現役高校生が選ぶ、「なりたい職業ランキング」

働きたい業界1位「製造・ものづくり業」、なりたい職業1位「接客職」、将来への不安「なりたいものがない」

ジンジブ

高校生の就職を支援 している「 ジンジブ 」 (本社 ・ 大阪府大阪市)は 、現役高校生に向けて「なりたい職業」をテーマにアンケートを実施いたしましたので結果をご報告いたします。
(調査期間:5月11日~6月27日 有効回答数:1,551人)

■ランキング結果サマリー

  • 「働きたい業界」1位は製造・ものづくり業。次にサービス業、飲食業、IT業、建設業など人材不足業界に光。

  • 「なりたい職業」1位は接客職。生活や学校で身近や、好きものが人気。なりたいものがない不安も多数。


【調査概要】
調査期間:2023年5月11日~6月27日
調査方法:ジンジブ主催の職業体験イベント「おしごとフェア」に来場した高校生にアンケート回収
対象者 :高校1年生~高校4年生 ※4年生は定時制課程
有効回答数:1,551人
(内訳 1年生 321人、2年生310人、3年生848人、4年生72人)
(希望進路 就職637人、進学463人、その他451人)

■調査背景
高校生の就活は、大学生のような自由な活動ではありません。求人票の解禁日 の7月1日 から、9月までの約 2カ月間 に 、先生とどの企業に応募するのかを決めます。一部の自治体をのぞき、応募は一定期間一人一社ずつ、という決まりです。

こうした就職活動は学業を大切にし、確実に内定を得られると言われてきました。しかし、就活期間が短いことや、限られた情報で、仕事や企業に対する理解不足がおき、就職してもすぐに離職してしまうなどのミスマッチがおこっています。


そこで今回、職業体験イベントに参加した高校生に「どのような職業につきたいか」率直な考えをアンケートしました。


【働きたい「業界」ランキング】 就職するとしたらどの業界に興味がありますか? ※複数回答可

【働きたい業界ランキングの総評】 
 現役高校生が選ぶ「働きたい業界ランキング」では、「製造・ものづくり業界」が最も多く、24%の高校生が「働きたい業界」として回答しました。続いて2位「サービス業界」、3位「宿泊・飲食・観光業界」と、接客や人に接する業界に注目が集まりました。4位の「IT・通信業界」には15%の高校生が回答しましたが、実際に高校生向けの求人の割合は全体の1%以下と狭き門の業界でもあります。5位は「建設・建築業界」でした。


1位の「製造・ものづくり業界」では人材の流動化が進み、条件の良い企業や他業界への転職、高齢化・後継者不足が課題とされております。経済産業省発表の資料によると、大企業の17.1%、中小企業の22.7%が後継者不足と回答しているなど、後継者問題や技術伝承も叫ばれています。(*1)
2~5位の業界についても、全て深刻な人材不足や高齢化が叫ばれているます。このような背景がある中、高校生にとっては「働きたい業界」に輝いていることから、まさしく「希望の光」と言えるでしょう。

※働きたい業界の全ランキングは後述


(*1)出典:経済産業省発表『図 221-1ものづくり企業の経営課題(企業規模別)』
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/honbun_pdf/pdf/honbun_01_02_01.pdf



【働きたい「職業」ランキング】 就職するとしたらどんな職業に就きたいですか? ※複数回答可

【なりたい職業ランキングの総評】
現役高校生が選ぶ「なりたい職業ランキング」の1位は「接客職」でした。接客は、高校生にとって身近な職業でもあり、「働いている人が魅力的」「楽しそう」「こんな大人になりたい」という働くイメージを想像しやすいことが1位の要因と言えそうです。先述の「働きたい業界ランキング」で2位・3位だった「サービス業界」「宿泊・飲食・観光業界」でイメージしやすい職業です。

「働きたい業界ランキング」1位の「ものづくり職人」は、「なりたい職業ランキング」では3位でした。ものづくり業界では、エンジニアやオペレーターよりも職人に票が集まり、業界のイメージのしやすさというよりも「職人」に対して魅力的に感じていると言えそうです。
5位の「販売職」は女子生徒を中心に人気の職種です。アパレル・コスメ・食品など関心の高いものと関わる仕事をしたいことが上位の要因と言えそうです。

4位「イラストレーター」6位「デザイナー」7位「ゲームクリエイター」は、趣味にマンガやゲームをあげる高校生が多いことから関心の高さがうかがえます。


高校生がより身近に感じる職業や好きなものに関わる職業に惹かれたり、「働きたい業界」と「なりたい職業」に相違が見られるのは、様々な職業について「知らない」ことが多く、求人票だけでは自分が働くイメージを想像することが難しいことも関係しているのではないかと考えられます。
高校生が職業について「知る」きっかけを作ることで、将来の職業選択肢が広がり、いざ就職活動を始めた時の情報収集の理解度を深めることにつながると言えます。

ジンジブが就活スタート前の5・6月に開催する、高校生向け職業体験イベント「おしごとフェア」では、参加企業が仕事体験を準備し、実際の製品を手に取り触ることや、仕事道具を使った仕事の体験ができます。参加した高校生の声では、「自分の知らない仕事が色々あって、自分の視野はまだ狭いと感じた」、「実際に働いている人の顔が見られて安心した」など、実際の「人」や「仕事」に触れる体験に価値を感じている高校生が多くいました。
2023年では、大阪・仙台・千葉・広島・名古屋・福岡・神奈川・栃木・茨城・京都・熊本・東京・埼玉・立川の全国14会場で、2,796名の高校生が参加しました。

※なりたい職業の全ランキングは後述



3.就職活動はどのように行う予定ですか? ※複数回答可 n=637

進路希望を就職と回答した高校生に、就職活動をどのように行うか質問をしたところ、「学校に届く求人票の中から自分で探す予定」に50%強の票が集まりました。インターネットが普及し、誰もが簡単に情報を収集できる世の中になっても高校生にとっての就職活動の方法は、数十年前と変わらず「学校に届く求人票の中から自分で探す」ことが主流となっています。



4.就職活動や進路選択で不安なことはありますか? ※複数回答可 n=637

就職活動や進路選択で不安なことはあるか質問したところ、「自分のやりたいことが見つかっていないこと」に約40%の票が集まり、「希望通りの進路に進めるか不安」も35%を超える結果となりました。「何をするべきか分からない」「夢や目標、目標にしたい人がいない」の回答も20%程度います。インターネットやSNSが普及し、あらゆる情報が手に入る世の中にあっても、「自分のやりたいことが何か」は若者にとっての大きな悩みと言えそうです。
世の中の職業についてネットの情報以外にも、企業の人や仕事に触れる体験をすることで、自分の好きや興味、得意不得意と照らし合わせることができ、やりたいことのイメージを持つ手助けになるのではないでしょうか。



<アンケート調査結果を受けて> 
現役高校生が選ぶ「働きたい業界ランキング」では、人材不足、若手育成に課題を感じている業界「製造業」「サービス業」「宿泊・飲食・観光業界」「IT・通信業界」「建設業界」「医療・介護」などに高い関心が集まりました。また、実際の高校卒者の産業別就職先(*2)では、「製造業」「卸売・小売業」「建設業」の順に就職する割合が高い反面、ランキング上位でも求人が少ない業界もあります。例えば、昨今人材不足が言われている「情報通信業」の高卒求人の全体に占める割合は0.7%(*3)です。


「なりたい職業ランキング」については、日常生活でイメージしやすい「接客職」や、高校で先輩が就職することの多い「事務職」「ものづくり職人」、好きなものに近い「販売職」「イラストレーター」「デザイナー」「ゲームクリエイター」など、より高校生にとって身近に感じやすい職種に人気が集中したと言えます。
また「自分のやりたいことが見つかっていないこと」に不安を感じる高校生が多数派であることから、高校生にとっては、どのように働くのかの具体的なイメージが分からない、世の中の職業について「知る」経験が必要と言えそうです。

高校生にとっては、生活の身の回りやネットの情報以外にも、企業の人や仕事に触れる経験や体験し世の中の職業を知っていくことで、自分の好きや興味、得意不得意と照らし合わせることができ、進路を考えるきっかけにつながります。
企業にとっては、高校生の興味関心を理解することで、採用したい職種を身近に感じてもらえる伝え方の検討や、身近に感じる分野や要素がある職種での採用育成を検討することが、若手人材の獲得のヒントにつながると考えられます。

「現役高校生が選ぶ ジョブドランキング」では今後も「働く」に関するアンケートをランキング形式でご紹介します。


高校卒者の産業別就職先(2022年3月卒)(*2)

(*2)出典:文部科学省『令和4年度学校基本調査 卒業後の状況調査 高等学校 全日制・定時制』よりグラフ作成
(*3)出典:厚生労働省『令和4年度高校新卒者の求人・求職・就職内定状況(5年3月末)』




【働きたい「業界」 全ランキング】 就職するとしたらどの業界に興味がありますか? ※複数回答可


【なりたい「職業」 全ランキング】 就職するとしたらどんな職業に就きたいですか? ※複数回答可


<回答者属性>




■ 株式会社ジンジブについて
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。

● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、高卒第二新卒や既卒者への学び直しと就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」を運営し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。


ジョブドラフトFesの様子ジョブドラフトFesの様子

 

<会社概要>
◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/
本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル14階
代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
資本金:9,800万円


2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。
2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。



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https://prtimes.jp/a/?f=d48030-114-03b678339d1a4b5ee73fb2f49e4e3b86.pdf

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月