応用地質のMNADソリューションがNETIS登録
~重金属含有掘削土の盛土処理における環境監視技術で合理的な課題解決~
応用地質株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:天野 洋文、以下、当社) は、自然由来の重金属含有掘削土の盛土処理における環境影響監視技術「MNADソリューション」が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことをお知らせいたします。

NETIS 登録番号 |
KT-250019 |
技術名称 |
重金属含有掘削土の盛土処理における環境影響監視技術「MNADソリューション」 |
アブストラクト |
本技術は、掘削ずりに対する移流分散解析と原位置モニタリングによる自然由来重金属対策で、従来は地下水モニタリングで対応していた。本技術の活用により、異常検知を早めることができ、安全性の向上が図られる。 |
掲載先 |
NETIS 新技術情報提供システム https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-250019%20 |

背景
当社は建設工事で発生する、重金属を含む掘削土の安全・安心な恒久管理を目指し、自然由来重金属の物質挙動および環境変化とその測定に関する研究を2021年より産学コンソーシアムの協力のもと進めてまいりました。
従来工法に比べ、原位置モニタリングにより異常検知を早めることができ、情報取得回数の向上が図られることなどから、2025年7月22日に国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されました。
技術内容
総水銀・六価クロムを除く自然由来重金属等を含む堆積岩に対し、移流分散解析により敷地境界での地下水の基準適合を事前確認 (無処理でも周辺環境への影響が小さいと評価) された場合に適用可能なソリューションです。
施工中の盛土内部にセンサーを埋設し、盛土内の環境が安定していることをモニタリングすることで盛土内部の環境変化をリアルタイムに確認できるため、「無処理での重金属処理」の安全・安心が担保されます。
本ソリューションの適用により、大幅なコスト削減が実現するとともに、従来工法と比較してCO2排出削減にも貢献します。
<参考>自然由来の重金属対策、CO2排出削減貢献
今後の展開
当社は、NETIS 登録を通じ、本ソリューションをより広く普及させ、インフラ整備におけるDXの推進と重金属問題の合理的な解決に向けた取り組みを推進してまいります。
今後とも社会課題に対応したソリューションを提供し、皆さまの安全・安心の確保に貢献します。
応用地質株式会社 会社概要
応用地質株式会社は「人と地球の未来にベストアンサーを。」を経営ビジョンに掲げ、地球科学に基づく深い知見とデジタル技術のイノベーションを通じて、困難な課題の最適解を追求しています。これまで「地質工学の創造」を礎に、地質・地盤に関する専門知識を深め、社会基盤の整備や災害に強いまちづくり、環境保全に貢献してきました。自然災害の激甚化やインフラの老朽化といった課題が増大する中、私たちはすべてのステークホルダーと共に持続可能な社会の実現に向けて新たな価値を創造し続けます。
社名:応用地質株式会社
代表社名:代表取締役社長 天野洋文
設立:1957年 (昭和32年) 5月2日
資本金:161億7,460万円
所在地:東京都千代田区神田美土代町7番地
事業内容:
・道路・都市計画ならびに土木構造物及び建築構造物などの建設にともなう地盤の調査から設計・施工監理にいたるまでの一連の技術業務
・地すべり、崖崩れ、地震災害、風水害等の調査、自然災害リスクの調査、解析、予測、診断、評価から対策工にいたる技術業務
・環境保全・環境リスクの調査、解析、予測、診断、評価から対策工にいたる技術業務
・地盤・環境・災害情報等、地球に関する情報の収集、加工、販売
・各種の測定用機器・セキュリティ機器・ソフトウエア、システムの開発、製造、販売、リース、レンタル
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像