Earth hacks、Z世代と企業との共創ソリューション「デカボプロデューサー」を、味の素AGFとの協働で実施
環境意識の高い「デカボアンバサダー」コミュニティから選抜されたチームとともに、社会課題解決を起点とした次世代ファンづくりに取り組む
生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す生活者共創型プラットフォームを展開するEarth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根澄人、以下「Earth hacks」)は、味の素AGF株式会社(代表取締役:島本憲仁、以下味の素AGF)と、株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉 健司、以下「博報堂」)と協業し、Z世代と企業の共創ソリューション「デカボアンバサダー」を活用し、未来に向けた新たな価値を共創することを目的とした「ミラファンプロジェクト」を、2025年5月から6月にかけて実施しました。

【デカボアンバサダーについて】
「デカボアンバサダー」は、「脱炭素(”Decarbonization”=デカボ)」社会の実現に繋がる新規事業の創出を、学生、企業・自治体とともに目指す「デカボチャレンジ」での知見を活用して発足したアンバサダーコミュニティです。企業とZ世代が共創し、Z世代ならではの発想力を活かし、脱炭素領域のみならず、社会課題や企業のマーケティング課題の解決を目指します。共創の過程ではマーケティングのプロフェッショナルである博報堂の専門チームがより質の高いアイデアの創出のサポートを行います。
【味の素AGF「ミラファンプロジェクト」について】
「ミラファンプロジェクト」は味の素AGFが若年層の取り込み強化を目的として、次世代ターゲットを掘り下げることで未来のファン(=ミラファン)と一緒に価値を創出するためにEarth hacksが主催する「デカボチャレンジ」を契機に、新たな価値観を継続的に取り込む仕組みとして、2023年11月に発足した味の素AGFとEarth hacksの共同プロジェクトです。学生=未来のファンと位置づけ、未来のファンとの共創プラットフォーム「ミラファンプロジェクト」と名付けました。今回の「ミラファンプロジェクト」では、味の素AGFのファンマーケティング推進部、およびサステナビリティ推進部と連携し、以下の共創活動を展開いたしました。
【取り組み内容】
1.Z世代をターゲットとしたSNSコンテンツ開発
ファンマーケティング推進部とのプロジェクトでは、実際の味の素AGF商品をテーマに、Z世代ならではのアイデアを起点とし商品の新たな価値を発掘するSNSコンテンツの開発を目指しました。味の素AGFの社員とデカボアンバサダーが共創しアイデア開発を実施しました。
2.持続可能な事業アイデアの共創
サステナビリティ推進部とのプロジェクトでは、Z世代が応援したくなる経済価値と社会価値双方を意識した、サステナブルな事業アイデアの企画・立案の共創を行い、企業のサステナビリティ活動を推進し、社会課題へアプローチする事業アイデアを検討し、実現に向けた実践的な協議を行いました。
【取り組みの成果】
<TikTok動画が100万回再生突破︕ Z世代の視点を活かしたクリエイティブが成功要因>
学生チームから提案されたSNSコンテンツ案の中で最も優秀と評価されたアイデアは、味の素AGFの公式TikTokで動画化され、2025年8月には再生回数100万回を突破する成果を生みました。その成功の背景には、Z世代が自らの生活シーンに寄り添う形で《ブレンディ®ポーション》の「手軽さ」「アレンジのしやすさ」をさりげなく訴求した点、そして「朝ポ」というキャッチーなフレーズを取り入れた点があり、学生ならではの発想と共感力が大きな鍵となりました。
https://www.tiktok.com/@ajinomotoagf_official/video/7533442773068860693



<参加学生・企業双方に広がった学びと成果>
参加学生を対象に実施したアンケート結果では、回答者の本プロジェクトへの満足度は100%を達成し、特に「自己成長の実感」、「分析力・表現力の向上」などの成果が確認されました。また、企業側からも「Z世代の価値観や思考への理解が深まった」との評価を得ており、双方向の価値創出が実現されました。
【今後の展望】
Earth hacksは、本プロジェクトの事例を基に、今後も企業・Z世代共創ソリューションのサービス展開を推進してまいります。特に、環境意識・社会課題への貢献意識の高い「デカボアンバサダー」というEarth hacksのユニークな資産を活用し、企業の持続可能な成長戦略の実現と、次世代人材の育成を両立させる包括的なソリューション提供の展開を目指します。
【博報堂の共創サポートについて】
クライアント企業のマーケティング課題解決支援の他、新規事業開発支援実績や出向起業経験を持つ金 学千(博報堂 ミライデザイン事業ユニット)が、本プログラムに最適な共創型ワークショップ企画と、アイディエーションフォーマットを提供。ワークショップファシリテーションを通じ、課題解決に資するアイデア創出をサポートします。

金 学千(きむ はくちょん)
株式会社博報堂 ミライデザイン事業ユニット
ソーシャルイノベーション局(ミライの事業室)
ビジネスデザインディレクター
(韓国)成均館大学校経営学部卒。2000年博報堂入社。アカウントプロデュース職、ストラテジックプラニング職を経て、食品メーカー、自動車会社、官公庁等多様な大企業のコミュニケーション戦略立案に携わる。TBWA HAKUHODO在籍時にスタートアップスタジオ「quantum」へ立ち上げ期より出向。LEAN STARTUPを駆使し、京都大学内の起業家育成講座における講師、クライアント企業の企業内起業家育成プログラムの企画〜運営、精密機器メーカーの技術用途開発など、さまざまな新規事業開発プロジェクトをリード。動物病院グループとのJV設立を経て、取締役社長を経験。2022年より現職。事業開発/出向起業経験を基に同室のインキュベーション事業/アカデミア連携事業等を推進。新規事業開発支援ソリューションWESIONではプログラム開発をリード。
■「デカボチャレンジ」とは
Z世代の現役大学生たちとともに「脱炭素(“Decarbonization“=デカボ)社会」の実現につながる新規事業創出を目指す、社会課題型ビジネスコンテストです。デカボチャレンジは、多様なテーマや地域・都市との連携開催を含め、2025年11月時点で13回開催し、延べ100社・1,200名以上が参加。Z世代ならではのアイデアを起点に、生活者が楽しく取り組むことができる社会実装アイデアを企業・自治体、学生、Earth hacksの3者で考案します。
ウェブサイト: https://co.earth-hacks.jp/decachalle/
■共創型プラットフォーム「Earth hacks」について
「Earth hacks」は、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある方や、まだよく知らないという方にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームです。CO2eを従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しています。「Earth hacks」サイト内ではデカボスコアと共に環境価値の高い商品を紹介するなど、企業主体ではなく、Z世代をはじめとした生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できる仕組みを提供しています。また、実際のビジネス課題を通じて社会課題の解決を考え、企業と学生が共創するビジネスコンテストプログラム「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の脱炭素社会に資するビジネス共創を促進する取り組みも行っています。他にも、行政・地方自治体に向けソリューションとして「Earth hacks for Local」の提供を開始しています。
ウェブサイト:https://co.earth-hacks.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/earthhacks.jp/
■代表取締役社長 CEO 関根澄人のプロフィール

Earth hacks株式会社 代表取締役社長 CEO 関根澄人
2009年東京科学大学大学院(旧:東京工業大学)生体システム専攻修了。
環境問題を生活者に伝えていくことを仕事にしたいと思い、博報堂に入社。様々な企業のブランディングや商品マーケティング業務を担当。2018年に博報堂従業員組合中央執行委員長を経て、2020年4月から三井物産に3年間出向。2022年にEarth hacksを博報堂と三井物産の共同ビジネスとして立ち上げ、2023年にEarth hacks株式会社を設立。同年5月より現職。
国連気候変動枠組み条約COP30、きさらぎ会、経団連をはじめ、国内外にて生活者×脱炭素をテーマに多数講演を行うほか、書籍「答えのない時代の教科書」や日本経済新聞「私見卓見」などでの執筆も行う。経済産業省 『産業競争力強化及び排出削減の実現に向けた 需要創出に資するGX製品市場に関する研究会』の委員として企業や生活者の環境努力をわかりやすく伝えていくルール作りにも参加。またJ-WAVE「offの日、どっちっち」では、MCとして日々の無理なく楽しい脱炭素情報を届けている。
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