ブラザー、創業の地が判明
ブラザー工業株式会社が創業した場所が判明した。創業の地は、名古屋市熱田区の伝馬町交差点付近で、現在の国道1号上だと分かった。
■創業の地
ブラザー工業は1908年(明治41年)に熱田区で創業したことは分かっていたが、当時の地図など関連する資料の多くは、空襲により消失してしまい、詳細な場所を特定できずにいた。
しかし、担当者が今夏訪ねた名古屋市の市政資料館で1929年(昭和4年)の熱田区の住宅地図を発見し、ブラザー工業創業者の一人である故安井実一元会長の過去の証言を参考にしながら現在の地図と照合した結果、創業の地を特定することに成功した。
創業の地には現在、国道1号が通っているが、事業拡大に伴い1926年(大正15年)に造られた店舗兼工場の跡地は今もブラザーが所有する月極め駐車場となっており、ブラザーの企業広告の看板も設置されている。
■創業当時のブラザー
ブラザーというとミシンメーカーのイメージが強いが、創業当時はミシンの修理業者だった。ミシンの修理業から麦わら帽子製造用水圧機の製造を経て、1928年(昭和3年)に念願の自社製ミシンの開発に成功する。その後は、タイプライター、プリンター、カラオケなど、多角的にビジネスを展開していった。
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