第27回日本病態栄養学会年次学術集会 (京都)にて築野グループが1題発表します。
当社は米ぬかを高度有効利用することを目標とし、こめ油事業・ファインケミカル事業・オレオケミカル事業を展開しております。学会では、当社が開発製造する米ぬか由来の水溶性抽出物であるRICEO-EXの脂質吸収抑制効果について、物性試験やヒト試験の結果を報告します。
第27回日本病態栄養学会年次学術集会
日本病態栄養学会は糖尿病や高脂血症をはじめとする慢性疾患の患者を対象にして、その栄養療法、栄養素による遺伝子発現機構などの色々な分野を含めた疾患の病態研究や新たな栄養療法の開発、実践への貢献を意図して設立されました。第27回総会・学術大会は2024年(令和6年)1月26日(金)、27日(土)、1月28日(日)の3日間、国立京都国際会館 (京都市左京区宝ヶ池)にて開催されます。【学術大会長】幣 憲一郎(京都大学医学部附属病院/武庫川女子大学)
発表演題
演題番号 O-234 米糠抽出物RICEO-EXによる中性脂肪吸収抑制効果
昨今、脂質の摂りすぎによる生活習慣病等への対策が注目されています。本大会では、米ぬか由来水溶性画分の素材製品であるRICEO-EXについて、中性脂肪吸収抑制効果に着目し、胆汁酸ミセルの形成・崩壊による中性脂肪の小腸への吸収を模倣した胆汁酸ミセル安定化試験、さらに、高脂肪負荷ヒト試験にて検証しました。ミセル安定化試験では、中性脂肪吸収抑制作用が報告されている難消化性デキストリンよりもRICEO-EXで著しく胆汁酸ミセルの崩壊が防がれ、RICEO-EXに強い中性脂肪吸収抑制作用があることが確認されました。加えて、ヒト試験では、食事とRICEO-EXの同時摂取により、食後血中中性脂質濃度の上昇を抑制する可能性が確認されました。
RICEO-EXは中性脂肪吸収を抑制することが示唆され、脂質の摂り過ぎに起因する生活習慣病等へアプローチ可能な食品素材であることを確認いたしました。
【築野グループ株式会社の事業概要】
わたしたちは、古来健康と美のシンボルとして親しまれてきた“米ぬか”の高度有効利用を推し進め、「こめ油製造事業」「ファインケミカル事業」「オレオケミカル事業」の3つの事業を展開しています。
設 立: 昭和22年2月1日
代表者:代表取締役社長 築野富美
U R L :https://www.tsuno.co.jp/
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