「チョーケシにしたいこと大賞2023」&2023年の「今年の妖怪」を発表
妖怪の仕業⁉今年の世相を表す悲痛な体験談をもとに妖怪画家が今年の妖怪「皿童」&「万鈴」を発表
大賞を受賞した1名様には、館長で妖怪画家の柳生忠平が生み出した「今年の妖怪」色紙と小豆島の特産品をプレゼント。また、チョーケシ兄やん賞として、妖怪美術館の1stアルバム「チョーケシのうた」を3名様に、さらに抽選で3名様に小豆島の特産品をプレゼントします。
▼「チョーケシにしたいこと大賞2023」詳細(妖怪美術館note)
https://yokai-museum.note.jp/n/na145c46a452f
【大賞に選ばれたエピソード】
初めての飲食のアルバイトで忘れもしない1月2日、お客様がいる前で小さいお皿が60枚乗ったお盆を落としたこと。年始で張り切っていこうとした矢先だったので頭が真っ白になった。
■受賞理由と背景
今年、新型コロナウイルスが「5類」移行したことで、外食産業には一気に客足が戻ってきました。ですがその一方で、手放しで喜べない事情もありました。それは、急に忙しくなり、人手不足が叫ばれたこと。
帝国データバンクの調査(https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p231103.pdf)によれば(2023年10月時点における全業種の従業員の過不足状況について)正社員が「不足」と感じている企業は半数を超えました。さらに、飲食店では8割以上が非正社員の人手不足と感じていたようです。このような状況になると、お店では様々なトラブルが起きることが容易に想像できます。今回大賞に選ばれたエピソードはまさにこうした世相をあらわすインパクトのあるものでした。
初めての飲食のアルバイトで、お皿を60枚もお盆に乗せて運ぶという、初心者には相当難しそうな場面。張り切って仕事をはじめた矢先の失敗。そして、これは日本全国あらゆる飲食店で、これまでにも増して多発していたのではないか、と考えられます。まさに今年の飲食店の状況を象徴するようなエピソードです。
ぜひ、これらをチョーケシにしたい、そんな想いも込めて2023年のチョーケシにしたいこと大賞に選ばせていただきました。
■「今年の妖怪2023」は「皿童(サラワラシ」と「万鈴(バリン)」
「チョーケシにしたいこと大賞」に選ばれたエピソードをもとに、今年も新たな妖怪が生み出されました。その名も「皿童(サラワラシ)」&「万鈴(バリン)」。飲食店でお皿を割ってしまったら、皿童の仕業と考えることで、少しだけ心を軽くしてくれます。さらに、お店に響き渡る「バリン!」という音そのものが妖怪となり、あらゆる方向にたくさん飛んでいく様が描かれています。「万鈴」は邪気を払う良い妖怪です。
【妖怪画家(妖怪美術館館長)柳生忠平コメント】
大賞のエピソードは、お正月早々から大きな失敗をしてしまった!というのが胸に刺さりました。かなり大きな音が響いてお客様だけでなく自分も相当びっくりしたことでしょう。ただ、「音」は邪気を払うとも言われています。神社で柏手(かしわで)を打つとか鈴を鳴らすのも魔除けのため。そこで、私は皿を割るという「皿童(サラワラシ)」という妖怪、割れるときに大きな音を響かせる「万鈴(バリン)」という妖怪を考えました。大きな音が鳴って邪気が払拭されることでまさに「帳消し」になったと考えていいでしょう。これからもお皿を割ってしまうことがあるかもしれませんが、この妖怪の仕業と考えてあまり悩まないでほしいと思います。そして、その音を聞いたお客さんは邪気が払われ福が訪れるかもしれないので。むしろ「ラッキー」と思ってもらえれば幸いです。
■「チョーケシにしたいこと大賞」「今年の妖怪」とは
昔から日本人は不可解なことや不条理なことがあると「妖怪のしわざ」と考えてきました。妖怪は平穏な日常を送るための「知恵」ともいえます。
妖怪美術館には館長・柳生忠平が創作した「チョーケシタワー」があります。これは、日本人が妖怪を生み出してきた民俗的な成り立ちになぞらえた参加型のアート作品です。ここに帳消しにしたい出来事を絵馬に書いて掛けると帳消しにしてくれるご利益があるといわれており、これまで多くの来館者に絵馬を掛けていただいておりますが、これらが新たな妖怪を生み出す源泉ともなっています。
特に年の瀬では「チョーケシにしたいこと大賞」として、今年の帳消しにしたいことを絵馬だけでなくネットやSNSを通じて幅広く募集。ご応募いただいたエピソードは、妖怪美術館のSNSなどで紹介するほか、チョーケシ祈願させていただくと同時に、「今年の妖怪」として妖怪画家・柳生忠平が新たな妖怪を生み出します。
■「チョーケシにしたいこと大賞2023」募集要項
昔から日本人は不条理な出来事を「妖怪のせい」にして日々を平穏に暮らしました。この一年のチョーケシにしたい出来事を広く募集し、帳消しにすることで清々しく新年を迎えてもらう投稿キャンペーンです。
・応募期間:2023年11月11日(土)〜2023年2023年12月15日(金)
・大賞発表:2023年12月21日(水)小豆島・大師市会場
・プレゼント:
■大賞[1名様]:館長柳生忠平の妖怪色紙、小豆島の特産品
■チョーケシ兄やん賞[3名様]:「チョーケシのうた」CD
■さらに抽選で[3名様]:小豆島の特産品
・主催:妖怪美術館・協力:小豆島ヘルシーランド株式会社
■チョーケシ絵馬SNS
妖怪美術館のチョーケシタワーにかけられた絵馬を紹介するSNSです。
Instagram @chokeshiema https://www.instagram.com/chokeshiema
■柳生忠平のライブペイント
「霜月大師市」にて妖怪画家(妖怪美術館館長)の柳生忠平がライブペイントで描いた絵は、戦争などの争いごとがなくなるようにと幸せを願って「仲良双龍」と名付けました。古民具の戸板に描いたこの絵は12/25(月)~2024年1月14日(日)妖怪美術館にて展示します。
【妖怪美術館とは】
香川県・小豆島の迷路のまちで800体をこえる妖怪造形作品を展示する美術館。まちの中に点在する4つの古民家をスマホガイドアプリを使いながらめぐる。妖怪の起源から現代の妖怪まで「妖怪造形大賞」に応募された800体を超える作品を展示・保管しています。「妖怪を世界へ」私たちは「妖怪(=Yokai)を「もったいない」と同じような世界語にしたいと考えています。館長は小豆島生まれの妖怪画家・柳生忠平。
妖怪美術館
香川県小豆郡土庄町甲398
0879-62-0221
mail@meipam.net
【小豆島ヘルシーランド株式会社とは】
瀬戸内・小豆島で、オリーブの栽培や研究、化粧品や食品の開発・製造、通信販売などを行うMeiPAM 小豆島・迷路のまちアートプロジェクトの共同運営。地域活性化事業の企画・推進・運営。
社名:小豆島ヘルシーランド株式会社
所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1
代表取締役社長:柳生敏宏
設立:1985年
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