イラク・バスラ州で小学生を対象にした科学実験教室プログラムを開始
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、海外EPC事業会社の日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員 ファルハン・マジブ。以下、「日揮グローバル」)が、イラク共和国バスラ州で公立小学校での科学実験教室プログラムを本年11月6日より開始いたしましたので、お知らせいたします。
初回授業を終えて、生徒やスタッフと
日揮グループは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「世界各地域における共創共生」を掲げ、特にプラント建設地域における地域貢献事業に積極的に取り組んでいます。
現在、日揮グローバルがイラクのバスラ州で遂行している製油所近代化プロジェクトでは、建設現場において円滑なプロジェクト遂行を行う上で地域社会との協調が不可欠であることから、多くの現場周辺の住民を雇用しています。
各々に配布された科学実験キットで見えない空気の流れを学ぶ生徒たち
日揮グローバルは、地域社会との協調を強化していくために、これまでにも2022年3月にバスラ州公立小学生を対象にしたプログラミング教育プロジェクト、同年6月に地元小学生を対象にしたサイエンスショーを実施してきました。今般開始した科学実験教室プログラムは、こうした地域社会との協調をさらに強化していくことに加えて、科学実験が初等教育のカリキュラムに含まれないイラクの子供に教育機会を提供することで、子供の科学や技術への関心をより一層高め、当国における将来のエネルギー産業を支える人材を育成するという当国のニーズに沿った長期的な貢献を目的に開始いたしました。また、科学実験教室プログラムは、地元小学校約20校の計40名の教員をトレーニングして実施していきます。これにより、教員のスキルアップを図るだけでなく、本科学実験教室プログラムの終了後も他の生徒に対して継続的に質の高い教育の提供が可能になります。
参加型の授業形式で生徒たちの積極性を引き出す
なお、教育分野における豊富な実績を持つ学研グループの海外展開事業を担うアイ・シー・ネット株式会社(代表取締役:百田顕児)を科学実験教室プログラムのパートナーとして選定し、推進しています。
<科学実験教室プログラムの概要>
- バスラ州の公立小学校約20校の3年生、計2,400人が対象。教育期間は2年間を予定。
- 対象となる公立小学校約20校の教員、計40名を3日間トレーニングし、科学実験教室プログラムの講師役を担う。
- 1回の実験教室の所要時間は120分間、計3回を各校で実施予定。実験テーマは、(1)空気実験:送風機で目に見えない空気の流れを知る実験、(2) 回転実験:車輪の回転から生じる遠心力を学ぶ実験、(3) 音実験:目に見えない音の存在を波長の変化に応じて変化する粒子によって視覚化する実験。
- 全ての生徒に科学実験キットおよび生徒用テキストを配布。
- 科学実験教室プログラムは株式会社学研ホールディングスが創業以来培ってきた卓越した教育ノウハウを基に開発。
- 科学実験教室プログラム終了後、各校に教師用実験キット、生徒用グループ実験キット、科学実験マニュアルも配布。
<参考>
イラク・バスラ製油所近代化プロジェクトについて
2020年8月12日発表のニュースリリースをご参照下さい。
https://www.jgc.com/jp/news/2020/20200812_1.html
アイ・シー・ネット株式会社について
アイ・シー・ネット株式会社は1993年の設立以来、主に政府開発援助(ODA)を通じて、途上国政府の要請に応じて人材育成、システム構築、公的機関や企業の技術力向上をはじめとする社会的課題の解決に向けたプロジェクトを実施しており、これまでに世界150ヵ国以上で活動してきました。なお、2019年からは日本の教育業界を牽引する学研グループの海外展開を委託しています。
URL : https://www.icnet.co.jp/
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