IFSと1X Technologies、産業用AIとヒューマノイドロボティクスの統合実装に向け協業を発表

2025年11月13日、米国ニューヨーク – 産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは、本日「Industrial X Unleashed」にて、1X Technologies(1X)との戦略的パートナーシップを発表しました。本協業により、資産集約型産業向けのヒューマノイドロボティクスの実装・商用化を推進します。1XのヒューマノイドロボットとIFS.aiを組み合わせることで、製造業、公益事業、航空産業などの現場において、実運用可能なロボティクスソリューションをユーザー企業と共同で開発・導入します。
本パートナーシップにより、知能を持つロボットが企業の業務プロセス内で直接作業する統合型のデジタル・物理オペレーション環境が実現します。ヒューマノイドとIFS.aiの統合により、物理的な実行からビジネスインテリジェンスまでを一気通貫で連携させ、ロボット運用のリアルタイム制御と、現場作業と企業システム間のシームレスなデータフローを可能にします。
IFSと1Xは、先行導入企業と協力して、高い業務効果が見込めるユースケースにおけるヒューマノイドロボティクスの実装・検証を行います。対象は以下の通りです:
製造・スマートファクトリー自動化 IoT連携によるリアルタイム運用データのIFS.aiへの提供 フィールドサービスの自動化(ロボットハードウェアと知能的メンテナンスオーケストレーションの統合) 倉庫管理、航空MRO、公益事業メンテナンスなどの業界特化型アプリケーション
この共同アプローチにより、ソリューションは商用運用に耐えうる品質を確保し、測定可能な運用成果を提供します。
IFS最高製品責任者(CPO)クリスチャン・ペダーセンのコメント
「このパートナーシップは、物理世界とデジタルAI世界を統合するエキサイティングな機会を示しています。1Xの先進ロボティクスとIFS.aiを統合することで、知能を持つ機械とシステムが調和して働くソリューションを創出します。単なるロボティクスの追加ではなく、現場の文脈に知能を埋め込み、資産集約型環境で実際に価値を生み出すことを目指しています。」
1X Technologies EVP セールス&オペレーション担当 ホルヘ・ミルバーン氏のコメント
「この協業により、物理的作業と知能的業務プロセスがシームレスに連携します。ヒューマノイドとIFS.aiを統合することで、ロボットが単独で作業するのではなく、運用コンテキストを理解し、変化に適応し、企業全体の意思決定を支えるデータを提供できるソリューションを構築しています。」
産業用AIのリーダーシップを基盤に
未来の産業ワークフォース:ヒューマン、デジタル、ロボット
本パートナーシップは、IFSが描く「産業オペレーションにおけるワークフォース増幅」のビジョンにおける重要な一歩です。産業分野では深刻な人材不足が続いており、米国だけでも100万件の求人が存在し、その半数は製造業に集中しています。加えて、再工業化やエネルギー需要の増加も進んでいます。
従来は300名の従業員でぎりぎり需要を賄っていたオペレーションも、将来的には3,000名以上の総体制で稼働することが見込まれます:
• ヒューマンワーカー(専門家):業務全体の調整と意思決定に専念
• デジタルワーカー(AIエージェント):24時間365日、診断とワークフローを実行
• ロボットワーカー:資産検査や危険作業を担当し、過酷な環境下でも作業
これにより、従来の人員制約を大きく超え、組織はより大規模な生産性の向上を実現できる環境が整います。
IFSは、ヒューマン、デジタル、ロボットワーカーを統合し、スケジュール・管理・ガバナンス・最適化を一元的に行えるプラットフォームを提供します。1X Technologiesとのパートナーシップにより、この能力を物理世界にも拡張し、ロボットワーカーも同じ企業プラットフォーム上で運用可能になります。
本パートナーシップは、IFSの産業用AI戦略(Nexus Blackイノベーションアクセラレータ、、TheLoopsおよび7Bridgesの買収によるエージェンティックAI機能の提供)を基盤としており、高度なロボティクス統合により、産業オペレーションの未来に向けたプラットフォーム構築をさらに推進します。
統合ソリューションは、2026年に商用提供を予定しており、IFSのお客様に向けてグローバルに展示されます。
1X Technologiesについて
1X Technologiesは、米国を拠点とするAIおよびロボティクスのリーディングカンパニーで、ヒューマノイドロボット NEO を開発しています。同社のミッションは、安全で知能的なヒューマノイドを通じて豊かな未来を創造することです。
1Xのヒューマノイドプラットフォームは、人間と共存しながら作業できるよう設計されており、家庭から製造現場まで幅広く活用可能です。1Xは、人間の能力を補完・拡張する「人工労働ソリューション」を提供しています。
Industrial X Unleashed に関する詳細情報:
www.industrialX.ai
IFSについて
IFSは、産業用AIおよびエンタープライズソフトウェアの分野で世界をリードするプロバイダーであり、製造、資産管理、サービス運用を通じて、地球を支え、守るハードコアなビジネスを支援しています。IFSのテクノロジーは、製品を製造し、複雑な資産を保守し、サービス重視の業務を管理する企業が、産業用AIの変革力を活用し、生産性、効率性、持続可能性を向上させることを可能にします。
IFS Cloudは、AIを活用した完全にコンポーザブルなプラットフォームであり、お客様の特定の要件やビジネスの進化に柔軟に対応できるよう設計されています。ERP、EAM(企業資産管理)、SCM(サプライチェーン管理)、FSM(フィールドサービス管理)などのニーズを包括的にカバーします。IFSのテクノロジーは、AI、機械学習、リアルタイムデータ、アナリティクスを活用して、お客様が十分な情報に基づいて戦略的な意思決定を行い、「サービスの瞬間 (Moment of Service™) 」を実現できるように支援します。
IFSは1983年に、最初のお客様の敷地の外にテントを張った5人の大学の友人によって設立されました。彼らは、年中無休で対応し、お客様のニーズを第一に考えていました。それ以来、IFSは80カ国で7,000人以上の従業員を抱えるグローバルリーダーに成長しました。機敏性、顧客中心主義、信頼という基本的な価値に基づいて、IFSは価値を提供し、戦略的変革を支援することで世界的に認められています。当社は、この分野で最も推奨されるサプライヤーです。その理由については、ifs.com/jaをご覧ください。
※本プレスリリースは、2025年11月13日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
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