探究「シブヤ未来科」─ 渋谷区立小・中学校のMy探究を一堂に集約する「My探究」サイトを公開
子どもの97%が「楽しい」と答えた、探究「シブヤ未来科」の学びを可視化!

渋谷区教育委員会は、区立小・中学校で展開している探究「シブヤ未来科」で生まれた子どもたちの探究のプロセスと成果を集約し、共有するWebポータル「My探究」サイト( https://my.tankyu-shibuya.com/ )を公開しました。
(実施主体:渋谷区教育委員会、サイト企画・設計: 株式会社Barbara Pool / 一般社団法人STEAM JAPAN)
本サイトは、区内の児童生徒一人ひとりのMy探究を学校や学年を横断して閲覧できる共通プラットフォームとして整備したもので、子どもたちの主体的な学びを可視化するとともに、先生方の実践共有や、保護者・地域・企業との新たな対話・連携のきっかけとなることを目指します。

◼️サイト立ち上げ背景
先生と子ども、双方から生まれた「共通プラットフォーム」の必要性
探究「シブヤ未来科」は、令和5年度から本格的に区立小・中学校で実施されています。2年目を迎える中で、現場からは次のような声が寄せられていました。
他校の探究の事例や評価の工夫を知りたい 子どもたちの探究を、校内だけで完結させず社会にも発信したい 保護者や地域の方にも、子どもたちの取り組みをもっと見てもらいたい
こうしたニーズに応える形で、区全体の探究の事例を一元的に蓄積・公開する「My探究」サイトの構想が生まれ、今回の公開に至りました。
データで見る探究「シブヤ未来科」の手応え
渋谷区が区立小・中学校で展開している探究「シブヤ未来科」では、昨年度の児童生徒アンケートで約97%が「楽しい」と回答しており、学年を問わず「探究の時間を楽しみにしている」という声が多く寄せられています。約200人の先生を対象とした調査でも78%が「楽しい」と答えており、校内外で実践を共有し合う動きが生まれるなど、先生にとっても前向きな変化が現れています。
一方で、国語・算数(数学)等の各教科の授業時数をおよそ1割探究に振り替えているにもかかわらず、全国学力・学習状況調査の結果では従来の学力水準に大きな変化は見られていません。そのうえで、主体性や自己肯定感といった非認知的な指標は令和6年度から向上傾向にあります。ある中学校では都立高校の推薦入試合格率が従来の約3割から5〜6割へ高まるなど、子どもたちの内面の成長や進路の成果にも良い影響が現れ始めています。
■ サイト概要
名称:探究「シブヤ未来科」― 「My探究」サイト
URL:https://my.tankyu-shibuya.com/
主な内容:
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渋谷区立小・中学校の児童生徒による探究テーマ、その成果・振り返り等を順次掲載
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学校・学年・テーマなどで探究事例を閲覧可能
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渋谷区立小・中学校の先生方の実践事例の掲載、学校を越えた学び合いの基盤として活用
渋谷区教育委員会からのコメント
今回公開した「My探究」サイトは、「渋谷区はこんなことをやっています」とアピールするためのものではなく、子どもたちの学びをより豊かにし、先生方の実践をサポートするためのツールだと考えています。ポータルでの発信が、新たな問いや対話、コラボレーションのきっかけとなり、渋谷で生まれているチャレンジが全国に波及していくことを期待しています。
あわせて、何よりもお伝えしたいのは、現場の先生方への感謝です。各校の先生方が非常に忙しい中で工夫を重ね、子どもたちのために前向きに新しいことへ挑戦してくださっているからこそ、今の子どもたちの姿があります。失敗を恐れずにチャレンジできる環境づくりがこれからの教育には不可欠だと考えており、「My探究」サイトもその一助となるよう、教育委員会として現場の挑戦をこれからも後押ししていきます。(渋谷区教育委員会事務局教育指導課 統括指導主事 柳田俊氏)
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