【イベントレポート】初開催!「Pen クリエイター・アワード 2017」授賞式
創刊以来、クリエイティブな人々に注目してきたPenが、2017年に私たちを最もワクワクさせてくれた、日本のクリエイターをたたえる賞を創設しました。初回となる今年は、さまざまなジャンルから10組のクリエイターを選び12/15売で特集。そして昨日、銀座 蔦屋書店にて授賞式が開催されました。
受賞者コメント(登壇順に)
●森永邦彦さん(ファッション・デザイナー)受賞コメント
「栄えある賞をいただきありがとうございます。ブランドとして受賞できたことも嬉しいですし、ファッションというものが、異業種の中でこのような賞をいただいたことを大変嬉しく思います。ありがとうございました」
●岩崎貴宏さん(アーティスト)受賞コメント
「今年、ヴェネチア・ビエンナーレという大きな舞台に選んでいただいて、人生が一変した感じがいたします。このような賞に選んでいただいてどうもありがとうございました」
●ヨシダナギさん(フォトグラファー)受賞コメント
「私の作品のモデルをやっていただいた、アマゾンやアフリカのモデルさんたちにありがとうって言いたいです」
●最果タヒさん(詩人)「 」内が受賞コメント(LINEにて やりとり画像あり)
—この度は受賞おめでとうございます!
「ありがとうございます!」
—いまのお気持ちをお聞かせください!
「まずは、授賞式に伺うことができず、申し訳ありません。また、こうしてLINEでリアルタイムの参加ができるよう、配慮いただいたPen編集部の方々に感謝申し上げます」
「今、この瞬間にこそ生きる言葉を書くのか。
将来、何千年も先にまで残る言葉を書くのか。」
「どちらだって選べるはずなのに、私にはどうしても前者しか選べませんでした。」
「それは何千年も先のことなんて一つもわからない(わかったつもりにはなることはあっても……)、ということもあるし、なにより、言葉というのは、読む人と書く人の間にあるもののように思え、自分の向こうに誰かがいるというその気配を感じながらでなくては、私には書いた気がしないからなのだなと思います。」
「もしかしたら私の言葉はすぐに古くなって、時間の流れに置き去りになるかもしれないけれど、むしろそうであってほしいと願うぐらいに、今だけを見ていたい。」
「未来にいる人を想像しても、それはただの想像でしかなくて、私には今そこに生きているであろう読者のかたの気配が、何よりも意味をもたらすのです。」
「今年最も輝いたクリエイター、として、選んでいただけたことは、ですから、わたしにとってとても光栄なことでした。今という時間に、私の書いた言葉が存在することができて幸福です。」
「書く限りはいつまでも、そのときの「今」を見ていたいです。」
「この度は、本当にありがとうございました!」
<スタンプ>」
—こちらこそ、ありがとうございました!
●福士リナさん(モデル)コメント ※フィガロジャポン特別賞
「この度はフィガロ特別賞というとても光栄な賞を受賞させていただき、すごく嬉しいです。ありがとうございます、ルミ姉! ルミ姉って呼んでるんです。編集長のことを。ありがとうございます!」
●村松亮太郎さん(クリエイティブ・ディレクター)受賞コメント
「面白いなと思うのは、本当にクリエイターというものの解釈が広いというか、本当にいろいろな分野で活動している方々が受賞されていて、自分もそのなかでこういったものをいただけて嬉しく思っております」
●原野守弘さん(クリエイティブ・ディレクター)受賞コメント
「すごく嬉しいです。僕はアーティストではなくて、自分の名前で仕事をしているとかでもないですし、総監督みたいな仕事なので実際に手を動かす人は別にいるんですけど、そういうなかでこういう賞を素晴らしい人たちといただけて非常に嬉しく思っています。ありがとうございました」
●長谷井宏紀さん(映画監督)受賞コメント
「日本で初めていただく賞、日本の方からいただく初めての賞がPenさんから。忘れられない思い出になると思います。ありがとうございます」
●土屋太鳳さん(女優)受賞コメント
「クリエイティブであるということは、女優としても人としても本当に大切なことだと感じております。これからさらに心の表面積を広げ、恐れることなく、攻めの姿勢で仕事も人生も創り続けていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」
●高橋一生さん(俳優)受賞コメント
「みなさん、今日はありがとうございます。クリエイター・アワードということで、栄えある第一回で、愛する書籍、Penさんからこの賞をいただき、心より嬉しく思っております。ただ、ひとによってそれぞれ捉え方はあると思うのですが、僕は自分のことをクリエイターだと思っていなくて、ゼロからなにかをつくり出す方たちがクリエイターだと思っていて。今日同じく受賞されている方々を見ると、ゼロからなにかを生み出されている方たちが多くて大変恐縮なんですが、僕をそれ
でもクリエイターとして表彰してくださることを心から嬉しく思いますし、そして、僕がクリエイター・アワードをいただいたということは、きっと僕のことを支えてここまでつくってくださった、俳優として立ち上げてくださったスタッフさんや、共演者の方々、そして観てくださっているみなさんが、いらっしゃったからだと思います。その方たちにこの場を借りて心より感謝申し上げます。みなさんありがとうございます」
フォトセッション後・公開インタビュー
●村松亮太郎さん
—2018年の目標は?
「まず、これがマッピング・アワードじゃなくてよかったなっていう(笑)。それくらいマッピングおじさんみたいになっていたので、その払拭に努めた一年だったと。その中でレストランとかもやらせていただいたりして、実はですね、この一生さんと10年前に。僕、実は映画監督なんです。その中で主演をやっていただいているんです。すごい10年ぶりの再会になりました。しかも素晴らしい映画監督もおられて、ということは映画とかやらないといけないのかなと。マッピングおじさんじゃないよ(笑)という一年にしたいと思います」
●原野守弘さん
—Penで好きな特集は?
「僕は広告やデザインを中心に仕事しているのですが。15年くらい前にこの仕事を始めたんですけど、その時に、ケッセルス・クラマーというオランダのすごいクリエイティブの会社の特集とか。そういうもので本当に、テキストとして勉強させていただいたので、そういう特集はやっぱり好きです。最近のものだと、SFの特集がすごく面白かったですね」
●ヨシダナギさん
―2018年、どのような写真を撮っていきたいですか?
「まだ会いに行けていない人たちが、アマゾンなどにもたくさんいるので会いに行けたらいいなって思っています」
●森永邦彦さん
―2018年、どんなことをしていきたいですか?
「2018年も海外で発表する機会が多いのですが。ファッションや洋服を通じてなにか人の心を揺さぶるような活動をしていきたいです」
●岩崎貴宏さん
―2018年、どんな年にしたいですか?
「2017年がヴェネチア・ビエンナーレという展覧会に出させていただいて。一度、自分の中で、総決算的な展示でしたので。2018年に向けてはまた、新しい表現とこれまでやってきた表現をあわせて、次の目標に向かっていきたいと、いま思っています」
●長谷井宏紀さん
—2017年、どんな年でしたか?
「日本で初めて自分の長編映画を公開できて、全国のみなさんに観ていただけたので、いろんな人に出会えて。こうやって日本の方たちから、Penさんから賞をいただいたりして。本当に光栄だなと思っています。次は、日本で映画を撮りたいなと思っています」
●土屋太鳳さん
—2017年、どんな年でしたか?
「自分や環境の変化をすごく実感する年だったなというふうに思います。変化そのものは去年の方が激しかったのですが、その変化を実感するのが今年でした。それによって、限界であったり、壁に気がつくことができたので、とても必要な時間だったなというふうに思います」
—2018年はどんな年にしたいですか?
「2018年はいろんなことに恋をする、一年にしたいと思います。本であったり、場所であったり趣味であったり人であったり、素敵な出会いってたくさんあると思うので、素直にその素敵なものに感動して、たくさんのものに、たくさんのことに、刺激的に恋をして、心の可動域を広げていきたいと思います」
●高橋一生さん
—Penで好きな特集は? 印象に残った特集はなんですか?
「運慶・快慶です。あとは宗教学なども特集されていると思うのですが、それぞれ好きですね。自転車とか、最近だと、先ほどおっしゃられたSFとか、僕は好きですね。自分が好きだと思っているものを、Penさんはよく特集してくださっているので、その都度買っております」
—2018年はどんな年に?
「2017年は、前年よりみなさんの期待が少し自分にも伝わってくるくらい大きくなってきたなと思っていて。お返しできているかはわかりませんが、それがたくさんできた年であったなと思っています。2018年はもうラインナップが少しずつ見えてきているのですが、他はみなさんをいい意味で裏切る形になっていけるだろうなと思っているので、そこはもう使ってくださる方たちの想像力にお任せして、自分はいただく作品というものに、しっかり尽力できていったらなと思っています」
—目標は?
「僕、毎年抱負に困る男なんで、全然考えたりすることはないんですね。なので、あえてなにか掲げるとすると、『手放し』です」
イベント概容
■名称: 「Pen クリエイター・アワード 2017」
■主催: Pen(CCCメディアハウス)
■開催日時: 2017年12月1日(金) 19:30~20:30
■イベント会場: 「GINZA SIX」6階 銀座 蔦屋書店 EVENT SPACE(東京都中央区銀座6-10-1)
■受賞者(授賞式での紹介順):
森永邦彦さん(ファッション・デザイナー)
岩崎貴宏さん(アーティスト)
ヨシダナギさん(フォトグラファー)
最果タヒさん(詩人)
Suchmosさん(ミュージシャン)
福士リナさん(モデル) ※福士さんは、フィガロジャポン特別賞
村松亮太郎さん(クリエイティブ・ディレクター)
原野守弘さん(クリエイティブ・ディレクター)
長谷井宏紀さん(映画監督)
土屋太鳳さん(女優)
高橋一生さん(俳優)
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