【2025年10月版 不動産マーケットレポート】『サナエノミクス』で不動産は変わるか? 住宅購入の人気駅ランキングは首都圏最大の再開発が進む品川が大きく上昇

TERASS

不動産仲介関連サービスを提供する株式会社 TERASS(東京都港区、代表取締役:江⼝亮介、以下TERASS)は、居住用・投資用不動産におけるマーケット動向をまとめた「TERASS Market Report」2025年10月版を公開しましたので、ぜひご覧ください。

【すべてのデータやトピックがご覧いただける資料はこちらから】

https://terass.com/marketreport

居住用不動産領域では中古マンションは需給均衡、新築戸建ては在庫数の減少が続く

居住用の中古マンション・新築戸建ての価格・在庫の推移(首都圏)

(出典:公益財団法人東日本不動産流通機構運営レインズタワーより当社グラフ作成)

【中古マンション】

中古マンションの成約平米単価は直近6か月で約6万円の上昇、一都三県別でもすべての都県で上昇した。在庫は需給均衡状態に近く、緩やかな減少傾向。

(出典:公益財団法人東日本不動産流通機構運営レインズタワーより当社グラフ作成)

【新築戸建】

新築価格は上昇傾向が一旦落ち着き、概ね横ばい状態。一都三県別では東京都が微減傾向。
在庫は2024年2月以降の減少基調がこの半年間も続いている。​一都三県別では千葉県のみほぼ横ばい、東京都・神奈川県・埼玉県は減少傾向。

住宅ローン金利動向

(出典:ダイヤモンド不動産研究所より当社グラフ作成)

住宅ローンの変動金利の相場は、2024年7月の0.487%を底として上昇に転じ、政策金利の利上げを受けて、2024年10月・2025年4月に大きく上昇。今後も半年ごとに一定の上昇が見込まれる。

一方で、固定金利も大きく上昇を続けており、変動金利の金利差は引き続き大きい。

約4.8万人が使う家探しサイト「Terass Offer」に基づく人気駅ランキング

Terass Offerは「一番自分に合った不動産エージェント」を見つけることができる、エージェント提案型家探しサイトです。2020年6月のリリース以降の累計ユーザー数は約4.8万人、チャットルーム数(エージェントとユーザーのマッチング数)は約16.8万件と利用拡大し続けています。

そのTerass Offer上でお客さまが家探しの希望駅としてご登録されたデータを集計した、当社独自の一都3県における人気駅ランキングは以下の通りとなりました。

(集計期間:2025年4月~2025年10月)

【東京都】

目黒は不動のNo.1。

前期にベスト3入りした荻窪がさらに順位を上げて2位に。
​3位は8ポイントアップの品川。首都圏最大と言える再開発が進む中、資産性への期待も含めて人気がでていると考えられる。

【神奈川県】

前期1位の横浜と2位の武蔵小杉がトップ交代したもののしたものの、7位までの上位エリアは変動なし。

東横線・東海道線沿線で都心アクセスのよいエリアが前期に引き続き人気を集めている。

【埼玉県】

浦和の1位、大宮の2位は前期と変わらず。

前期3位の和光市がランクダウンし、南浦和が3ポイント上昇してトップ3入り。
和光市以外でも、朝霞台・北朝霞や志木など、東武東上線エリアが上位入りし、人気上昇が目立つ。

【千葉県】

前期3位の市川が1位を獲得。船橋・京成船橋も含めたトップ3や6位までの上位エリアは変わらず。

柏・松戸・幸谷・新松戸などの北西エリアの人気が軒並み上昇。

投資不動産領域では、一棟アパートが利回り上昇基調、区分マンションは大きく価格上昇

投資用区分マンション・一棟マンション・一棟アパートの価格と表面利回りの推移(全国)

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【区分マンション】

区分マンション価格は上昇トレンドが続き、過去5年間で最高値となった。

表面利回りは6.75%と前回からほぼ横ばい。過去5年間では低下傾向。

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【一棟マンション】

一棟マンションの価格は、ゆるやかな上昇を続けている。2025年1-3月期に過去5年間の最高となったが4-6月期・7-9月期は微増減。

表面利回りは、7.5~8.0%の間で微増減はあるものの、概ね安定している。

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【一棟アパート】

一棟アパートの価格は、緩やかな上昇を続けており、直近2025年7-9月期に最高値となった。
表面利回りは、賃料の値上がりから2023年以降上昇傾向にあり、直近2025年4-6月期は10%を突破。7-9月期は▲0.73pt低下し再び9%台へ。

TERASS代表 江口からのコメント

高市新総理が『サナエノミクス』、すなわち需要を刺激してデフレマインドを払拭するような財政・金融政策を推し進めることで、金利上昇の一定の抑制や、円安による外資・富裕層の都心レジ・商業不動産需要の押し上げ、さらには税制における住宅取得支援や都市開発への後押しなど、概ね不動産市況にとってポジティブな要素が見込まれます。

一方で、「エリアの三極化」の進行は止まらず、外国人・外国資本による土地購入などへの規制が加われば、地方での居住用不動産購入や不動産投資は、資産性の観点から今まで以上に注意が必要です。

私のスタンスは「住宅ローンを有利に組める方は、資産性の高い物件を早めに買うことが正解」です。これは高市政権下でも変わりません。中期的に見れば金利が徐々に上がっていくことは避けられませんし、住宅支援政策を待つ間も家賃を払い続けることが得なのかどうか、しっかりとシミュレーションして、政治や経済動向の不確定要素に左右されず、ロジカルに意思決定していただきたいと思います。

ぜひ、新政権下でもいい不動産取引をサポートさせていただければと思います。

▼TERASSエージェントへの住宅購入相談はこちらから

https://terass.house/

株式会社TERASS

株式会社TERASS

TERASSは、DXで不動産売買の顧客体験を進化させる不動産テックと、全国 約800名のプロフェッショナルな不動産エージェントによる不動産仲介のコンサルティング・フルサポートにより、家を買う⼈、売る⼈、働く⼈すべての​個⼈をエンパワーメントするフルスタック・スタートアップ企業です。
2019年4⽉に代表の江⼝亮介により創業、不動産エージェントの仲介業務をDXで⽀援する「次世代不動産エージェントファーム TERASS」事業を立ち上げ、不動産エージェントから提案が受けられる不動産サイト「Terass Offer(旧Agently)」や最適な住宅ローンを瞬時に検索・提案できる「Loan Checker」など、独自のテクノロジーを開発・提供しています。また、住宅ローンに関する銀行代理事業の開始、不動産売却時の"囲い込み"防止機能の実装、クロスボーダー不動産取引における業務提携、不動産に限らない資産形成関連サービスの拡充など、不動産売買・資産形成のあらゆるシーンをお客さまに寄り添い、オープンな取引へと変革。
いいエージェントといい不動産取引や資産形成ができる人を増やすことを⽬指しています。
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■オフィス所在地
東 京:東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー13階
名古屋:愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階
大 阪:大阪府大阪市北区茶屋町16番1 H¹O梅田茶屋町 8階
福 岡:福岡県福岡市中央区天神1丁目11番1号 ONE FUKUOKA BLDG. 7階
札 幌:北海道札幌市中央区南三条西1丁目8番10号 CONNECT SAPPORO 4階

■会社情報
代表者名:江口 亮介
設立:2019年04月

■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
株式会社TERASS 広報担当:長尾
メールアドレス:press@terass.com

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2019年04月