アイシンの「ReGoMe（リゴミー）」、愛知県小牧市で運用開始

カーナビ開発で培ったコア技術を活用した、社会課題解決型のごみ収集DXサービス

　株式会社アイシン（本社：愛知県刈谷市　社長：吉田 守孝）の、ごみ収集DXサービス「ReGoMe（リゴミー）」は、愛知県小牧市の粗大ごみ収集受付業務委託を受託し、1月6日から運用を開始しました。愛知県日進市、愛知県岡崎市に続く、自治体での運用となります。

　ごみ収集業務は、若年層の定着率の低さや熟練者の高齢化、さらには「2024年問題」による物流業界全体の人手不足といった問題に直面しています。また、多くの自治体や委託業者は、紙の地図や電話、紙を使った伝達手段などのアナログな方法で運営しており、多くの工数や紙資源を要しています。さらに、住民が粗大ごみの収集を申し込む際、多くの自治体では電話や紙での申し込み手段しかなく、受付時間も限られているという不便さがありました。

　「ReGoMe」は、カーナビゲーション開発で培った位置情報プラットフォームを活用し、ごみ収集管理業務を効率化するクラウドシステムです。従来、紙の地図で管理していたごみステーションをデジタルマップ上に移行し、正確な位置情報の把握や収集ルートの自動生成、ドライバーへの経路案内と収集結果のリアルタイムでのクラウド管理が可能となります。さらに、自治体や委託業者へヒアリングを実施するだけでなく、現地へ出向き実態把握や困りごとの把握をし、真に理解した上で開発を進めることで、各自治体ごとのニーズに柔軟に対応しながらサービスを構築することができます。

　私たちアイシンはごみ収集を物流のひとつと捉え、物流支援を通じてごみ収集業務のデジタル化による業務効率化と負担低減を推進し、自治体・委託業者、地域住民にとって便利で住みやすい街づくりに貢献することをめざしています。

■ごみ収集DXサービス「ReGoMe」のメリット
①地域住民・自治体、収集業者それぞれに適した３つのアプリを備え、ごみ収集の全工程をスムーズに完結。
②粗大ごみのWEB受付では、マップ上での詳細位置指定が可能。これにより、収集時の迷いや漏れを防止。
③交通状況に応じたルート案内と収集結果のリアルタイムなクラウド管理により、誰でも効率的な収集作業が可能。


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