ドッグフードや犬用おやつに異物混入があった飼い主は◯%!リコール情報をチェックしない飼い主が約9割。実際、販売先に連絡した人の声も紹介【飼い主306人アンケート】
実際に異物混入やカビが生えていたなどの経験がある飼い主さんは100人に1人の割合。製造元に望むことは「原材料の産地を明確にしてほしい」「危険な添加物を使用しないでほしい」など
株式会社PLAN-B(東京本社:東京都港区、代表取締役:⿃居本 真徳)が運営する、犬の情報発信メディア「INUNAVI」が10代〜60代の全国の犬の飼い主306人を対象に「ドッグフードや犬用おやつ」に関するアンケート調査を実施しました。
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ドッグフードや犬用おやつの安全性って実際どうなの? 異物混入があった飼い主さんは1.0%!【飼い主306人アンケート】
https://inunavi.plan-b.co.jp/dogfood_treats_deta/
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ドッグフードや犬用おやつの安全性って実際どうなの? 異物混入があった飼い主さんは1.0%!【飼い主306人アンケート】
https://inunavi.plan-b.co.jp/dogfood_treats_deta/
- 調査トピックス
●愛犬に与えるドッグフードや犬用おやつのリコール情報が「出ていることを知らない」飼い主さんは72.2%、「チェックしたことがある」飼い主さんは8.2%と少ない結果に
●実際に異物混入などがあった飼い主さんは1.0%、その後製造元の対応に不満があると同じブランドのフードやおやつは購入していない
●製造元には「価格よりも人間同様に犬の健康を守るための安全性」を望む声が多数
※この記事で使用される百分率(%)は各項目の数値が割り切れない場合、その総数が99.9%〜100.1%の間で変動致します。
- 愛犬の「ドッグフード」の主な購入先は?
■愛犬のドッグフードの主な購入先
・ホームセンター:37.3%(114人)
・ペットショップ:24.5%(75人)
・ネット通販:23.5%(72人)
・スーパーマーケット:7.5%(23人)
・動物病院:4.9%(15人)
・手作り:0.7%(2人)
・トリミングサロン:0.3%(1人)
・その他:1.3%(4人)
※その他の詳細は本記事に記載
愛犬のドッグフードの主な購入先で最も多い回答は「ホームセンター」37.3%でした。
ホームセンターはドッグフードの種類が多く、さまざまな価格帯のものが販売されているため、選びやすいといったことや、日用品を買うついでに気軽に立ち寄れるといったこともあるのではないでしょうか。
また、コロナ禍においてネット通販の需要も伸びる中、重たいものを運ばなくても家まで配送してくれる一見便利そうな「ネット通販」と回答した飼い主さんが23.5%と少ないのは、送料の問題や、欲しいときにすぐに手に入らないといったことが背景にあると考えられます。
- 愛犬の「ドッグフード」を選ぶ基準は?
■愛犬のドッグフードを選ぶ基準
・食いつき:190人
・価格:187人
・成分:160人
・粒の大きさ:70人
・無添加:61人
・国産:49人
・ブランド:46人
・カロリー:43人
・口コミの評判の良いもの:38人
・小分けにされている:36人
・粒の硬さ:35人
・動物性タンパク質の種類:20人
・脂質:15人
・ヒューマングレード:13人
・保存期間の長さ:13人
・その他:14人
※複数回答
※その他の詳細は本記事に記載
愛犬のドッグフードを選ぶ基準で最も多い回答は「食いつき」190人でした。
生きていく上で食べることは大切なことですが、犬によってはドッグフードをイヤイヤして食べないこともあり、「食いつき」を重視する飼い主さんが多い結果となったのではないでしょうか。
また、「価格」も187人と多く、犬が毎日食べるものだからこそ無理なく継続していけるドッグフードを選ぶ基準にしていることが推測できます。
とは言え、安すぎるドッグフードは原材料や添加物に不安が残ることも多く、「成分」や「無添加」といったドッグフードを選ぶ基準にしている飼い主さんも少なくないことがわかりました。
- 愛犬の「犬用おやつ」の主な購入先は?
■愛犬の犬用おやつの主な購入先
・ホームセンター:42.8%(131人)
・ペットショップ:26.7%(82人)
・ネット通販:13.7%(42人)
・スーパーマーケット:8.5%(26人)
・おやつはあげていない:4.6%(14人)
・動物病院:2.0%(6人)
・手作り:1.0%(3人)
・トリミングサロン:0.7%(2人)
犬用おやつの主な購入先で最も多い回答は「ホームセンター」42.8%でした。
ドッグフードの購入先で最も多かったのも「ホームセンター」ですが、ホームセンターの犬用品売り場の品揃えの豊富さは目を見張るものがあります。
さまざまな種類の犬用おやつを選ぶことができたり、少量を購入することができるといった利便性の良さが関係していると推測できます。
- 愛犬のドッグフードや犬用おやつのリコール情報はチェックしてる?
■ドッグフードや犬用おやつのリコール情報について
・リコール情報がサイトに出ていることを知らなかった:72.2%(221人)
・そういったサイトがあるのは知っているがチェックをしたことはない:19.6%(60人)
・リコール情報をチェックしたことがある:8.2%(25人)
愛犬に与えているドッグフードや犬用おやつのリコール情報について最も多い回答は「リコール情報がサイトに出ていることを知らなかった」72.2%でした。
これは、ドッグフードや犬用おやつのリコール情報はあまり公表されないため、自らがインターネットで検索しなければ目にすることはほとんどないことが関係していると考えられます。
人間の食品で問題が発生すればテレビなどのメディアが取り上げたり、製造元がCMや新聞などで公表しますが、ドッグフードや犬用おやつはよっぽど問題がない限りニュースになることはありませんね。
ドッグフードや犬用おやつのリコール情報はとても多く、知らず知らずのうちに問題のあったドッグフードや犬用おやつを愛犬に与えている飼い主さんも多いことが推測されるため、もっと公にしてもらいたいものです。
- ドッグフードや犬用おやつに異物混入などがあったと見たり聞いたりしたことは?
■ドッグフードや犬用おやつに異物混入などがあったと見たり聞いたりした飼い主さんの割合
・ない:79.7%(244人)
・ある:20.3%(62人)
ドッグフードや犬用おやつに異物混入などがあったと見たり聞いたりしたことが「ない」と回答した飼い主さんは79.7%でした。
一方で、「ある」と回答した飼い主さんが20.3%もいることから、ドッグフードや犬用おやつの異物混入などの問題は他人事ではないのかもしれません。
SNSが普及した現在では、どんな異物が混入していたか、どんな状態であるかの画像がさまざまなSNSに投稿され、実際に見たり聞いたりする機会が増えたからだと推測できます。
- 実際に愛犬のドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどのトラブルは?
■実際に愛犬のドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどの経験がある飼い主さんの割合
・ない:99.0%(303人)
・ある:1.0%(3人)
実際に愛犬のドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどの経験が「ある」と回答した飼い主さんは1.0%でした。
「ない」と回答した飼い主さんは99.0%と多いですが、単純に100人に1人は異物混入やカビなどの問題があってもおかしくはない割合は決して楽観視できるものではありません。
犬は言葉を話すことはできない上、人間のように口の中できちんと咀嚼して食べるわけではないため、気づかずに食べてしまうことも考えられます。
製造元も細心の注意を払って製造しているとはいえ、人間の食品でさえ異物混入などの問題が度々あることを考えれば、ドッグフードや犬用おやつにもそういったことが起こっても不思議ではないということでしょう。
- ドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどがあったら販売元・製造元に連絡する
■異物混入やカビなどがあったら販売元・製造元に連絡する飼い主さんの割合
・まだそういったことはないが連絡すると思う:84.0%(257人)
・まだそういったことはないが連絡はしないと思う:15.0%(46人)
・実際に異物混入などで連絡したことがある:1.0%(3人)
・実際に異物混入などがあったが連絡はしていない:0%(0人)
異物混入やカビなどがあったら販売元・製造元に「連絡すると思う」と回答した飼い主さんは84.0%でした。
「実際に異物混入などで連絡したことがある」と回答した1.0%の飼い主さんと合わせれば、85.0%の飼い主さんは販売元・製造元に連絡をするようです。
しかし、「連絡はしないと思う」と回答した飼い主さんが15.0%いることから、ドッグフードや犬用おやつに何か問題があっても製造元が気づかず販売を続けるといったことも考えられます。
- 実際にドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビがあったら販売元・製造元の対応は?
「製造ラインで異物が混入したとみられるといった内容の回答と謝罪文、問い合わせた同商品の新品一袋が送られてきました」(女性 / 20代 / ポメラニアン飼い主)
「こちらの話を親身になって聞く様子ではありませんでした。製造元での混入との事だったが、早口で捲し立てる様な、こちらの意見を一切聞かない様子で電話口で一気に理由を話してくれました」(女性 / 40代 / 雑種飼い主)
「○○は代表の方からすぐに連絡がきて、異物の調査も第三者機関で行い、調査結果もきちんと教えてくれてとても良い対応でした。なので安心して今も続けています。○○は無添加だし、袋詰め工程でたまに穴が開くことがあると言われ交換品を送ってくれましたが、それにもカビが生えていました。それをまた連絡すると、お金を返すから口座を教えてほしいとメールがきて、返金よりも製造工程を見直してほしいとメールするとそれ以降連絡はこなくなってしまいました」(女性 / 40代 / ミニチュアダックスフンド飼い主)
※商品名は伏せています
実際にドッグフードや犬用おやつの異物混入やカビなどの問題があった飼い主さんは、製造元の対応に不満を感じているようです。
誠実な対応を見せた1社に関しては飼い主さんも満足して続けているとのことですが、不誠実な対応や飼い主さんの気持ちを無視した一方的な対応は、不満が募るだけで製造元の信用も失われるのかもしれません。
- ドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどがあったら愛犬のフードやおやつを変更する?
■異物混入やカビなどがあったらドッグフードや犬用おやつを変更する飼い主さんの割合
・同じブランドは買わないようにすると思う:80.7%(247人)
・変更はせず同じものを与えると思う:16.0%(49人)
・手作りにすると思う:2.3%(7人)
・実際に経験してから同じブランドは買わないようになった:1.0%(3人)
異物混入やカビなどがあったらドッグフードや犬用おやつを変更するかについて最も多い回答は「同じブランドは買わないようにすると思う」80.7%でした。
やはり異物混入やカビなどがあった場合は、製造元に対して不信感が生まれるのかもしれません。
実際に経験した飼い主さんも、「同じブランドは買わないようになった」と回答していることがそれを裏付けているのではないでしょうか。
しかし、「変更はせずに同じものを与えると思う」と回答した飼い主さんも16.0%おり、どうしてそう思うのでしょうか。
■「実際に異物混入やカビなどがあって変更した」と回答した飼い主さんのコメント
「ずさんな管理をしているイメージがついたので、怖くなり変更しました」(女性 / 40代 / 雑種飼い主)
「同じロット番号の製品でそういった問い合わせが他には無いといった理由から健康被害等に関した問い合わせに関する回答が特に得られず、対応に不安が残ったからです」(女性 / 20代 / ポメラニアン飼い主)
「企業の対応が明暗を分けると思います。誠意を持ってきちんと対応してくれればいいですが、まるでクレーマーのように思われ、いい加減な対応をされたら信用できません」(女性 / 40代 / ミニチュアダックスフンド飼い主)
実際にドッグフードや犬用おやつで異物混入やカビなどを経験した飼い主さんでは、製造元の対応に不信感を覚えて同じブランドのドッグフードや犬用おやつは購入していないようです。
■「変更はせず同じものを与えると思う」と回答した飼い主さんの実際のコメント
「好き嫌いが激しく、気に入ったブランドのものしか食べないので変更はしないと思うから」(女性 / 30代 / パピヨン飼い主)
「今のブランドでないとお腹を壊す」(女性 / 40代 / 柴犬飼い主)
「基本、犬が大好物なものを与えていたので、また食いつきがよいフードやおやつを探すのが面倒だから」(女性 / 30代 / ヨーキー飼い主)
愛犬が食べてくれているものを変更したくないという飼い主さんが多く、「ドッグフードの切り替えや食べてくれるドッグフードをまた一から探すのが面倒」といったコメントが多く見られました。
どんなドッグフードでも食べてくれる犬もいますが、犬によっては慣れないドッグフードでお腹を壊してしまったり、まったく食べてくれないということもあります。
そういった点で、変更するよりは同じものを与えたほうがいいと考えているのかもしれません。
※「まだそういった経験はないが変更すると思う」「手作りにすると思う」と回答した飼い主さんのコメントについては、本記事に掲載しています。
- ドッグフードや犬用おやつに関して製造元に望むこと
■飼い主さんが製造元に望むことで多かったもの
・危険な添加物を使用しないでほしい
・無添加なものを増やしてほしい
・原材料の産地を明確にしてほしい
・中国産の食材は使用しないでほしい
・高くなってもいいから安心できる食材を使用してほしい
・人間同様の品質管理
飼い主さんが愛犬に与えるドッグフードや犬用おやつに関して、人間の食品であれば当然守られているであろうことや、当たり前のことを製造元に望んでいるようです。
ドッグフードや犬用おやつの安全基準は設けられていますが、その基準が低いことを危惧する声もありました。
■飼い主さんの実際のコメント
「人が食べる食品を製造するのと同じ責任感で、ペットフードも製造して下さい」(女性 / 50代 / 柴犬飼い主)
「ペットだからまあコレくらいいいだろうと思わず、少しでも危険性がある物は使用しないでほしい。きちんとしてくれるならば、高めについても良い」(女性 / 40代 / パピヨン飼い主)
「原材料の仕入先を表記する。犬の肉を加工して作ったペットフードの海外ニュースを見たことがあるので、産地、特に国産か否かには気を配っている」(男性 / 30代 / 柴犬飼い主)
「いい加減質の悪いゴミみたいなドッグフードを販売するのをやめてほしい」(男性 / 30代 / ビーグル飼い主)
どの飼い主さんも愛犬のことを考え、安全で安心できるドッグフードや犬用おやつを製造してほしいと望んでいるようです。
販売価格に関して、「高くなってもいい~」「多少高くても~」といったコメントも多く見られ、販売価格を安くしてほしいといったコメントは1つもありませんでした。
ドッグフードや犬用おやつを製造する企業は、飼い主さんの負担を考えて安く提供できるように原材料などを調整しているのかもしれませんが、愛犬の健康意識が高まってきた現在では、「安さ」よりも「安全で安心」なドッグフードや犬用おやつが求められているようです。
- まとめ
●ドッグフードを選ぶ基準は「食いつき」が6割以上
●ドッグフードや犬用おやつのリコール情報が出ていることを知らない飼い主さんは7割以上
●実際にドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビが生えていたなどの経験がある飼い主さんは100人に1人の割合
●ドッグフードや犬用おやつの製造元に望むことは「人間同様の食品の安全性」
さまざまなドッグフードや犬用おやつが販売されており、その種類は年々増えています。15歳未満の子供の数よりもペットのほうが多い時代ですから、需要を考えればそれも当然のこと。
しかし、ドッグフードや犬用おやつの安全基準は決められている(※1)とはいえ製造工程の基準は曖昧で、ドッグフードや犬用おやつに異物混入やカビなどといった問題は知らないだけで珍しいことではありません。(※2)
愛犬の健康意識が高まる今、ドッグフードや犬用おやつの原材料や添加物、製造工場にこだわる企業も増え、安全で安心できるドッグフードや犬用おやつを製造してくれていますが、日本国内のみならず海外のすべての企業がそうであるとは言い切れないのが現状です。
すべてのドッグフードや犬用おやつを製造する企業が愛犬の健康を第一に考え、人間同様の品質管理を行ってくれる日がくるといいですね。
(※1)参考:環境省「ペットフード安全基準規格等」
(※2)参考:リコールプラス「ペット用品の回収、自主回収」
- この記事について
ドッグフードや犬用おやつの安全性って実際どうなの? 異物混入があった飼い主さんは1.0%!【飼い主306人アンケート】(https://inunavi.plan-b.co.jp/column/dogfood_treats_deta/)
▼調査概要
・アンケート内容:ドッグフードや犬用おやつに関するアンケート
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:10代~60代以上の全国の犬の飼い主さん306名(男性86名 / 女性220名)
・アンケート実施期間:2021年9月3日~9月4日
▼掲載サイト
INUNAVI(いぬなび)(https://inunavi.plan-b.co.jp/)
▼運営会社
株式会社PLAN-B(https://www.plan-b.co.jp/)
代表取締役:⿃居本 真徳
従業員数 :149名
事業内容:デジタルマーケティング事業、メディア事業
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