アジアのサプライチェーン再構築を支援
世界の多極化により、日本企業でもサプライチェーンの地域化への変革が加速
世界有数の経営コンサルティングファームである株式会社ローランド・ベルガー (グローバル本社:ドイツ、ミュンヘン 日本法人代表取締役:大橋譲)は、アジアチーム全体の知見を集約した最新のレポート「アジアサプライチェーンの再構築」を発行いたしました。
アジアのサプライチェーンは大きな変革期を迎えています。日本は「失われた30年」を経て国際競争力を低下させた一方で、中国はアジアでのプレゼンスを飛躍的に高めました。しかし、米中対立を契機にその潮流も変わりつつあります。各国の経済成長を支えてきた中核産業も様変わりし、かつて「世界の工場」であった中国は、今や世界有数の消費地へと姿を変えています。
日本では、自動車、産業機械、化学といった高度な技術を必要とする産業での競争力を確保しつつも、アパレルや家電などの消費財は他国に生産を委ねるようになりました。新たな成長を成し遂げるためには、既存の基幹産業をさらに強化すべきか、半導体のように官民一体で産業振興を図るべきか、企業と政府の双方ともに戦略的な意思決定を下すことが問われています。
ローランド・ベルガー日本法人の代表取締役を務める大橋譲は、次のように述べています。

「サプライチェーンが地域ごとに構築されることで、その管理は一層複雑になります。しかし、断片化が進む不確実な時代だからこそ、グローバル企業は必要なレジリエンスを確保しなければなりません。ローランド・ベルガーは、アジアにおける連携はもちろん、グローバルな連携においてもシームレスかつ柔軟に対応できる点が、世界的なクライアント企業から高く評価されています。サプライチェーン変革において高度な全体最適が求められる中、クライアント企業の供給網の早期安定化と持続的な成長の実現に向けて、質の高い支援をさらに加速してまいります。」
ローランド・ベルガー日本法人のパートナーで、サプライチェーンおよびオペレーション領域のパートナーを務める小野塚 征志は、次のように述べています。

「本レポートでは、日本だけではなく、中国、韓国、東南アジアの産業構造とサプライチェーンの動向を分析するとともに、自然災害、国際紛争、サイバーセキュリティ、パンデミックなどの多様なリスクがもたらす脅威と、そのリスクマネジメントのあり方を解説しています。事業環境が大きく変わろうとする中でサプライチェーンをどう強化すればよいか、適切な経営判断に不可欠な視点と手法を学べるはずです。」
ローランド・ベルガーでは、グローバリゼーションが多極化に向かっている潮流を捉え、地域に根差した知見を積極的に公開しています。アジア地域においては、「複雑化するアジアの消費者動向をひも解く」、「Go to Asia」がその一環です。
これからも地域、業界、機能それぞれの専門性をまたいだ高い対応力で、日本企業を支援してまいります。
ローランド・ベルガーについて
ローランド・ベルガーは、1967 年に設立されたドイツのミュンヘンに本社を置く世界有数の経営戦略コンサルティングファームです。世界50以上の主要都市にてビジネスを展開し、Entrepreneurship(起業家精神)、 Excellence(卓越性)、Empathy(共感)という価値観を原動力とし、現在および未来の重大な課題に対応するための最高水準の専門知識及びサービスを提供しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
