞き、見守ることが必要な場面もあれば、直ちに大人が介入した方がよい重大な問題もあります。
近年のいじめなどの子どもの人間関係に関わる調査なども参考に、どのように大人が支援すればよいかと考えます。
③居場所
林先生は「不登校の子どもたちから、よく『居場所』がないと耳にする」と言います。
不登校支援をする林先生の最大の願いは、「子どもが自分の居場所を見つけ、そこで喜んだり悩んだりしながらも、豊かな人生を送ること」です。
「居場所」という人生にも関わる問題について、不登校の子どもたちのその後などを紹介しながら、考えていきます。
【これからの教育に真摯な眼差しを向ける登壇者】
- 林千恵子先生
不登校の子どもたちを支援するために自治体が設置している学校外の機関「教育支援センター(適応指導教室)」に20年以上勤め、800名以上の子どもや家族、教員と関わってこられました。「多くの人に子どもたちの切実な思いを伝えなきゃ!」「孤軍奮闘している人の励みになりたい!」という熱い想いを抱いています。
- 山田ルイ53世さん
芸人として知られていますが、実は不登校・ひきこもりの経験者です。
地元で神童と呼ばれるほど優秀でしたが、あるハプニングをきっかけに引きこもりに…。その栄光と挫折の経験を書いた『ヒキコモリ漂流記』はベストセラーになりました。ユーモラスで軽快な語り口調には、多くの方が元気づけられています。
- 石井志昂さん
元・不登校当事者で、日本で唯一の不登校専門紙『不登校新聞』の代表を務められています。当日は温かな言葉から鋭いご指摘までいただいて、より深く不登校支援について考えていきます。
それぞれの異なる視点から、これからの不登校支援や子どもとの関わり方などについて考えていきます。
「子どもたちが安心して学べる場所をつくりたい」
「〝子どもに寄り添う〟〝支援する〟とは何かを考えたい」
「かつて学校で苦しんだ思いを子どもたちに味わわせたくない」
そんな思いをもつ方には必見の内容となっています。
「子どもが安心できる社会づくり」を考えることは、大人にとっても生きやすい世の中を考えるヒントになります。
オフライン(対面)参加限定特典!
イベントは参加しやすいようにオフライン(対面)とオンライン(Zoom)でハイブリッド開催します。
オフライン参加者で当日書籍をお持ち下さった方には、登壇者3名からサインがもらえるチャンスがございます。
トークイベントのあとには登壇者へ直接質問できる時間も設けておりますので、ぜひお気軽にお越しください。
●開催日時
2/5(日)14:00 - 16:00
●開催形態
ハイブリッド開催(オフライン&オンライン)
●登壇者
林千恵子(『すきまから見る』著者、教育支援センター職員)
石井志昂(『不登校新聞』代表)
山田ルイ53世(芸人・髭男爵)
●参加費
【オフライン(対面)】定員80名
書籍あり・・・2,500円(260円お得です!)
書籍なし・・・1,000円
【オンライン(Zoomウェビナー)】定員900名
書籍あり・・・2,300円(260円お得です!)
書籍なし・・・800円
●オフライン会場
KFC Hall 2nd(国際ファッションセンタービル内)
所在地 〒130-0015 東京都墨田区横網1-6-1
【お申込みは下記から】
https://www.toyokan.co.jp/products/2-5sukima-talkevents
【著者紹介】
林 千恵子
(はやし・ちえこ)
1967年東京生まれ。中・高教員免許(国語)、公認心理師、学校心理士、特別支援教育士の資格を有する。
中学校教員などを経て、教育支援センター(適応指導教室)の教育相談員として20年以上勤務する。その間に出会った不登校の子どもと保護者、教員はそれぞれのべ800人に及ぶ。
教育と心理学の間を行き来しながら、教科指導、相談、行事の企画運営等を行い、子どもの成長力を引き出す教育支援センターでの改革を目指してきた。
十数年前からは、教育支援センターの勤務と並行して公立小学校のスクールカウンセラーや巡回相談員も務め、教員や関係機関の研修講師、不登校親の会の世話役も行っている。
【書籍情報】
書 名:すきまから見る
著 者:林千恵子
判 型:四六判変形
頁 数:262
発売日:1月31日
価 格:1,760円(税10%)
ISBN:9784491050652
発行元:東洋館出版社
URL:https://www.toyokan.co.jp/products/5065
Amazon:https://amzn.asia/d/6Myyjvi
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