大阪商工会議所と三菱総合研究所、アスリート人材の活躍機会拡大にむけて連携

スポーツ・ウエルネス産業振興とアスリートのセカンドキャリア支援を目指す

大阪商工会議所（会頭：鳥井信吾）と、株式会社三菱総合研究所（代表取締役社長：籔田健二、以下 MRI）は、アスリート人材の活躍による企業や地域の課題解決や、イノベーションの創出に共同で取り組んで参ります。スポーツ・ウエルネス産業振興にアスリートの知見やアイデアを取り入れて施策を充実させるとともに、ビジネスで活躍できるアスリート人材を発掘・育成することで、スポーツ界で長年の課題となっているアスリートのキャリア形成に貢献します。

1. 背景と経緯

大阪商工会議所は、スポーツ・ウエルネス関連企業の集積が厚く、プロ・学生スポーツが盛んな関西を中心に、スポーツ・ウエルネス産業の振興に取り組んでいます。その一環として、2017年より京都商工会議所、神戸商工会議所と共催で、スポーツとさまざまな産業の融合によって新たなビジネス創出を促進するプラットフォーム事業「スポーツハブKANSAI」　（登録数780社・団体）を立ち上げ、イノベーション創出のためのビジネスマッチング事業、まちづくりプロジェクト等における社会実装支援、実証実験フィールドの提供、産学官の連携促進など、企業のビジネス拡大につながる事業を展開してきました。

MRIは、アスリートがスポーツで培った強みを引退後も活かし、生涯活躍し続けられる社会の実現を目指し、アスリートのキャリアをサポートする「アスリートFLAP支援事業」（登録者数500名超）を展開しています。アスリートとの共創や採用に関心のある企業や地域と、アスリートをマッチングするサービスを提供し、アスリートならではの強みを活かした活躍の場を創造しています。

関西では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした2025年大阪・関西万博の開催に向け、ウエルネス関連のプロジェクトが多数進行しており、イノベーション創出やウエルネス要素を生かしたまちづくりに大きな期待が寄せられています。これらの実現には、地域内外の多様な人材の参画が重要であり、また各企業においても事業拡大やイノベーション創出にむけた人材獲得が必要不可欠となっています。そこで、大阪商工会議所とMRIは、アスリート人材に着目し、両者がこれまでスポーツをテーマに蓄積してきた事業実績や知見、ネットワーク等をもとに、共同でスポーツ・ウエルネス産業振興に取り組み、アスリートがさまざまな企業や地域で活躍する社会の実現を目指し連携を開始しました。

2.連携内容

大阪商工会議所とMRIは、アスリート人材の発掘・育成、及び企業や地域における活躍に向け、以下の連携を行います。

図１　連携の概要

出所：大阪商工会議所

1. マッチング例会（※）の共同企画・運営：

産業振興に関心のあるアスリート人材を発掘・育成し、企画・運営に参画していただくことでアスリートならではの知見やアイデアを反映。

2.  アスリート活躍支援事業：

企業や地域でのアスリートの活躍や人材不足の解消につながる事業の企画・実施。

※「スポーツハブKANSAI」の中核イベント。スポーツ・ウエルネス関連企業やスタートアップ企業、スポーツチーム及び競技団体が、経営課題や協業ニーズを発表し、事業提案を募集することでビジネス創造を目指す。

3. 今後の予定

アスリート人材の発掘・育成・活躍促進に向けて、具体的な施策や事業の企画・実施を推進します。5月には、「スポーツハブKANSAI」の主要事業であるマッチング例会を開催、本企画・運営に「アスリートFLAP支援事業」の登録アスリートも参画します。

【イベント概要】スポーツハブKANSAI ビジネスマッチング例会

◆テーマ：　スポーツチームと叶える、企業の事業成長

◆日　時：　2024年5月16日(木) 15:00開催16:30終了後、交流会開始

◆場　所：　Panasonic Stadium Suita（パナソニックスタジアム吹田）

◆プログラム：

　１．開会・事務局説明

　２．連携テーマ発表①【ガンバ大阪】

　　「ガンバ大阪が取り組んでいる、企業の事業成長に役立つ地域共創事例のご紹介」

　　　株式会社ガンバ大阪 事業本部 パートナー推進部 部長 伊藤 慎次 氏

　３．連携テーマ発表②【富山グラウジーズ】

　　「富山グラウジーズが描くデジタル技術を活用した企業・地域との共創」

　　　株式会社富山グラウジーズ 代表取締役社長 高堂 孝一 氏

　４．交流会

※参加には以下HPの申込フォームより事前登録が必要です。

　　https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202403/D29240322024.html

参考

大阪商工会議所「スポーツハブKANSAI」について

スポーツと様々な産業の融合による新たなビジネス創出を促進するプラットフォーム。スポーツビジネスに取り組んでいる、または関心のある企業・組織全般を対象とする登録制事業で、全国21都道府県・780

社・団体が登録しています（2023年度末時点）。製品・サービス開発に向けたニーズ・シーズマッチング、まちづくりプロジェクトにおける社会実装支援、実証実験フィールドの提供など、ビジネス拡大につながる多彩な事業を展開しています。

詳細：スポーツハブKANSAI　https://www.osaka.cci.or.jp/sports/

MRI「アスリートFLAP支援事業」について

現役/元アスリートと企業・地域をマッチングするサービスです。アスリート専用プラットフォーム「アスリート・イン」を運営し、500名超（2024年4月末時点）の登録者に対し、キャリアに関する情報提供や企業・地域からの案件・求人案内を配信しています。アスリートとの共創や採用の意向をもつ企業や地域を「アスリートサポートラボ」として組織化し、オンライン・リアルでのマッチング機会を提供しています。
詳細：

アスリート・イン　https://athleteflap.mri.co.jp/index.php/athletein/

アスリートサポートラボ　https://athlete.mri.co.jp/

    

本件に関するお問い合わせ先  

大阪商工会議所   

〒540-0029　大阪市中央区本町橋2番8号  

【報道機関からのお問い合わせ、内容に関するお問い合わせ】 

　　産業部　スポーツ産業振興担当　「スポーツハブKANSAI」事務局　東、常深 

　　電話：[phone]　　メール：[e-mail]

    

株式会社三菱総合研究所 

〒100-8141　東京都千代田区永田町二丁目10番3号

【内容に関するお問い合わせ】 

　人材・キャリア事業本部　「アスリートFLAP支援サービス」事務局　木村、小林、奥野  

　電話：[phone]　　メール：[e-mail]  

【報道機関からのお問い合わせ】  

　グループ広報部　  

　メール：[e-mail]