「Monoxer」を活用したウクライナ避難民3名が、日本語能力試験(JLPT)に合格

次回試験(2023年12月)に向けて、新たに115名のウクライナ避難民が学習を希望

モノグサ株式会社

モノグサ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)は、2022年よりウクライナ避難民に向けて、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を通した無償の日本語学習機会を提供しています。
これまで200名以上のウクライナ避難民の方に学習され、この度3名の学習者が2023年7月の日本語能力試験(JLPT)に合格(N5、N4、N3で1名ずつ)した旨をお知らせします。
今回の結果を通して、2023年12月の日本語能力試験に向けて新たに115名のウクライナ避難民の方へMonoxerを通した学習機会を届ける運びとなりました。
  • ウクライナ避難民への日本語学習機会を無償提供する背景


ウクライナ避難民の方々が日本での生活基盤を築く上では、日本語習得は必須事項となります。

モノグサでは、2022年9月よりウクライナ人学生アルバイトの方を雇用しています。これは、Monoxerを通したウクライナ避難民に向けた日本語学習機会の無償提供にあたり、より良質なコンテンツの提供と適切な学習機会提供を目的としています。

現状ではMonoxerを通して、ひらがな、カタカナ、漢字の手書き学習、語彙や文法などの学習ができるようになっており、36個のBook(問題集)を作成しました。

また、学習を希望しているウクライナ避難民の方がスムーズにMonoxerを活用できるように学生アルバイトの方には活用方法の説明に関してもサポートをしていただいています。定期的に学習希望者に向けた説明会も開催しています。


  • 日本語能力試験の合格に向けて、Monoxerを活用した学習体制を構築

2023年7月の日本語能力試験に向けて、受験を希望するウクライナ避難民の学習者を対象に「JLPT学習クラス」を設けました。Monoxer上の学習コンテンツは、ウクライナ人学生アルバイトの方が、独自の対策問題を作成しました。

学習者は「学習計画機能」を活用しながら学習に取り組みました。学習計画機能を活用することにより、憶えたい事項の期間を設定するだけで日次の学習計画を自動設計してくれます。これによって、学習者は効果的に学習に取り組むことができます。

今回は、Monoxerの学習を通して、N5、N4、N3で1名ずつの3名の方が日本語能力試験に合格しました。

今回の結果を通して、2023年12月の日本語能力試験に向けて、新たに115名の方より「JLPT学習クラス」所属の希望をいただきました。より多くのウクライナ避難民の方に効果的な日本語学習機会を届けるために、より良い学習環境の構築を目指します。

モノグサは「記憶を日常に。」をミッションとし、バリューの1つには「人類への奉仕」を掲げ、全世界の人々の記憶体験をより良いものにすることを目指しています。

この度、厳しい状況に直面するウクライナ避難民の方々への学習の機会を通した支援活動を行うとともに、一日も早い事態の収束を願っています。


  • 日本語能力試験に合格したウクライナ避難民のコメント

ビクトリアさん (日本語能力試験N3合格者)


今回は2回目の受験でした。N3を受けました。今回は初めて出会った問題が多くて、以前よりも難しかったです。あらためて、合格してよかったと思います。

ウクライナ語で日本語を勉強できるオンラインツールはあまりなくて、Monoxerはクオリティが高いと思います。個人的にはMonoxerで好きな機能などがいくつかあります。デザイン、定期的なアップデート、面白い材料・語彙・漢字がある問題集。各級のレベルの問題があることもいいと思います。

最後に、マックスさん(ウクライナ避難民の方へMonoxerを通した学習機会を提供している学生アルバイト)についてもお礼を言いたいです。問い合わせをすると、いつも早急に対応してくれます。応援やユーザー向けのサポートをしてくれて、いつも質問できる環境を作ってくれるのは素晴らしいと思います。

次回、Monoxerをもっと使って、定期的にテストの勉強をするつもりです。


リュドミラさん (日本語能力試験N5合格者)


日々の生活が忙しかったので、学習を開始したのは受験前ぎりぎりのタイミングでした。

無事、N5に合格しました。Monoxerを活用することで、自分の能力や知識不足などが評価ができて、苦手な部分に取り組むことができました。

活用していた時間は通勤中、起きた時、寝る前のみでした。そのような使い方でも勉強できて、記憶はちゃんと定着していました。心の準備ができたことも良かったです。


  • 日本語能力試験(JLPT)について

日本語能力試験は、国際交流基金と日本国際教育協会(現日本国際教育支援協会)が1984 年に開始しました。2011年の受験者数は全世界で約61万人で、世界最大規模の日本語の試験となっています。

日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験で、N1からN5まで5つのレベルがあります。

日本語の文字や語彙、文法についてどのぐらい知っているか、ということだけでなく、その知識を利用してコミュニケーション上の課題を遂行できるか、を「言語知識」、「読解」、「聴解」という3つの要素により、総合的に日本語のコミュニケーション能力を測っています。日本語能力試験の認定には、学校での単位・卒業資格認定や、企業での優遇、社会的な資格認定などの様々な効果があります。


  • 「モノグサ株式会社」について


モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。

記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。

人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。

一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。

その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。

もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。

つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。

モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。


【モノグサ株式会社】

本社   : 〒102-0072 千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル7階

設立   : 2016年8月10日

代表者  : 代表取締役CEO 竹内 孝太朗、代表取締役CTO 畔柳 圭佑

事業内容 : 記憶のプラットフォーム 「Monoxer」 の開発と運営

U R L   : https://corp.monoxer.com/

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会社概要

モノグサ株式会社

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URL
http://corp.monoxer.com/
業種
情報通信
本社所在地
千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル7階
電話番号
-
代表者名
竹内孝太朗/畔柳圭佑
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年08月