HPE、データのライフサイクル管理の変革を促進するHPE Alletraポートフォリオの拡充による新しいファイル、ブロック、およびデータ保護サービスを発表
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社:東京都江東区、代表執行役員社長:望月 弘一)は本日、データのサイロ化や複雑さの解消、コスト低減、パフォーマンスの向上を支援する、新しいファイル、ブロック、ディザスタおよびバックアップと復旧サービスを発表します。新しいファイルストレージデータサービスは、データ集約型のワークロードの処理に対し、スケールアウトおよびエンタープライズグレードのパフォーマンスを提供し、拡充したブロックサービスは、中規模程度のコストでありながら、ミッションクリティカルなストレージを提供します。
新しいファイルおよびブロックサービスは、HPE Alletra Storage MP(MP=マルチプロトコル)の柔軟なアーキテクチャを基盤とし、クラウドコンソールであるData Services Cloud Console( https://www.hpe.com/jp/ja/storage/data-services-cloud-console.html )を通じてハイブリッドクラウド全体にわたる、あらゆるタイプのデータを一元的に保存、管理、保護することを可能にします。新しいデータサービスは、直感的なクラウド操作エクスペリエンスを実現することで、データライフサイクル管理の変革に寄与し、洞察の時代における成功を推進します。
HPE Storage担当SVP兼GMのトム・ブラック(Tom Black)は次のように述べています。
「データの管理においてお客様は、かつてない課題に直面しています。データ量の急激な増大にともなって管理の複雑さが増しており、多くの組織がサイロ化されたストレージソリューションの高価な組み合わせで、すべてを管理することを余儀なくされています。お客様がイノベーションの加速とビジネス成果の向上に注力するための、ストレージ新製品HPE AlletraおよびHPE GreenLakeデータサービスの拡充をすることにより、より容易かつ経済的に多様なデータ、ストレージプロトコル、ワークロードを管理することを可能にします」
組織はその規模に関わらず、データ管理のコストと複雑さを抑えながら、データを活用してより良い成果を上げようとしています。一方で、世界で生成されるデータ量は、2026年までに倍増(*1)すると予想されています。ところが、多様なワークロードやデータプロトコルが混在しているため、それぞれに異なるサポートや管理システムが必要で、ビジネスの遂行に不可欠なデータのバックアップ、保護、復旧が大きな課題になっています。
このようなデータライフサイクルの悪夢ともいえる状況の解消を支援するため、HPEはブロックストアまたはファイルストア用に構成可能なモジュール型の新しいストレージソリューションを投入します。HPE Alletra Storage MPは、パフォーマンスと容量を独立して拡張できる複数のストレージプロトコルを同一ハードウェア上に搭載した、分離型インフラストラクチャをサポートします。ワークロードやストレージプロトコルに関係なく、データとストレージサービスを展開、管理、オーケストレーション(編成)できる統合されたクラウドプラットフォームを利用できるメリットがあります。HPE Alletra Storage MPの柔軟性は、投資保護を強化しながら、優れた価格性能比を実現し、同じハードウェア上でインフラをコスト効率良く拡張することを可能にします。また、AIOpsによる直感的なクラウドエクスペリエンスを提供するため、ストレージに関する専門的なスキルを備えていなくてもプロビジョニングや管理を行うことができます。
HPE GreenLakeでファイルストレージ市場に参入し、ブロックストレージを拡充
HPE Alletra Storage MPの柔軟なアーキテクチャを基盤とするHPEのファイルおよびブロックストレージ用のソフトウェアは、HPE GreenLakeを通じて利用することができます。Data Services Cloud Consoleを通じて、一元的にファイルおよびブロックデータサービスを編成、管理できるため、データの力を活かして、イノベーションを発揮し、競争優位性を高めることができます。
HPE GreenLake for File Storageは、スケールアウト型のサービスを提供します。毎秒数百ギガバイト(*2)のスループットを実現する大規模データの処理能力により、データ集約的なワークロードの高速化を実現します。HPE GreenLakeのクラウドエクスペリエンスとVAST Dataソフトウェアを統合し、エクサバイト規模のデータに対応した信頼性に優れたファイルサービスを確立します。
アゴダ社のCTOであるアイダン・ザルツベルク(Idan Zalzberg)氏は次のように述べています。
「アゴダでは、お客様情報と旅行業者のデータが最も重要な資産です。弊社の成長に合わせて、パフォーマンスと容量を簡単に拡張できるデータプラットフォームを必要としています。アゴダでは、タスクに最適なテクノロジーを使用することを大切にしてきました。HPE GreenLakeとVAST Dataテクノロジーの組み合わせは非常に理にかなっており、HPE GreenLake for File Storageが今後何年にもわたってクラス最高のパフォーマンスを提供することを期待しています」
HPE GreenLake for Block Storageは、ミッションクリティカルストレージの可用性、パフォーマンス、拡張性をミッドレンジの経済性で提供するために拡充します。新しいHPE GreenLake for Block Storageは、100%のデータ可用性を保証する業界初の分離型、スケールアウト型のブロックストレージです。価格性能比が向上したHPE GreenLake for Block Storageは、ミッションクリティカルなアプリケーションや 混在ワークロードのSLA(サービスレベル合意)を満たすために設計された常時接続、常時高速のアーキテクチャで、お客様を支援します。HPE Alletra Storage MPは、初期投資型で提供するストレージで、HPE GreenLake for Block Storageサブスクリプションサービスで利用することができます。
ダラス・カウボーイズのエンタープライズシステムズマネージャーであるエバン・スケーツ(Evan Scates)氏は次のように述べています。
「イノベーションは私たちのブランドの柱の1つです。HPEがハイブリッドクラウドのビジョンで最前線に立ち、クラウドの運用エクスペリエンスをオンプレミスで実現したことを高く評価しています。私たちは長年HPEを利用していますが、新しいHPE GreenLake for Block Storageが提供するシンプルな管理、効率的なスケール、高いパフォーマンスは、私たちのIT運用とお客様の体験にさらに大きな価値をもたらすと信じています」
シームレスで統合されたハイブリッドクラウドデータ保護
HPE GreenLakeは、一元化されたディザスタおよびバックアップ復旧のアプローチをサポートします。
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HPE GreenLake for Disaster Recovery:継続的なデータ保護によりデータの損失とダウンタイム抑止、そしてスケーラブルなSaaSプラットフォームを、従量課金制で利用できます。Zertoテクノロジーで構築されたHPE GreenLake for Disaster Recoveryは、様々なVMに対応し、障害が発生した際は、迅速かつ柔軟な復旧を一元化されたシンプルで、自動化されたオーケストレーションのエクスペリエンスで実現します。
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HPE GreenLake for Backup and Recovery:プライベートクラウドとパブリッククラウドにおけるワークロードの統合管理および単一のデータカタログにより、オンプレミスおよびクラウドのワークロードを容易かつ効率的に保護します。また、ポリシーベースのオーケストレーション、卓越したストレージ効率を実現し、完全なSaaSソリューションとして従量課金制で利用することができます。
HPE Servicesが提供するデータサービスの設計と戦略、展開、管理サービスを利用して、データ・ファースト・モダナイゼーション戦略の強化と秀逸なお客様体験の提供を促進することができます。
提供時期
HPE GreenLake for File StorageおよびHPE GreenLake for Block Storageは、2023年6月1日より受注を開始します。
HPE GreenLake for Disaster Recoveryは、2023年下半期に受注開始を予定しています。
HPE GreenLake for Backup and Recoveryは、すでに提供しています。
製品の詳細
HPE Alletra Storage:https://www.hpe.com/jp/ja/hpe-alletra.html
HPE GreenLake for Block Storage:https://www.hpe.com/jp/block-storage-service
HPE GreenLake for File Storage:https://www.hpe.com/jp/file-storage
HPE GreenLake for Backup and Recovery:https://www.hpe.com/jp/backup-and-recovery-service
HPE GreenLake for Disaster Recovery:https://www.hpe.com/jp/disaster-recovery
注記
*1 Worldwide IDC Global DataSphere Forecast, 2022-2026: Enterprise Organizations Driving Most of the Data Growth (IDC #US49018922, May 2022)
*2 エンクロージャーごとの読み取り性能は特性評価され、認定されています。データおよびコンピュートエンクロージャーのスケーリングにより、数百ギガバイト/秒以上のスループットを達成することができます。
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
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【お客様からのお問い合わせ先】
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186 または03-5749-8279
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/
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