10年ぶりの国内24時間レースで、Audi RS 3 LMSがクラス優勝
「富士スーパーテック24時間」に4台のAudi RS 3 LMSと3台の Audi R8 LMSの計7台が参戦/Audi RS 3 LMSで参戦のAudi Team DreamDrive Noahがクラス優勝。Audi RS 3 LMS 全4台全て完走/Audi R8 LMSは総合2位と3位
アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は、スーパー耐久シリーズ ST-XクラスにAudi R8 LMSで参戦するカスタマー(プライベート)チームならびにST-TCRクラスにAudi RS 3 LMS で参戦する4チームをサポートしています。6月1日(金)〜6月3日(日)に、富士スピードウェイ(静岡県 1周4,563m)でスーパー耐久シリーズ第3戦となる「富士スーパーテック24時間」が開催されました。
国内では、2008年の「十勝24時間」以来10年ぶり、富士スピードウェイでは50年ぶりに開催された24時間レースとなります。クラスは最上位となるST-Xクラスをはじめ、欧州などでも人気のST-TCRクラスなど8つに分類され、計50台が参加。各チーム毎に4〜6人のドライバーがエントリーし、交替で24時間後のゴールを目指します。予選、決勝の3日間でのべ35,300人もの観客が来場しました。
昨年からスーパー耐久シリーズに新設されたST-TCRクラスへAudi RS 3 LMSで参戦したのは、昨年シリーズランキング3位を獲得した#19 BRP(バースレーシングプロジェクト)、そして#45 Audi Team DreamDrive(アウディ・チームドリームドライブ)と#75 Audi Team DreamDrive Noah(アウディ・チームドリームドライブ ノア)、#65 Audi Team Mars(アウディ・チームマーズ)の計4台です。また、ST-XクラスにPhoenix Racing Asia(フェニックス・レーシング・アジア)が#81、#82、#83の3台のAudi R8 LMSを持ち込み、このレースにおいてアウディは総勢7台の一大勢力を形成していました。
ST-Xクラスの予選は、#82 Phoenix Racing Asiaが好タイムを記録。ポールポジションを獲得できたはずでしたが、走路外走行のペナルティによってタイムは抹消となり、クラス最後尾からのスタートとなりました。結果は#83が7位、#81が9位、#82は10位のグリッド位置となりました。
ST-TCRクラスでは、#65 Audi Team Marsが見事にクラストップタイムを記録。総合でも8番グリッドの好位置を獲得しました。それ以外の3台は#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス5位、総合12位、#45 Audi Team DreamDriveが総合13位、クラス6位、#19 BRPがクラス7位、総合14位という結果となりました。
決勝レース当日の富士スピードウェイは晴れ渡った青空に富士山を臨む、初夏の好天に恵まれました。15時に決勝レースがスタート。ST-Xクラスでは、#81、#82、#83の3台が上位を争うように周回を重ねていました。しかしレース序盤で#82が他のクラスのクルマと接触し、マシンが大破、リタイヤとなってしまいました。一方#81のスタートドライバーは、SUPER GT GT300にAudi R8 LMS で参戦するTeam TAISANの川端伸太朗選手でしたが、順調に周回を重ねレース開始1時間後には総合3位まで順位をアップし、次のドライバーへとつなぎました。長丁場のレースのため、スピンやコースアウト、追い越し禁止のイエローフラッグなどさまざまな展開が巻き起こります。スタート6時間後の順位は、#83が3位、#81が4位につけていました。真っ暗な夜の富士スピードウェイを走行するのは今回参加しているすべてのドライバーにとって初めての体験ということもあり、ナイトセッションには緊張感が漂っていました。スタートから12時間、深夜3時には#83が2位、#81が3位に順位をあげました。
ST-TCRクラスでは、予選トップタイムを記録した#65 Audi Team Marsが好スタートを切り、クラストップを快走。そのあとを追うように#45 Audi Team DreamDrive、#75 Audi Team DreamDrive Noahが続く展開となりました。一方で#19 BRPはコンピュータのトラブルのためスタートできず、およそ30分遅れてのコースインという展開に。スタートから12時間後には、#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス2位に浮上。続いて3位に#65 Audi Team Mars、#45 Audi Team DreamDrive は6位、#19 BRPは4位まで追い上げをみせました。
翌朝6時、ST-Xクラスではトップを走っていた#3にブレーキトラブルが発生。このタイミングで#81がトップに、#83が2位で続きます。ST-TCRクラスはこの時点で、#75、#65、#19、#45の順でAudi RS 3 LMSが2位〜5位を独占。ところが午前8時半を少しこえた頃、#65が300Rでコースアウトしてマシンを大破。レースへの復帰が難しいかと思われましたが、アウディ ジャパンが現地に配備していた、Audi Sport customer racingパーツトレーラーが功を奏し、在庫から50点を超える部品を交換するなどして約2時間後には無事にレースへ復帰することができました。また午後1時半をすぎた頃には#83が他車と接触し、リアタイヤがパンク。ピットインを余儀なくされました。ダメージは足回りにも及んでいましたが、メカニックの迅速な対応ですぐにレース復帰を果たしました。その後全ての車両がゴールを目指して順調に周回を重ねていきました。
午後3時、長い24時間レースのゴールの瞬間が訪れました。ST-Xクラスでは#83がクラス2位で表彰台を獲得、#81が3位で見事に完走を果たしました。ST-TCRクラスは、ただ1台ノーペナルティかつノートラブルで走り続けた#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス優勝。チームはデビュー3戦目での初優勝であり、スーパー耐久におけるAudi RS 3 LMSの初優勝にもなりました。3位が#19 BRP、4位が#45 Audi Team DreamDrive、6位が#65 Audi Team Mars とST-TCRクラスでは、参加4台の全てが完走しAudi RS 3 LMSの信頼性の高さを裏付ける結果となりました。
ST-TCRクラス優勝 #75 Audi TeamDreamDrive Noahオーナー 清瀧 雄二氏のコメント
「とにかく最初から燃費走行で、タイヤに優しい運転をドライバー全員に指示していました。メカニックもそれに基づきスケジュールを組み、最終的に勝つことができました。何よりノーミスでノーペナルティでクリーンなレースができたと自負しています。我々は福岡のチームで、チームスタッフもほとんどが九州出身者ということもあり団結力はすごいものがあります。Audi RS 3 LMSは信頼性も高く、記念すべき24時間レースで勝つことができてとてもうれしいです。来年もまた戻ってきたいと思います」
ST-Xクラス2 位 #83 Phoenix Racing Asiaオーナー Marchy Lee(マーチー・リー)氏のコメント
「24時間レースは、ときにハッピーになったり、ときに悔しかったり、とてもエモーショナルなものでした。Audi R8 LMSはとても信頼性が高く、リペアパーツを用意してくれるなどサポート体制も充実していてベストカスタマーレーシングカーの1つといえると思います。我々も勝てるチャンスはありましたが、ペナルティを受け、無線連絡もミスもあって今回は残念な結果となりました。ただ日本のファンが家族でレースを楽しんでいる姿がとても印象的でした。チームとして来年もぜひ挑戦したいです」
#81 Phoenix Racing Asia 川端 伸太朗選手のコメント
「長いレースですから、ペナルティを受けるなど本当にいろいろありましたが、初めての24時間レースは最高に楽しかったです。特に夜のスティントはすごく気持ちが高ぶりました。またSUPER GTでは前回の富士の結果が十分ではなかったこともあり、とてもいい練習になりました。8月の富士のレースでまたAudi R8 LMSをドライブしますので、今回の経験を生かしていい結果につなげたいと思っています」
アウディ ジャパンは2016以来、ボディー、トランスミッション、エンジン等レース車検に適合した約2500アイテム、8000点もの部品を積載した、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを配備。いかなるレース展開にも対応できるよう準備を整えSUPER GTやスーパー耐久に参戦するチームと共に全国のサーキットを転戦しています。このサポートを通じAudi Sportのブランド認知の向上を図ります。
Audi Japan Press Center: https://www.audi-press.jp/
国内では、2008年の「十勝24時間」以来10年ぶり、富士スピードウェイでは50年ぶりに開催された24時間レースとなります。クラスは最上位となるST-Xクラスをはじめ、欧州などでも人気のST-TCRクラスなど8つに分類され、計50台が参加。各チーム毎に4〜6人のドライバーがエントリーし、交替で24時間後のゴールを目指します。予選、決勝の3日間でのべ35,300人もの観客が来場しました。
昨年からスーパー耐久シリーズに新設されたST-TCRクラスへAudi RS 3 LMSで参戦したのは、昨年シリーズランキング3位を獲得した#19 BRP(バースレーシングプロジェクト)、そして#45 Audi Team DreamDrive(アウディ・チームドリームドライブ)と#75 Audi Team DreamDrive Noah(アウディ・チームドリームドライブ ノア)、#65 Audi Team Mars(アウディ・チームマーズ)の計4台です。また、ST-XクラスにPhoenix Racing Asia(フェニックス・レーシング・アジア)が#81、#82、#83の3台のAudi R8 LMSを持ち込み、このレースにおいてアウディは総勢7台の一大勢力を形成していました。
ST-Xクラスの予選は、#82 Phoenix Racing Asiaが好タイムを記録。ポールポジションを獲得できたはずでしたが、走路外走行のペナルティによってタイムは抹消となり、クラス最後尾からのスタートとなりました。結果は#83が7位、#81が9位、#82は10位のグリッド位置となりました。
ST-TCRクラスでは、#65 Audi Team Marsが見事にクラストップタイムを記録。総合でも8番グリッドの好位置を獲得しました。それ以外の3台は#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス5位、総合12位、#45 Audi Team DreamDriveが総合13位、クラス6位、#19 BRPがクラス7位、総合14位という結果となりました。
決勝レース当日の富士スピードウェイは晴れ渡った青空に富士山を臨む、初夏の好天に恵まれました。15時に決勝レースがスタート。ST-Xクラスでは、#81、#82、#83の3台が上位を争うように周回を重ねていました。しかしレース序盤で#82が他のクラスのクルマと接触し、マシンが大破、リタイヤとなってしまいました。一方#81のスタートドライバーは、SUPER GT GT300にAudi R8 LMS で参戦するTeam TAISANの川端伸太朗選手でしたが、順調に周回を重ねレース開始1時間後には総合3位まで順位をアップし、次のドライバーへとつなぎました。長丁場のレースのため、スピンやコースアウト、追い越し禁止のイエローフラッグなどさまざまな展開が巻き起こります。スタート6時間後の順位は、#83が3位、#81が4位につけていました。真っ暗な夜の富士スピードウェイを走行するのは今回参加しているすべてのドライバーにとって初めての体験ということもあり、ナイトセッションには緊張感が漂っていました。スタートから12時間、深夜3時には#83が2位、#81が3位に順位をあげました。
ST-TCRクラスでは、予選トップタイムを記録した#65 Audi Team Marsが好スタートを切り、クラストップを快走。そのあとを追うように#45 Audi Team DreamDrive、#75 Audi Team DreamDrive Noahが続く展開となりました。一方で#19 BRPはコンピュータのトラブルのためスタートできず、およそ30分遅れてのコースインという展開に。スタートから12時間後には、#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス2位に浮上。続いて3位に#65 Audi Team Mars、#45 Audi Team DreamDrive は6位、#19 BRPは4位まで追い上げをみせました。
翌朝6時、ST-Xクラスではトップを走っていた#3にブレーキトラブルが発生。このタイミングで#81がトップに、#83が2位で続きます。ST-TCRクラスはこの時点で、#75、#65、#19、#45の順でAudi RS 3 LMSが2位〜5位を独占。ところが午前8時半を少しこえた頃、#65が300Rでコースアウトしてマシンを大破。レースへの復帰が難しいかと思われましたが、アウディ ジャパンが現地に配備していた、Audi Sport customer racingパーツトレーラーが功を奏し、在庫から50点を超える部品を交換するなどして約2時間後には無事にレースへ復帰することができました。また午後1時半をすぎた頃には#83が他車と接触し、リアタイヤがパンク。ピットインを余儀なくされました。ダメージは足回りにも及んでいましたが、メカニックの迅速な対応ですぐにレース復帰を果たしました。その後全ての車両がゴールを目指して順調に周回を重ねていきました。
午後3時、長い24時間レースのゴールの瞬間が訪れました。ST-Xクラスでは#83がクラス2位で表彰台を獲得、#81が3位で見事に完走を果たしました。ST-TCRクラスは、ただ1台ノーペナルティかつノートラブルで走り続けた#75 Audi Team DreamDrive Noahがクラス優勝。チームはデビュー3戦目での初優勝であり、スーパー耐久におけるAudi RS 3 LMSの初優勝にもなりました。3位が#19 BRP、4位が#45 Audi Team DreamDrive、6位が#65 Audi Team Mars とST-TCRクラスでは、参加4台の全てが完走しAudi RS 3 LMSの信頼性の高さを裏付ける結果となりました。
ST-TCRクラス優勝 #75 Audi TeamDreamDrive Noahオーナー 清瀧 雄二氏のコメント
「とにかく最初から燃費走行で、タイヤに優しい運転をドライバー全員に指示していました。メカニックもそれに基づきスケジュールを組み、最終的に勝つことができました。何よりノーミスでノーペナルティでクリーンなレースができたと自負しています。我々は福岡のチームで、チームスタッフもほとんどが九州出身者ということもあり団結力はすごいものがあります。Audi RS 3 LMSは信頼性も高く、記念すべき24時間レースで勝つことができてとてもうれしいです。来年もまた戻ってきたいと思います」
ST-Xクラス2 位 #83 Phoenix Racing Asiaオーナー Marchy Lee(マーチー・リー)氏のコメント
「24時間レースは、ときにハッピーになったり、ときに悔しかったり、とてもエモーショナルなものでした。Audi R8 LMSはとても信頼性が高く、リペアパーツを用意してくれるなどサポート体制も充実していてベストカスタマーレーシングカーの1つといえると思います。我々も勝てるチャンスはありましたが、ペナルティを受け、無線連絡もミスもあって今回は残念な結果となりました。ただ日本のファンが家族でレースを楽しんでいる姿がとても印象的でした。チームとして来年もぜひ挑戦したいです」
#81 Phoenix Racing Asia 川端 伸太朗選手のコメント
「長いレースですから、ペナルティを受けるなど本当にいろいろありましたが、初めての24時間レースは最高に楽しかったです。特に夜のスティントはすごく気持ちが高ぶりました。またSUPER GTでは前回の富士の結果が十分ではなかったこともあり、とてもいい練習になりました。8月の富士のレースでまたAudi R8 LMSをドライブしますので、今回の経験を生かしていい結果につなげたいと思っています」
アウディ ジャパンは2016以来、ボディー、トランスミッション、エンジン等レース車検に適合した約2500アイテム、8000点もの部品を積載した、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを配備。いかなるレース展開にも対応できるよう準備を整えSUPER GTやスーパー耐久に参戦するチームと共に全国のサーキットを転戦しています。このサポートを通じAudi Sportのブランド認知の向上を図ります。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像