FPTと三島光産は、AIを活用した次世代製造基盤構築の協業に合意

FPTと三島光産は、AIを活用した次世代製造基盤構築に向けた基本合意書を締結し、両社による協業を本格始動することをお知らせします。

FPTジャパンホールディングス株式会社

FPTコーポレーションはFPTソフトウェアジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ド・ヴァン・カック(Do Van Khac)、以下 FPT)を通じて、三島光産株式会社(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:三島 秀夫、以下 三島光産)と、AI・クラウド・ロボティクス技術を活用した次世代製造基盤の共同開発およびグローバル展開に関する基本合意書を締結しました。本締結は、これまで両社が協力して開発を進めてきた「MK Solution Cloud」および「AI Mentor」プロジェクトをさらに発展・加速させ、製造業におけるAI実装の社会的価値を高めることを目的としています。

締結式の様子(左から:三島光産 代表取締役社長 三島 秀夫、FPT 代表取締役社長 ド・ヴァン・カック)

背景

日本の製造業界は、2040年までに約1,100万人の労働力不足※1が予測されており、人材不足という深刻な課題に直面しています。加えて、AI導入率は先進国の中でも低水準※2に留まっており、現場での属人化や制御システム開発・人材育成の非効率性がイノベーションの障壁となっています。このような状況の打開を目指し、両社はAI・クラウド・ロボティクス技術を活用した新たな製造基盤の構築に取り組みます。三島光産が持つ製造現場の豊富な知見と、FPTの先進的なAI・クラウド技術を融合することで、持続可能な産業基盤の構築と安全・スマートな製造現場の実現を目指します。

※1:リクルートワークス研究所『未来予測2040 労働供給制約社会』                           https://recruit-holdings.com/ja/blog/post_20230926_0001/

※2:総務省2024年版「情報通信白書」

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/pdf/n1510000.pdf

戦略的提携の概要

本協業では、FPTのAI基盤「FPT AI Infrastructure」と三島光産のクラウド型産業プラットフォーム「MK Solution Cloud」を連携させ、主要なデジタルツールを統合します。クラウド技術の柔軟性と高いアクセシビリティにより、ローカル環境の構築が不要となり、多様なアプリケーションを一元的に運用できる次世代製造基盤の実現を目指します。

  1. 「FPT AI Infrastructure」の活用

    FPTが展開する「FPT AI Infrastructure」を活用し、グローバルなAI基盤構築を推進。現場の知見を高度化・システム化し、プロンプト設計や学習フローの整備など、実践的なAIの育成・活用モデルを確立します。

  2. 「MK Solution Cloud」の開発・運用

    クラウド環境による協調開発とAIを活用し、属人性を排除した制御システム開発を刷新。これにより、開発資産の再利用性向上や、現場の生産性・効率化を実現します。

  3. 「AI Mentor」による人材育成

    AIを活用した教育の標準化・効率化・多言語対応を推進し、従来のOJT型人材育成から脱却した新たな育成モデルを構築。短期間で即戦力となる人材育成を可能とし、現場力の底上げを図ります。

今後の展開

本協業により、制御システム開発・人材育成の生産性向上、標準化、効率化が期待されます。さらに、データ環境の整備や現場起点の実装、運用文化の定着を通じて、グローバル展開及びブランド確立を目指します。今後は、国内外の製造現場への展開を加速し、持続可能な産業基盤の構築に貢献してまいります。

関係者のコメント

三島光産株式会社 代表取締役社長 三島 秀夫

FPTの先進的なIT・AI技術を活用し、製造業の現場における教育時間の短縮や、ロボット導入および電気エンジニアリグ開発の大幅効率化を実現し、業界の中で先進的なポジションを目指します。今後もFPTとともに挑戦を続け、変化に翻弄されるのではなく、私たち自身が変化を創り出す存在となるべく、全力で取り組んでまいります。

FPTソフトウェアジャパン 代表取締役社長 兼 FPTソフトウェア シニアエグゼクティブバイスプレジデント ド・ヴァン・カック(Do Van Khac)[FPTグループ]

日本の製造業は、AI主導のイノベーションが生産性向上と競争力強化の鍵となる重要な局面にあります。FPTは、日本市場で長年培ってきた経験を活かし、この変革を推進することにコミットしています。今回の提携で、長年日本の製造業を支えてきた三島光産の知見と、FPTの先進的なAI、クラウド、エンジニアリングを融合し、企業の迅速な近代化を支援し、よりスマートで持続可能な次世代産業への進化に貢献してまいります。

三島光産について

社名:三島光産株式会社                                              本社所在地:福岡県北九州市八幡東区枝光二丁目1番15号                       ウェブサイト: https://www.mishimakosan.com/

三島光産の現在の事業領域は、鉄鋼、化学をはじめ、液晶、半導体、自動車、医療、宇宙に至る幅広いフィールドにわたっております。高度な技術および技術者を保有し、グループ会社を海外に4拠点、国内に7社、従業員約2,700名を擁する中堅企業に成長することができております。国際的視野を広げることを含め、変化に柔軟に対応することが非常に大事であり、弊社の強みを一歩一歩確実に伸ばしていくと同時に、技術開発に挑戦し続けることにより、お客様との信頼をさらに深めてまいります。

FPTソフトウェアジャパンについて

社名:FPTソフトウェアジャパン株式会社                                             本社所在地:東京都港区三田三丁目5番19号 住友不動産東京三田ガーデンタワー33階                      ウェブサイト: https://fptsoftware.jp/about-us/fpt-software-japan

FPTソフトウェアジャパンは、ベトナムのICTリーディングカンパニーであるFPTグループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社の子会社です。コンサルティングから開発、運用保守に至るエンドツーエンドサービスの提供を担う事業会社として2018年に設立されました。ベトナムの豊富なリソースと多様な先進技術、世界標準の開発プロセスを活かし、競争力のある価格と高品位を両立させた、付加価値の高いサービスを提供します。

関連リンク                                                       FPT、NVIDIA H200 Tensorコア GPUクラウドサービスの先行予約を開始し、日本におけるAI開発を加速させるFPT AI Factoryを開設                                  https://fptsoftware.jp/newsroom/news-and-press-release/press-release/20241113

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会社概要

URL
https://fptsoftware.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー 33F
電話番号
03-6634-6868
代表者名
ド・ヴァン・カック
上場
未上場
資本金
3億円
設立
2005年11月