高専進学への決断と勉強開始時期は二極化!約6割が中2までに準備開始
早期スタート派とラストスパート派、高専受験生が進路を決めるタイミングの違いが明らかに
じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、高専(高等専門学校)卒業生261名の男女を対象に、高専受験を決めた時期と、実際に高専受験に向けて受験勉強を始めた時期に関する調査を実施しました。
■調査概要
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調査概要:高専受験を決めた時期と実際に受験勉強を始めた時期に関するアンケート
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調査期間:2024/9/9~2024/9/11
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調査方法:インターネット調査
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有効回答:高専(高等専門学校)卒業生261名の男女
中学入学前と中1で高専受験を決めた生徒は合わせて39.3%、一方で中3では37.1%が決断。
時期 |
割合(%) |
---|---|
中学校に入学する前 |
5.7% |
中1の4~6月 |
1.9% |
中1の7~9月 |
11.1% |
中1の10~12月 |
10.3% |
中1の1~3月 |
10.3% |
中2の4~6月 |
9.2% |
中2の7~9月 |
3.1% |
中2の10~12月 |
4.2% |
中2の1~3月 |
6.9% |
中3の4~6月 |
8.8% |
中3の7~9月 |
6.5% |
中3の10~12月 |
4.2% |
中3の1月以降 |
17.6% |
n=高専卒業生の男女261名
高専卒業生を対象に行ったアンケート調査で、学生が高専受験を決断する時期について明らかになりました。全体の39.3%の学生が中2にあがる前の中1までに高専受験を決断しており、中3での進路決定者も37.1%とほぼ同等の割合に上ることが判明しました。
中学入学前と中1で高専受験を決めた生徒が合わせて4割近くを占める
調査の結果、「中学校に入学する前」に高専受験を決めた生徒は5.7%で、「中学1年生」で33.6%、合計で39.3%に達しました。これは全体の約4割にあたり、早い段階から高専進学を目指す生徒が多いことが分かります。高専の専門教育や将来性に魅力を感じ、計画的に進路を選択していると考えられます。
中3で進学を決断する学生も約4割。進路決断が遅れる背景にあるものは?
一方で、「中学3年の1月以降」に高専受験を決めた生徒が17.6%と最も多く、中学3年生では合計37.1%という結果となり、こちらも約4割の生徒が中3高専受験を決断しました。中学3年生や受験直前のこの時期に決断する背景には、他の高校との比較検討で悩んでいたり、高専の事を詳しく知るタイミング自体が中3になってからだったかもしれません。志望校を決める中3の時期に、高専の魅力や特色を改めて認識し、普通校ではなく高専へ進路を変更した生徒もいると推察されます。
決断時期は二極化?早期決断派と直前決断派の心理
今回の調査結果から、高専受験の決断時期は中1までの早期と中3の受験期で二極化していることが見て取れます。早期決断派は、高専の専門性や実践的な教育に魅力を感じ、自身の将来像を明確に描いている可能性が高いです。一方、受験期決断派は他の進路との比較や迷いがあり、最終的に高専を選択したと考えられます。
高専受験勉強はいつから始めた?進学決定時期と同じ傾向。中2までに約6割が受験勉強を開始
時期 |
割合(%) |
---|---|
中学校に入学する前 |
3.8% |
中1の4~6月 |
3.4% |
中1の7~9月 |
7.7% |
中1の10~12月 |
11.1% |
中1の1~3月 |
10.3% |
中2の4~6月 |
11.1% |
中2の7~9月 |
4.6% |
中2の10~12月 |
3.1% |
中2の1~3月 |
4.6% |
中3の4~6月 |
12.6% |
中3の7~9月 |
8.8% |
中3の10~12月 |
4.2% |
中3の1月以降 |
14.6% |
n=高専卒業生の男女261名
高専卒業生に受験勉強を始めた時期について調査を行った結果、勉強開始は少し遅れつつも、高専受験を決めた時期と同じような傾向が見られました。
中学入学前と中1で高専受験勉強を始めた生徒は合計36.3%と全体の約4割で、中2で受験勉強を始めた生徒23.4%を合わせると約6割(59.7%)が早期に高専受験対策を始めていることが明確になりました。
調査結果から「中学校入学前」と「中学1年生」の期間に高専受験に向けて勉強を始めた生徒は合計で36.3%に上りました。早期スタート派は、高専への強い志望を持ち、計画的に受験対策を進めていたと考えられます。早い段階から基礎学力を固めることで、余裕を持って受験に臨むことができたのではないでしょうか。また、将来の進路を明確に持つことで、モチベーション高く学習に取り組めた可能性があります。
中3から勉強開始したラストスパート派は約40%!
一方で、中学3年生になってから高専受験勉強を始めた生徒は40.2%に上りました。特に「中3の1月以降」に勉強を開始した生徒が14.6%と最も多く、受験直前での追い込みが伺えます。ラストスパート派は、他の進路から高専受験に切り替えた生徒や、短期間で集中して成果を上げた生徒が多いと推察されます。彼らの背景には、高専の情報を知ったり、魅力を再認識する時期が受験間際だったりした事情があるかもしれません。
高専受験勉強の開始時期は、早期スタート派とラストスパート派の二極化
調査結果から高専受験勉強を始めた時期は、中1までと中2を合わせた約60%の早期スタート派と、中3から勉強を始めた約40%のラストスパート派という二極化が見られます。早期スタート派は高専への強い志望と計画性を持って受験勉強に取り組んでいると思われます。ラストスパート派は高専進学を早い段階では決めておらず、柔軟な進路選択を持っていると思われます。高専受験を決めた時期と受験勉強を始めた時期は概ね同じ傾向があることがわかりました。
高専受験勉強はいつから開始するのがおすすめ?高専合格者が推奨する受験勉強の開始時期
時期 |
割合(%) |
---|---|
中学校に入学する前 |
5.4% |
中1の4~6月 |
7.3% |
中1の7~9月 |
10.7% |
中1の10~12月 |
13.8% |
中1の1~3月 |
12.3% |
中2の4~6月 |
6.1% |
中2の7~9月 |
2.7% |
中2の10~12月 |
4.6% |
中2の1~3月 |
7.3% |
中3の4~6月 |
5.0% |
中3の7~9月 |
3.4% |
中3の10~12月 |
1.5% |
中3の1月以降 |
1.5% |
わからない |
18.4% |
n=高専卒業生の男女261名
高専卒業生を対象に行ったアンケート調査で、「高専受験のための勉強はいつから始めるのが良いか」という問いに対する結果が明らかになりました。最も多かった回答は中1の10~12月で、13.8%の回答者がこの時期が最適だと考えています。中1までに勉強を始めるべきと考える意見が圧倒的に多く、中学入学前と中1の合計で49.5%という結果になり勉強の早期開始が重要視されていることがわかります。一方で、全体の18.4%が「わからない」と回答しており、進路や勉強開始のタイミングに対する不安や迷いが伺えます。
49.5%が中1までの勉強開始を推奨!早期スタートが成功の鍵
調査結果によると、49.5%の高専合格者が中1までの勉強開始を推奨しています。これは、受験準備は早ければ早いほど有利であるという考え方に基づいています。特に、中1の10~12月に勉強を始めるべきだと回答した割合が13.8%と最も高く、基礎力を早い段階から固め、計画的に学習を進めることで、試験直前の焦りを防ぐ効果が期待されています。早期スタートは、高専進学を目指す学生にとって大きなアドバンテージとなるでしょう。
中2での勉強開始を推奨する意見も約2割。最も多いのは中3進級前の1~3月
中学2年生からの勉強開始を勧める意見は20.7%に達しており、その中でも中2の1~3月に勉強を始めるべきだと考える回答が7.30%と最も多い結果となっています。この時期は、受験までまだ1年以上の猶予がありながらも、中3への進級を意識し始めるタイミングです。ここから本格的に受験対策を始めることで、時間を十分に使いながら着実に実力をつけることが可能です。進路について具体的に考え始めるこの時期にスタートすることで、焦らず計画的に学習を進めることができるため、非常に効果的な時期と言えるでしょう。
中3での勉強開始は少数派で約1割。実際の勉強開始時期とのギャップが示すもの
中学3年生になってから勉強を始めるべきだと考える回答は全体の11.4%と少数派です。しかし、実際には中3で受験勉強を始めた生徒は40.2%に上り、理想的な勉強開始時期と実際の行動には大きなギャップが見られます。この結果から、より早く勉強を始めるべきだと考えている生徒が多いことがうかがえます。中3に入ってから勉強を始めることを推奨する割合が少ない一方で、多くの生徒は進路の決断が遅れ、最終的に直前期に追い込む形で勉強を始めることが多いのが実情です。
また、18.4%の生徒が「わからない」と回答していることから、適切な学習開始時期について迷いや不安を抱えている生徒も多いことがわかります。進路選択に関する情報や学習の進め方について十分な知識を持っていないことが原因で、理想的な勉強開始時期がつかめていない可能性があります。このことから、学校や教育機関が生徒に対して、早期の進路決定や学習計画の重要性を伝えることがより重要であると言えます。
適切な学習開始時期についての情報不足や進路の不確実性が、実際の勉強開始の遅れにつながっている可能性があり、今後は生徒や保護者への早期の進路情報の提供や学習サポートがより必要となってくるでしょう。
まとめ
今回の調査結果から、高専受験を決めた時期と受験勉強を始めた時期には、それぞれの傾向がはっきりと見えてきました。中学入学前と中1で高専受験を決めた生徒は39.3%、一方で中学3年生で決断した生徒も37.1%と、高専受験の意思決定は早期派と直前派に二極化していることがわかります。この背景には、高専の専門性や魅力を早い段階で認識した学生と、進路選択の悩みが遅くまで続いた学生の違いがあると考えられます。
受験勉強の開始時期も同様に、早期スタート派とラストスパート派に分かれました。中1までに高専受験に向けて勉強を始めた生徒が36.3%、中2までを含めると約6割の生徒が早期に準備を進めている一方で、中3になってから勉強を始めた生徒が40.2%に達しました。特に、受験直前の1月以降にラストスパートをかける生徒も多く、短期間で成果を上げる集中型の学習スタイルが見られました。
さらに、勉強開始時期については、49.5%の生徒が中1までに勉強を始めるべきだと考えており、早期スタートが非常に重要視されていることが明らかになりました。基礎力を早めに固めることが高専受験の成功に大きく貢献すると考えられています。
一方で、実際に中3で高専受験勉強を始めるべきだと考える割合は11.4%と少数派で、実際の開始時期40.2%を大きく下回りました。このギャップは、進路決定の遅れや、適切な勉強開始時期についての情報不足が影響していると考えられます。また、18.4%の生徒が「わからない」と回答しており、進路や勉強開始時期に対する不安を抱えている生徒も多いことが示されています。
これらの結果は、高専進学を目指す生徒やその保護者にとって、進路決定や勉強計画を考えるうえでの参考材料となるでしょう。
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代表者 :代表取締役社長 後藤 智則
電話番号:0120-445-259
事業内容:教育事業(予備校・オンライン学習塾・インターナショナルスクール・教育教材のオンライン通販)、マーケティング事業
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