「不登校川柳」親・家族編の受賞作品を発表〜五・七・五に込められた家族の記憶〜
親・家族の“揺れる心”を綴った全228句から、大賞・優秀賞・佳作を選出/ウェブメディア「不登校オンライン」(株式会社キズキ)

ウェブメディア「不登校オンライン」が2025年2月に実施した《大募集!みんなの不登校川柳》では、合計390句のご応募をいただきました。
このたび、親・家族・親戚など「不登校の本人(当事者・経験者)以外」の視点で寄せられた228句の中から、大賞1句、優秀賞1句、佳作33句を選出し、発表いたしました。
■ 親・家族のリアルが、五・七・五にあふれ出す
不登校は、子ども自身の苦悩に加えて、家族もまたさまざまな思いを抱える経験です。
親としての葛藤や無力感、ときに笑いに変えた日々、そして「生きてくれていればそれでいい」という愛情の形。
選ばれた作品群からは、家族一人ひとりが不登校という現実に向き合い、ともに歩んだ時間が、濃密ににじみ出ています。
■ 受賞作品の一部をご紹介
◯ 大賞
何大事 子供のいのち それだけだ
(ペンネーム:西瓜大好き/母親)
【作品に込めた想い】
子供が完全不登校となり、塾も拒否、近隣の公園にいくことも拒否した時、親の私は精神的に崩壊しかけました。そんな中ふと、子供に何を1番望んでいるのか考えたところ、1番の希望は子供が生きてくれること。それに気づいてから、社会や世間の常識にとらわれず、子供が笑顔で生き生きと毎日を楽しく生きてくれる様、子供に寄り添えるようになりました。
※大賞受賞者にはAmazonギフトカード(3,000円分)を進呈。
◯ 優秀賞
良かれより マイナスならぬと 口つぐむ
(ペンネーム:たかとも/母親)
【作品に込めた想い】
こちらが良かれと思って言った声掛けが、子供にとって逆にイラッとしたり、皮肉に聞こえたりして、親子の関係が悪化する。それならば、私はその時に、ここは黙っておいた方が良いとぐっとこらえる。
◯ 佳作(一部抜粋)
行き渋り 我も休んで 添い寝する(ペンネーム:はらは/父親)
不登校 時々家で 親孝行(ペンネーム:徳田ラッキー/母親)
ひきこもり 見えない仲間 異国にも(ペンネーム:わをん/母親)
起きられぬ むすめ横目に 猫の世話(ペンネーム:ねこすがり/母親)
君の背を 眩しく送る 心かな(ペンネーム:みき/母親)
そのほか、多様なご家庭から寄せられた珠玉の35作品を、「不登校オンライン」の記事内にて紹介しています。
▶ 詳細記事はこちら:
https://futoko-online.jp/questionnaire/14363/
■ 編集部から:「親であること」の、正解のなさに寄り添って
この「親・家族編」に寄せられた川柳たちは、親として、家族として、子どもを支えようとする日々の中で揺れ動いた“心の記録”そのものでした。
「励ます言葉」が届かない日、「ただそばにいる」ことしかできない夜。
昼夜逆転のお子さんに、それでも毎朝「おはよう」と声をかける。
その繰り返しが、どれほど尊く、尊重されるべきものか——作品のひとつひとつが、静かに語ってくれています。
不登校の子を見守るご家族に、絶対の正解はありません。
でも、「生きていてくれればそれでいい」と願ったあの日の想いこそが、何よりの答えだったのかもしれません。
不登校オンラインが、みなさまの「想い」を繋ぐ一助となったなら幸いです。
不登校オンラインについて
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不登校オンラインでは、不登校にまつわる保護者さんの体験談、お子さんの気持ち、著名人のインタビュー、不登校からの勉強法などの記事を掲載。「地に足のついた確かな情報」でお悩みに寄り添い、 「次の一歩」に進むための方法を紹介しています。
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株式会社キズキについて
「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョンを持つキズキでは、その実現のために、様々な「困難」を経験した方向けに、様々な事業を展開中です。
本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-29-7 ドルミ御苑202号
会社設立日:2015年7月13日
代表:安田祐輔(代表取締役社長)
従業員数:役員3名、正社員:123名、契約社員・アルバイト:1,256名(2025年2月)
株式会社キズキウェブサイト:https://kizuki-corp.com/
◆各種事業について
○不登校オンライン(メディア事業)
不登校のお子さんがいる保護者の方向けのwebメディア。不登校にまつわる保護者さんの体験談、お子さんの気持ち、著名人のインタビュー、不登校からの勉強法などの記事を掲載。「地に足のついた確かな情報」でお悩みに寄り添い、 「次の一歩」に進むための方法を紹介しています。
○親コミュ(メディア事業)
不登校のお子さんがいる保護者さまのためのオンラインコミュニティ。
「不登校が特別ではない環境」で、チャットを通じて、不登校の親同士で、悩みを解決し合ったり、雑談したりできます。また、有識者を招いたオンライン講演会も提供しています。
https://kizuki.or.jp/oya-community-lp/
○キズキ共育塾(学習支援事業)
一人ひとりの困りごとに寄り添い、自分に合った学び方を見つけていくことをコンセプトにした学習塾。不登校や中退をはじめ、人間関係の不安、体調の心配、学習への苦手意識など、お受けするご相談の種類は多岐に渡る。埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県に、全16校舎(2025年3月)。オンライン授業は全国対応。
キズキ共育塾ウェブサイト:https://kizuki.or.jp/
○家庭教師事業(学習支援事業)
「家庭教師キズキ家学」を運営。不登校やひきこもりの方々のために、関東・関西で、勉強のみならずカウンセリングや外出同行も含めた支援を実施。
○公民連携事業
全国各地の自治体から委託を受けて、低所得世帯の子どもたちの学習支援などを実施(東京都足立区・渋谷区・八王子市、大阪府吹田市、大阪市大正区・住吉区、兵庫県西宮市、愛知県名古屋市など。(2025年1月現在、累計で42自治体等から48案件を受託)。
○ビジネスカレッジ事業(就労支援事業)
東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県にて、就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」を運営。
うつ病などの精神疾患や発達障害のために退職した方、また、それらの疾患や障がいのために就労できずにいる方などのために、「一人ひとりに適した就職」のための支援を実施。
今後もキズキは、創業から14年での2万5千人を超える方々への相談・支援経験を活かし、既存事業の発展及び新規事業の積極的展開を通じ、様々な理由でつまづいた方々が「何度でもやり直せる社会」の実現に向けて邁進いたします。
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