佐渡市公式の単発仕事探しサイト「さどマッチボックス」が働きにくさを感じる若者に向けた求人の採用手数料などを無料に
~自治体公式のスポットワークシステムを活用し、地域の福祉をサポート~
株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ 本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社⻑:佐藤 洋彰、以下当社)がシステムを提供し、新潟県佐渡市(市長:渡辺竜五)が運営する自治体公式就業プラットフォーム「さどマッチボックス」が、働きにくさを感じる若者の就労支援に賛同する佐渡市内の事業者に対し、就職や社会復帰に向けた一歩となる求人の採用手数料などを無料にする取組みを開始しました。
「さどマッチボックス」は、佐渡市子ども若者相談センター(以下、こわかセンター)と協力し、働くことに困難さを感じている人と、そのような人の就労を支援する企業を結ぶサポート事業の一環として、地域の福祉をサポートしています。
「働きにくさを感じる若者支援 マッチングモデル事業」
詳細:https://pr.matchbox.jp/niigata/sado/kowaka

■「多様で柔軟な働き方で、より多くの人が活躍できる社会」をめざす
「さどマッチボックス」は、雇用機会の拡充とサスティナブルな就労環境の実現を目的に、2023年6月に佐渡市が開設した自治体公式のスポットワークプラットフォームです。
宿泊業、飲食業、農業、建設業など幅広い分野の地域密着型の求人と、子育て・介護中の方、高齢者、学生など、多様なライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を希望する地元住民を、地域内で効率的にマッチングしています。市内の「眠れる労働力」の掘り起すことで、地元企業の働き手不足の解消および、それに伴う地元企業や地域コミュニティの活性化そして「多様で柔軟な働き方で、より多くの人が活躍できる社会」をめざしています。
2025年1月末時点で、170を超える事業所と2,300名を超える働き手が登録しており、6,200件以上の採用実績があります。「さどマッチボックス」は今後も、地域課題である人口減少や働き手不足への対応策として、多様な働き方を支援しながら、市内の雇用機会拡大に貢献していきます。

■「さどマッチボックス」が事業者、就労希望者、こわかセンターの課題に貢献
佐渡市では、これまでも働きにくさを感じる若者の就労支援に注力してきました。一方、従来の就労支援の方法では、事業者、働き手、こわかセンターがそれぞれ以下のような三者三様の課題を抱えていました。

事業者 |
地域社会に貢献したいが、単発で雇用する際には煩雑な労務処理や法令順守など、様々なことを考慮する必要があり、手軽に求人を募集できない… |
就労希望者 |
体調やメンタル面から、長時間就労や固定シフトなどの働き方は難しい… |
こわかセンター |
事業者と就労希望者の日程調整業務や効率性に課題… |
「さどマッチボックス」を活用することで、事業者は登録するだけで簡単に求人を掲載することができるだけでなく、募集から給与支払いまでのすべての労務管理はシステム上で一元管理され、複雑な処理も自動的に行われるようになります。そのため、労務リスクや業務の負担を最小限に抑えて福祉活動に参画することが可能となりました。
就業希望者は、掲載されている求人に対し1日・数時間単位で時間を指定して応募できるため、体調に不安がある場合も柔軟に就業時間を選択することができます。
また、自治体が主導する取組みであるため、事業者、就業希望者の両者とも安心して利用できる点が、この取り組みの大きな特徴です。
従来の支援方法で効率性に課題を感じていたこわかセンターは、事業者と就業希望者に「さどマッチボックス」への登録を案内することで、システム上でマッチングや連絡などをしてもらうことが可能となりました。

■取組みに賛同し、求人を掲載している事業者の声
「さどマッチボックス」に実際に掲示される求人の内容としては「飲食店のホール業務」「割り箸の袋詰め作業」「草刈り」など様々な業務があり、実際に就業希望者を受け入れた事業者からは、次のような声をいただいております。
リカー&フード庄司屋商店 様
こわかセンターの担当者様と信頼関係があるので、いつも安心して受け入れができました。仕事内容や時間帯を考慮しました。庄司屋で働くことがきっかけで次のステップになれば嬉しいです。佐渡はもっともっと若い方の力が必要です。1歩勇気を出して外に出て、これからの佐渡の力になっていってもらいたいです。
鮨 長三郎 様
どのような仕事内容をお願いするか、どのくらいの仕事量が良いのかは迷いましたが、従業員が柔軟に対応してくれました。就職や社会復帰のきっかけになればと思って受け入れを決めたので、長く来て頂けて嬉しく感じています。
■自治体が公式スポットワークを運用することで様々な課題に対応可能
地方自治体が地域独自の「マッチボックス」を開設すると、地域住民への就業機会の最大化と地元企業の働き手の確保を実現できます。また、それぞれの自治体に合わせた独自の就労プラットフォームを構築できるため、「さどマッチボックス」が佐渡市の福祉事業をサポートしたように、自治体毎に異なる施策や課題に対応させていくことが可能です。
地方自治体が主導となりスポットワークを推進していくべき理由として、次の点があげられます。
コンプライアンスを徹底した安心安全な就労環境を提供できる
自治体主導のスポットワーク推進は、仕事(求人)の信頼性が担保され、利用者が安心して求人に応募できる点が特徴です。「マッチボックス」では、働き手が安心して応募できるよう、登録するすべての事業者に与信調査を行なっていますが、加えて自治体の目を通すことで、応募者がより一層安心して就業できる求人のみ掲載される仕組みとなっています。
また、「マッチボックス」には「休業手当や割増賃金の自動計算・支払い」「勤務状況に応じた税区分の自動変更」など、独自の特許技術を活用した労働者保護につながる機能を多数搭載しています。これにより、事業者の利便性と働き手が安心して応募できる環境の整備を両立しています。

地域に根ざした求人掲載による地域コミュニティの構築と交流人口の創出が可能に
自治体公式のマッチボックスは地域限定の求人のみが掲載されているほか、自治体によるサポートがあるため、高齢者やスポットワーク未経験者が多い地方においても、地元住民が利用しやすい仕組みとなっています。また、地元住民が働き手となることで、スポットワークとして短期の雇用需要を満たせるだけでなく、定期的なリピート利用や正規採用などの長期的な雇用にもつながりやすくなります。
自治体公式マッチボックスの活用により、地元住民の柔軟な働き方を支援できるだけでなく、スポットワークを通した地域コミュニティの構築、ひいては地域企業の永続的な人手不足解消が期待できます。県外からの利用者による勤務実績もあり交流人口の創出につなげていくことも可能です。
私たちマッチボックステクノロジーズは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、雇用側の金銭的・人的コストの効率化および、あらゆる人が安心して柔軟に働ける社会の実現をめざしています。今後も、地方自治体との連携を通し、地方の人材課題の解決に貢献してまいります。
以上
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング®︎型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスを目指しております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp
「Matchbox Technologies」について
私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現を目指し、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年より、スポットワークの管理内製化Saas「matchbox」の展開を開始し、これまでに7,432の事業所に導入。また、新潟県や大阪府をはじめとする8県13自治体に、自治体公式就労プラットフォームとして導入いただいています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に30件以上出願しており、基本特許を含む14件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。
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