日本の美しい文化・技術を次世代へつなぐ 東京藝術大学へ「第20回 お仏壇のはせがわ賞」を授与
文化財保存を担う人材育成を20年にわたり支援
お仏壇・墓石の販売、屋内墓苑の受託販売を手がける株式会社はせがわ(本社:福岡・東京、代表取締役社長 新貝 三四郎)は、2025年度の東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻の優秀作品・優秀研究に対し、「第20回 お仏壇のはせがわ賞」及び「第16回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与しました。
「お仏壇のはせがわ賞」について
文化財を守るための技術を伝え残すことは、日本の美とこころを次の世代につなぐことだと、はせがわは考えます。文化財保護を担う技術者の育成に貢献することを目的とし、2007年から毎年、東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 修士課程修了優秀作品に「お仏壇のはせがわ賞」を、2009年から同博士課程修了優秀研究に「お仏壇のはせがわ賞 特別賞」を授与させていただいております。
第20回 お仏壇のはせがわ賞
受賞者:堀内 七海 氏
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(日本画)修士課程
受賞作品:東京藝術大学蔵「阿弥陀三尊来迎図」の現状模写および装潢
(大きさ 縦218.6cm 横61.2cm)

作品概要
原本は鎌倉時代に描かれた作品で、阿弥陀如来、勢至菩薩、観音菩薩の三尊が来迎する様子が描かれています。右下には建物の中に八人の念仏行者が柔和な表情で合掌しています。三尊は、金泥による彩色と金箔による截金(きりかね)文様を施した「悉皆金色」(しっかいこんじき)で描かれ、仏身の光り輝く荘厳性が表現されています。原本は同時代の類例作品と比較しても保存状態が良好で、制作当初の様子が窺える大変貴重な作品です。
受賞コメント
この度は、お仏壇のはせがわ賞という栄えある賞を頂き、誠にありがとうございます。ご指導くださいました先生方をはじめ、日頃より支えてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
修士課程の2年間では、多くの試行錯誤を重ねながら研究に取り組んでまいりました。終わりの見えない不安や困難に直面することもありましたが、先生方や友人、先輩方からの助言や励ましに支えられ、最後までやり遂げることができました。そこで得た知識や経験は、私にとってかけがえのないものとなっております。
今後は文化財修復の工房に就職いたします。今回の受賞を励みとして、これまで培ってきた経験を活かし、より一層研鑽を積んでまいります。
第16回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞
受賞者:張 彬文 氏
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(日本画)博士課程
受賞研究:大型板絵の制作技法研究
~元興寺蔵重要文化財 《板絵智光曼荼羅》の想定復元模写を通して~
(大きさ 縦227cm 横205cm)

研究概要
本研究は、元興寺蔵重要文化財《板絵智光曼荼羅》の想定復元模写制作を通して、日本における大型板絵の制作工程全体を実証的に検討するものです。長年の劣化により不明瞭となっていた基底材構造や彩色技法について、過去の科学調査資料を参照しつつ、木材加工、漆地の形成、油の彩色技法の可能性を実験的に検証しました。また、図像復元および彩色復元を行い、当時の板絵制作技法の体系を明らかにするとともに、《板絵智光曼荼羅》本来の華麗な姿を再現しました。
受賞コメント

この度は、お仏壇のはせがわ賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。
振り返りますと、決して短くない博士課程の道のりは、研究が進まず自信をなくしたり、挫折感を味わうことも多々ありました。しかし、先生方や周囲の皆様からの温かい励ましとお力添えを頂き、持てる限りの力を尽くして、何とか研究を形にすることができました。長年の歩みが報われたようで、非常に光栄に存じます。この受賞を励みとして、これからも研究と制作の両面においてさらなる研鑽を積み、一層精進してまいります。
第16回 お仏壇のはせがわ賞 特別賞
受賞者:王 工一 氏
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(彫刻)博士課程
受賞研究:鎌倉時代木彫像の構造と彩色に関する研究
~東京藝術大学蔵 肥後別当定慶作 木造毘沙門天立像 復元模刻研究を中心に~
(大きさ 総高103.2cm 最大幅49.6cm 最大奥51cm)

研究概要
本作は、東京藝術大学所蔵の肥後別当定慶作木造毘沙門天立像を対象に、鎌倉時代における彩色木彫像制作の実態解明を目的とした研究にもとづく復元模刻作品です。
彫刻工程と彩色工程との相関関係に着目し、科学調査・分析、関連作例との比較検討、さらに模刻制作を通じて、造像当初の制作工程と表現の再現を試みました。研究によって得られた知見を実制作へと結びつけることで、鎌倉時代彫刻にみられる高度な技法と彩色表現の魅力を立体的に示しています。
受賞コメント

このたびは、お仏壇のはせがわ賞特別賞という栄えある賞を賜り、心より感謝申し上げます。博士後期課程における研究と制作の積み重ねを、このような形で評価していただけたことを大変嬉しく思っております。作品と向き合うなかで多くの悩みや試行錯誤を重ねてまいりましたが、その過程も含めて大切な学びとなりました。
ご指導くださった先生方、支えてくださった皆様への感謝を胸に、今後も研究と制作に誠実に取り組んでまいります。
はせがわのサステナビリティ
当社は、企業活動を通じた持続可能な社会への貢献と持続的な企業価値の向上を目指すために、4つの重要課題を決定し、取組みを推進しています。東京藝術大学への「お仏壇のはせがわ賞」授与は、「重要課題3 日本文化の伝承」の取組みのひとつとして、受け継ぎつないできた伝統技術や文化を未来につないでいくための支援を行っています。

株式会社はせがわについて
“「心の平和と生きる力」を自らと人々が実現することを使命とする”という企業理念のもと、お仏壇・お仏具、墓石の販売などの供養事業から終活支援まで、幅広い事業を展開。お客さま一人ひとりに寄り添いながら、「穏やかでやすらぎのあるくらし」を支える取り組みを行っています。
[創業] 1929年9月
[会社設立] 1966年12月
[上場証券取引所] 東京証券取引所スタンダード市場
[事業内容] 仏壇仏具事業、墓石事業、屋内墓苑事業、飲食・食品・雑貨事業、
ピースフルライフサポート事業他
[資本金] 4,037百万円(2025年3月31日)
[売上高] 個別:20,410百万円(2025年3月期)/連結:21,228百万円(2025年3月期)
[店舗数]136店舗(2026年4月20日時点)※飲食事業「田ノ実」含む
[従業員数]1,197名(2025年3月期)
[代表者]代表取締役社長 新貝 三四郎
[コーポレートサイト] https://corp.hasegawa.jp/
[カスタマーサイト] https://www.hasegawa.jp/


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