認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長・事務局長交代のお知らせ。ガバナンスや財務改善、組織開発を含む経営改革を推進する体制に
2023年10月27日(金)の理事会にて理事長・事務局長の交代が承認され、吉田真衣(理事)が理事長に、佐々木純徹が事務局長に就任いたしました。また、江角泰(理事)が理事長を補佐する筆頭常任理事に指名されたことを合わせてご報告いたします。
支援現場におけるマネジメント業務をはじめとする実務経験、組織開発を経験した人財で理事長・筆頭常任理事・事務局長を構成することによって、ガバナンスや財務の改善、組織開発を含む経営改革を推進します。これにより、組織が直面している課題(世界的な物価高騰・円安、公式ウェブサイトへの不正アクセスによる寄付受入停止などによる財務危機)を乗り越え「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」に向かって力強く歩みを進めて参ります。
記
ー新体制一覧ー
<理事長>
新任:吉田真衣(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 理事)
<筆頭常任理事>
新任:江角泰(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 理事)
<事務局長>
新任:佐々木純徹(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 国際運動推進部/グローバル人財育成事業マネージャー)
◯新理事長・吉田真衣よりご挨拶
世界情勢が大きく変化するなか、設立から24年目に入った当会も大きな変革期を迎えています。今後、こうした世界情勢に対応しながら、設立理念である「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」を目指すためには、ガバナンス・財務にける改革とチーム一丸となって理念を推進できる組織作りが大切であると考え、体制変更を実施いたしました。今後は、世界各地で志を共にする仲間とともに、現場事業で培った「支援」の経験を国内外における「啓発」・「政策提言」に活かし、「世界平和の実現」に向かって一層邁進して参ります。
プロフィール:吉田真衣(よしだ まい)
立命館大学国際関係研究科博士前期課程修了。アメリカン大学 School of International Service 在学中に南部アフリカに留学。先進国から途上国への支援のあり方に疑問を持ち、進路を模索する中でテラ・ルネッサンスと出会い、インターンとして活動を始める。大学院在学中は、ウガンダ北部における元子ども兵の移行期正義について研究。その後、民間企業勤務を経て、テラ・ルネッサンスに入職。海外事業国内担当、会計業務等を担当後、2015年より大槌復興刺し子プロジェクト(現大槌刺し子)事業部長、国際運動推進部長を経て、現在に至る。著書に『いとなみを取り戻す――大槌刺し子と学んだ、「ちょうどいい」を目指す働きかた』(英治出版)。
◯筆頭常任理事・江角泰よりご挨拶
頻発する自然災害や疫病の蔓延、世界的な政治や経済状況が大きく変化する中、テラ・ルネッサンスが人々の希望となれるように尽力していきたいと思います。「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」というビジョンを達成するために、新体制によって組織の基盤を整えるとともに、ご縁をいただいた世界中の多くの人たちとともに、テラ・ルネッサンスという運動体がよりダイナミックな活動ができるように、取り組んでまいります。
プロフィール:江角泰(えずみ たい)
2003年宮崎公立大学在学中、テラ・ルネッサンスのカンボジア・スタディツアーに参加。スタディ・ツアーに一緒に参加した仲間とともに、宮崎を中心に活動する市民団体、地雷ゼロ宮崎で、地雷問題を啓発するイベントや募金活動、講演などの活動を開始する。その後、立命館大学国際関係研究科博士課程前期課程に在学中、カンボジアの平和構築の研究をしながら、テラ・ルネッサンスで2年間のインターンシップを経験。2006年に卒業後、「ひとり一人に未来をつくる力がある」という言葉に感銘を受け、テラ・ルネッサンスの職員となり、2008年3月よりカンボジアに駐在。海外事業部アジア事業マネージャーとしてカンボジア、ラオスでの地雷・不発弾問題に取り組む事業の運営に携わる。
◯新事務局長・佐々木純徹よりご挨拶
テラ・ルネッサンスは大きな転換点に立っています。刻々と変わる世界の状況に応じて、「世界平和の実現」を目指すために大胆な変革が必要です。事務局はこの運動の中核を担う組織であり、ビジョンを実現するためには一人ひとりのスタッフの力を結集することが不可欠です。まずは、テラ・ルネッサンスが真の力を発揮できるよう、「組織の基盤」としての財務面や人事面を徹底的に見直し、健全な組織運営の体制を築きたいと思います。
プロフィール:佐々木純徹(ささき じゅんてつ)
立命館大学法学部卒業。元陸上自衛官(1等陸尉)。陸上自衛官時代(2015年)、南スーダン国連PKOミッション(UNMISS)のためウガンダ共和国、南スーダン共和国で勤務。その際、アフリカの「紛争と平和」の現状を目の当たりにし、国際協力、平和構築に強い関心を抱く。陸上自衛隊退職後、タイのマヒドン大学大学院での紛争の影響を受けた地域における人権・平和構築に関する研究を進める中で、ミャンマーにおける「子ども兵」の社会復帰の問題を専門に研究。アジア・アフリカの紛争の影響を受けた人々の自立支援を行うテラ・ルネッサンスの活動を知り、その理念と活動内容に感銘を受け、2020年7月からテラ・ルネッサンス佐賀事務所スタッフとして勤務開始。主に九州・佐賀県での啓発活動、グローバル人財育成事業、国際運動推進部の活動に従事している。
◯前理事長・小川真吾よりご挨拶
理事長に就任した2011年から現在に至るまで、活動予算は1億円から5億円となり、活動拠点は日本を含む世界9カ国にまで広がりました。皆さまからのご支援により組織が成長し、戦争や紛争の絶えない社会で多くの人々の命と暮らしを守るための活動ができたことを誇りに思います。今後は海外での支援にとどまらず、社会を根本的に変えるための啓発活動や政策提言活動にも注力していくため、この度の理事長の交代を決断いたしました。新しいテラ・ルネッサンスにぜひご期待ください。
認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日社会福祉顕彰、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」、第18回西日本国際財団アジア未来大賞、「第10回エクセレントNPO」課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
理事長:吉田 真衣
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
■ お問い合わせ(担当:テラ・ルネッサンス広報 小田) |
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