PHRサービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業実施における協定書を締結

株式会社日立システムズ

 福岡県飯塚市(市長職務代理者 副市長:久世 賢治/以下、飯塚市)、株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(代表取締役会長:武藤 真祐、代表取締役社長:園田 愛、本社:東京都中央区/以下、インテグリティ・ヘルスケア)、ANA X株式会社(代表取締役社長:轟木 一博、本社:東京都中央区/以下、ANA X)、沢井製薬株式会社(代表取締役社長:木村 元彦、本社:大阪市淀川区/以下、沢井製薬)はPHR*1サービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業を実施するための協定を本日締結しました。本実証事業は飯塚市に地域回遊や地域経済の活用によるインセンティブ付与の仕組みとPHRサービスに触れる仕組みを構築し、住民の健康増進を図るとともに、蓄積されたPHRデータを住民の特定保健指導などに活用する取り組みです。
*1 PHR(Personal Health Record):個人の健康診断結果、服薬履歴、日常生活でのバイタルデータ等の保健医療情報。

左からインテグリティ・ヘルスケア取締役・戸上 浩昭、ANA X代表取締役社長・轟木 一博、飯塚市副市長・久世 賢治、 沢井製薬理事・竹田 幸司、日立システムズ執行役員・長谷 正嗣左からインテグリティ・ヘルスケア取締役・戸上 浩昭、ANA X代表取締役社長・轟木 一博、飯塚市副市長・久世 賢治、 沢井製薬理事・竹田 幸司、日立システムズ執行役員・長谷 正嗣

 飯塚市は2019年に策定した「第2次いいづか健幸都市基本計画*2」において「すべての人が健康で、いきいきと笑顔で暮らせるまち」を、めざす健幸都市の将来像として位置づけ、「健康寿命の延伸」を目標に施策を展開しています。

 この度、飯塚市と日本ウェルビーイングコンソーシアム*3の設立企業である日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、沢井製薬は、「健康無関心層の取り込み」、「特定保健指導のデジタル化」、「地元企業との連携による健康経営の支援」の実現に向けてPHR基盤と各社のアプリケーションを活用した実証事業を実施します。

*2 第2次いいづか健幸都市基本計画「基本計画」 https://www.city.iizuka.lg.jp/kenko-s/documents/dai2jikihonkeikaku.pdf

*3 2023年7月27日にウェルビーイングの推進を目的に健康、医療サポート、ウェルネスツーリズムの分野で日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、サワイグループホールディングスで設立したコンソーシアム。 https://www.hitachi-systems.com/news/2023/20230727.html


■今回締結した協定書の内容

 (1)「ANA Pocket*4」を活用した健康増進

 (2)「SaluDi*5」によるPHRデータの活用

 (3)「健康支援サービス(MIRAMED)*6」を活用した特定保健指導

 (4)その他、本協定当事者が協議し、必要と認める事項

*4 ANA Pocketは、航空移動だけでなく、徒歩・自転車・電車・モノレール・新幹線・自動車・フェリー等のすべての移動に対してポイント・ANAのマイルが貯まるモバイルアプリケーションサービスです。

*5 SaluDiは、PHR管理アプリです。情報を備えた常備薬=「情備薬」として、いつもあなたの傍に常備して欲しいとの思いを込めて開発・提供しております。

*6 「MIRAMED®」は、東京大学COIが開発した『AIを活用して将来の生活習慣関連疾患のリスクを「見える化」し、動機付けを促す各種機能により対象者の行動変容と健康増進をサポートする健康支援サービス』です。2021年11月に日立システムズより、遠隔特定保健指導のサービス提供が可能となりました。


■「PHRサービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業」について

 本実証事業では、飯塚市に地域回遊や地域経済の活用によるインセンティブ付与の仕組みを構築し、住民の健康増進を支援します。例えば、実証事業に参加する住民がドラッグストア・ショッピングモール・コンビニエンスストアなどを訪れた際に移動した距離や手段によってポイントを付与し、住民の運動を促します。また、住民が健康PHRサービスに触れる環境づくりを行います。これらにより、住民の活動量の増加と行動変容を図ります。なお、飯塚市は蓄積されたPHRデータを住民の特定保健指導などに活用する予定です。

 本協定当事者が双方の資源を有効活用し、ともに活動を推進することで、飯塚市における一層の住民サービスの向上および住民の健康的な生活を実現することをめざします。

 実証事業の実施期間は2023年10月から2024年9月となります。

「PHRサービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業」概要図「PHRサービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業」概要図


■飯塚市について

 平成18年3月26日に1市4町(飯塚市、穂波町、筑穂町、庄内町、頴田町)が合併し、新しく「飯塚市」が誕生しました。面積213.96㎢、人口126,364人(令和2年国勢調査)で福岡県のほぼ中心に位置しています。主要幹線道としては、一般国道200号、201号、211号があり、福岡都市圏、北九州都市圏、筑後地区から車で60分圏内です。JRは篠栗線、筑豊本線、後藤寺線が走っており、新飯塚駅から博多駅まで約40分、小倉駅まで約60分という利便性で、福岡都市圏、北九州都市圏への通勤、通学圏内になっています。

 本市は、南北に流れる遠賀川に沿って平野が広がり、東は関の山、西は三郡山地等に囲まれ、良好な自然が残されています。かつては、長崎街道の宿場町(飯塚宿、内野宿)として栄え、多くの人、物、情報がいきかう流通拠点として、また、日本経済の成長を支えた筑豊炭田の中心都市として、重要な役割を担ってきました。

 長崎街道「シュガーロード」と炭都。砂糖の伝来と労働者に受け入れられ発展したお菓子文化により、全国的に有名な「千鳥饅頭」「ひよこ饅頭」「なんばん往来」などの銘菓が生まれたまちでもあり、令和2年度には「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が日本遺産に認定されています。

 詳細は https://www.city.iizuka.lg.jp/ をご覧ください。


■日立システムズについて

 日立システムズは、企業理念に掲げる「真に豊かな社会の実現に貢献する」ために、日立グループの社会イノベーション事業を支える一員としてサステナビリティ経営を推進しています。強みであるさまざまな業種の課題解決で培ってきたお客さまの業務知識やノウハウを持つ人財・サービスインフラを活用したデジタライゼーションサービスと、日立の先進的なデジタル技術を活用したLumadaやパートナーと連携した独自のサービスによりお客さまのデジタル変革を徹底的にサポート。社会課題を解決するだけでなく、社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献し、人々のQuality of Lifeの向上とお客さまの価値向上を支援してまいります。

 詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。


■インテグリティ・ヘルスケアについて

 株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。「2030年までに、個別化された医療と情報が適切に届き、人々が主体的に考え、行動を起こしていく世界を作る」をミッションに掲げ、ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発・提供、DCT(Decentralized Clinical Trial:分散型臨床試験)事業に取り組んでいます。

 詳細は https://www.integrity-healthcare.co.jp をご覧ください。


■ANA Xについて

 ANA X株式会社は、ANAグループのプラットフォーム事業会社です。

 航空・旅行事業をはじめ、ANAカードに代表されるライフサービス事業を通じて培った顧客基盤を土台に、お客様の人生を豊かにするサービスを創造し、人の移動を通じて地域・社会課題の解決にも貢献していくことを目指して取り組んでいます。

 日常でもマイルを貯めて使える機会を拡げるために、ANAグループの各種サービスの入り口となるゲートアプリ「ANAマイレージクラブアプリ」、インターネットショッピングモール「ANA Mall」、モバイルペイメントサービス「ANA Pay」、日々の移動でポイントが貯まるモバイルアプリサービス「ANA Pocket」などの商品・サービスを展開しています。

 詳細は https://www.ana-x.co.jp/ をご覧ください。


■沢井製薬について

 沢井製薬株式会社は、800品目以上を取り扱うジェネリック医薬品企業です。「なによりも患者さんのために」という企業理念のもと、1997年より新聞広告、2004年よりテレビCMを通じ、日本におけるジェネリック医薬品の認知向上に取り組んできました。ジェネリック医薬品を安定的に患者さんのもとへお届けするため、全国6工場のネットワーク力で生産体制の強化に取り組んでいます。独自の製剤化技術「SAWAI HARMOTECH®」を有する等、高品質で付加価値の高い医薬品の開発も積極的に行っています。

 詳細は https://www.sawai.co.jp をご覧ください。


■お客さまからのお問い合わせ先

 ・飯塚市:飯塚市市民協働部健幸保険課 原 TEL 0948-22-5500内線2169

 ・株式会社日立システムズ:お問い合わせWebフォーム

  https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html

 ・株式会社インテグリティ・ヘルスケア:広報担当 pr@integrity-healthcare.co.jp

 ・ANA X株式会社:総務人事部 総務・広報チーム TEL 050-3815-5051

 ・沢井製薬株式会社:広報室 koho@sawai.co.jp


以上

*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社日立システムズ

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URL
https://www.hitachi-systems.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎1-2-1
電話番号
03-5435-7777
代表者名
柴原 節男
上場
未上場
資本金
191億6200万円
設立
1962年10月