鬼もヒトも、みんなでワクワク。“鬼のまち福知山”が地域と一緒に仕掛ける、まちおこしプロジェクト「ONIversal city project」始動!
第1弾はプロジェクトの全貌を公開!福知山市在住のイラストレーター、滝町昌寛さんが手掛けるキービジュアルのほか 水面下で進行中!鬼と福知山市民による共同商品開発プロジェクトなど
ONIversal city projectとは
福知山市は、最強の鬼・酒吞童子など3つの鬼伝説を有する「鬼の聖地」大江山、成田亨さん制作の鬼モニュメント、世界一巨大な鬼瓦がある日本の鬼の交流博物館、また市のイメージキャラクター「酒吞童子」など、まさに鬼づくしのまちです。そのため、多くの地域で恐れられる“鬼”を親しむ、少し変わった文化が根付いています。その文化にひっかけ、「節分で追い出される鬼たちよ、集まれ!」をコンセプトに、2月2日を「鬼鬼の日」として発信しています。
本年度、“鬼”を親しむ文化がある福知山市では、「鬼もヒトもみんなでワクワク楽しみながら、福知山市を盛り上げていこう!」という想いを込めて、Universal(ユニバーサル すべての人の)を語源にする“ONIversal”(オニバーサル)という造語を作り、本プロジェクトを始動させます。鬼とヒトが共生できる“ONIversalデザイン”なまちを目指し、福知山市民や鬼に詳しい人々と共に様々なコンテンツを発信していきます。
HP:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/oniversalcity.html
キービジュアルについて
福知山市在住のイラストレーター、滝町昌寛さんに作成いただいたキービジュアルでは、鬼とヒトが共生している様子が滝町さんならではのユーモア溢れるタッチで描かれています。「福知山城」や「由良川」、「元伊勢内宮」などのまちのシンボルはもちろん、「福知山マラソン」や「大原神社の節分祭」「額田のダシまつり」など市民にとって大切なイベントも登場。150以上の個性豊かな鬼とヒトが描かれ、細部までこだわりが詰まった絵になりました。自然豊かな福知山のまちで、鬼もヒトも一緒になって伸び伸びと過ごす、まさに“ONIversal”な暮らしを覗くことができます。
■滝町昌寛さん プロフィール
福知山市大江町在住。1969年京都市生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。
卒業後、友禅染の職人に弟子入り。並行して水墨画教室に通う。その後、バックパッカーとして世界を旅したのち、東京の表参道でマッチの路上販売を始める。
現在は地域の特徴や特産などをテーマにイラスト化するご当地マッチの販売をメインに、Tシャツや陶器などのプロダクト製品の制作や、伊豆大島のガイドマップへのイラスト提供、ワークショップの実施など、多岐にわたる活動を行っている。
■滝町昌寛さん コメント
丹波地域は古代からの伝承も多く、その中でも福知山市は大江山の酒呑童子絵巻など鬼伝説の色濃く残る魅力のある土地です。その鬼達が現代の福知山市の人達と一緒に暮らしている風景を描きました。福知山の各エリアのシンボルや行事も含め、仲良く生活している様子です。登場人(鬼)物それぞれのストーリーを想像しながら、楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
プロジェクト概要
『ONIversal city project』では、キービジュアルの公開を皮切りに、今後も福知山市民や鬼に詳しい人々と共に様々なコンテンツを発信していく予定です。
■鬼史上初!?鬼もヒトも投げるより食べたくなる、“鬼福豆(仮)”開発プロジェクト
節分で必ず投げられる「福豆」と呼ばれる大豆。鬼もヒトも投げるのではなく美味しく食べてハッピーになれる“鬼福豆(仮)”を、今年の節分に向けて開発する計画が“鬼福豆(仮)”開発プロジェクトです。
企画会議「ONIversal summit」を開催し、 地元や鬼にまつわる13団体・個人が集まり“鬼”の気持ちを考えながら話し合いを重ねました。会議での意見をもとに、福知山市の就労継続支援施設である大江作業所が開発・製造・販売を担当し、商品化を目指します。
なお“鬼福豆(仮)”の監修は、世界中の鬼研究者や鬼好き約300人が加盟する「世界鬼学会」。会長の八木透さん(佛教大学 歴史学部 教授)が会議に出席し、地域住民とともにアイデアを出し合っています。鬼への配慮も抜群の“鬼福豆(仮)”にご期待ください。
<“鬼福豆(仮)”開発プロジェクト 進捗状況>
“鬼福豆(仮)”開発プロジェクトでは、「ONIversal city project」始動に先駆け、地域住民や鬼に詳しい人々で構成される会議「ONIversal summit」を、9月20日と10月23日に開催しました。会議では、鬼の気持ちになれるように思い思いの鬼コスチュームに身を包みます。そして大江山や全国に伝わる鬼伝説について、また鬼でもヒトでも大人でも子どもでも食べられる商品のイメージについて話し合いを重ね、その意見をもとに大江作業所が作った数種類のサンプルを試食しました。
<参加団体・個人>(五十音順)
大江作業所、大江まちづくり住民協議会、大江山酒呑童子祭り実行委員会、大江を元気づけるプロジェクト実行委員会、鬼を語る会、世界鬼学会、日本の鬼の交流博物館、福知山観光協会 大江支部、福知山公立大学 地域経営学部 准教授 福畠真治、福知山市商工会、福知山市役所、福知山地域振興社、元伊勢内宮 皇大神社
■鬼がヒトを応援!福知山マラソンで鬼グリーティング
■子どもたちが鬼に親しむきっかけに!鬼が主人公の絵本制作
「妖怪探究家」として鬼をはじめ様々な妖怪の魅力を発信し、テレビにも出演されるなど多方面で活躍する中学3年生の関本 創(せきもと あらた)さんとのコラボレーションが実現! 著作多数の関本さんが絵本執筆に初挑戦し、鬼が主人公のオリジナルストーリーを描きます。
関本創さんホームページ:https://omoi-wo-tsukuru.com/
鬼のまち、ふくちやま
■「鬼の聖地」大江山に伝わる最強の鬼・酒呑童子の伝説
福知山市にある大江山には、平安時代中期の武将「源頼光(みなもと よりみつ/らいこう)」が、「頼光四天王」と呼ばれる屈強な家臣らを従え丹波国⼤江⼭へ向かい、酒吞童子(しゅてんどうじ)率いる鬼の一味を討伐(鬼退治)するという伝説が伝わっています。大江山は2007年に「丹後天橋立大江山国定公園」に指定。毎秋、酒呑童子伝説と大江山をテーマとした「大江山酒呑童子祭り」が開催されています。
※2023年 第42回は台風7号災害のため中止
■昭和から令和まで、市としての「鬼のまちづくり」の取り組み
昭和以降、大江山の鬼伝説がまちおこしに使われるようになりました。大江駅前では72体の鬼瓦がお出迎えし、大江山までの道中には13体の鬼像が佇んでいるなど、様々な場所に自然と鬼が共生しています。
令和に入っても、福知山市は鬼伝説をモチーフにしたPR動画やポスター、鬼ラッピングのタクシーなど、様々な鬼コンテンツを企画してきました。コロナ禍では「鬼鬼の日」の市役所大江支所職員や地域で働く人々の鬼のコスプレ姿が一躍話題に。“鬼のまち”をポップに楽しくアピールしようと、すすんで鬼マスクや角を装着し、そのシュールな姿にメディアの注目を集めることとなりました。
■「鬼の聖地」大江山にある神社の節分祭
大江山のふもとにある「元伊勢内宮皇大神社」の節分祭では、豆まきを行い、人に災いをもたらす三鬼(病鬼・陰鬼・貧鬼)を神前に追い込み、お祓いをして病鬼を元気に、陰鬼を陽気、貧鬼を富貴のお多福に変身させます。
■「鬼は内、福は外」?!まだまだある「鬼のまち」ならではの節分祭
大江山以外の地域にもユニークな鬼文化が残ります。福知山市三和地域の「大原神社」の節分祭のかけ声は「鬼は内、福は外」。巷にある悪いものを神社で清めたうえで(=鬼は内)、村に福をお返しする(=福は外)一風変わった節分祭。鬼がお多福に変わる演出は地元の有志により演じられ、今もなお地元のひとたちに愛されている恒例行事です。
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