重松清最新作『答えは風のなか』。12刷『きみの町で』に続く10の物語。
挿絵は、国内外の絵本賞や文芸賞をたて続けに受賞する、絵本作家ミロコマチコ。
朝日出版社は2021年12月11日に『答えは風のなか』(重松清 著 / ミロコマチコ 絵)を刊行しました。
本書は、生きていくうえでぶつかる「なぜ?」について、主人公と一緒に体験できる10の物語からできています。
「いいヤツってなんだろう?」「年を取るってどういうことだろう?」「今は今しかないのに……(世界で感染が蔓延しているなかで)」「さびれていくふるさとに、危ないけれど経済的には助かるごみ処理場ができたら……」「おとなになるって、どういうこと?」「差別ってなんだろう?」「努力ってなんだろう?」――
正面きって考えることが難しいけれど、間違いなく「今、わたしたちが直面している問題」について、見つめ直すきっかけにしてみませんか。
これからさまざまな局面をくぐり抜けて生きていく子どもたちに。子育てに不安を感じている親御さんに。迷った時、悩んでいる時、繰り返し手に取ってみてください。
- 重松清さんより
読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。
答えは風のなか。風を見つめて探すには……
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばかりの世の中だからこそ。
なにも言わなかったのに、ミロコマチコさんの絵、そうなってるんだよ。すごいよね。
- 目次
いいヤツ おばあちゃんのメモ ふるさとツアー ぼくらのマスクの夏 しあわせ いちばんきれいな空 ケンタの背中 おねえさんが教えてくれた タケオの遠回り あきらめ、禁止。 |
- 著者紹介
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て執筆活動に入る。
ライターとして幅広いジャンルで活躍し、1991年に『ビフォア・ラン』で作家デビュー。
1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。
著書に『流星ワゴン』『疾走』『みんなのなやみ』『その日のまえに』『きみの友だち』『青い鳥』『とんび』『希望の地図』『空より高く』『また次の春へ』など多数。
ミロコマチコ
1981年、大阪府生まれ。京都精華大学人文学部卒。
23歳のとき、独学で絵を描きはじめ、2005年に初の個展開催。主に動植物を描き、全国で展覧会を多数開催する。
2010年に自主制作絵本『やまのいえで』を刊行。2011年「HBファイルコンペvol.21」藤枝リュウジ賞受賞、2013年『オオカミがとぶひ』で日本絵本賞大賞を受賞。
著書に『ホロホロチョウのよる』、『サバンナの動物親子に学ぶ』(共著)がある。美術同人誌『四月と十月』の同人。
- 書誌情報
全国の書店で好評発売中!
定価: 1,815円(本体1,650円+税)判型:四六判並製 / ページ数:288ページ /
ISBN:9784255012650 / Cコード:C0093
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