お金のこと、治療法、愛猫の悩み…全国の飼い主さんから寄せられた、本当に知りたかったことに答えます。『獣医さん、聞きづらい「猫」のこと ぜんぶ教えてください!』が2月17日に発売
- 「獣医さんに、こんなこと聞いたら失礼?」「どう切り出せばいい?」
猫と暮らす人たちにとって、愛猫の健康を守り、痛みや苦しみなく過ごすために動物病院は欠かせません。信頼できる獣医さんと出会い、良好な関係を築くことは、動物と暮らすうえでとても重要なことです。
そんななか、獣医さんとうまく話ができない、聞きたいことがあるけれど聞きづらい、説明が理解できない……こうした悩みを抱える飼い主さんは大勢いるようです。
特に犬より猫の飼い主さんに多いという声も耳にします。公園などでほかの飼い主さんたちとコミュニケーションを日常的にとっている犬の飼い主さんとちがい、猫の場合、知識や情報、悩みなどを共有する機会が少なく、動物病院を訪れる回数も少ない傾向にあることも影響しているかもしれません。
- 飼い主の疑問や質問に、獣医師・カウンセラー・飼い主、3つの視点から答えます
本書では、猫専門誌『猫びより』(辰巳出版)の読者やSNSフォロワーから寄せられた疑問や悩みに、獣医師兼カウンセラーとして活躍する宮下ひろこ先生が答えます。
臨床現場での経験も活かしつつ、「動物病院専任カウンセラー」として看護師や獣医師など約2700人へのコーチングや心理カウンセリングの実績があり、さらに診察やカウンセリングなどこれまで約6200人の飼い主さんと関わってきました。また、先生自身、保護猫と暮らす飼い主でもあります。
●PART1「お金のこと」
・動物病院の治療費、どう決めているの? なぜ病院ごとにちがうの?
・薬の値段も病院によってちがうのはなぜ? 人間用の市販薬を使っても大丈夫?
・おもな手術や検査、処置の料金の目安か平均値を教えてほしい
・お金のことで愛猫の治療をあきらめたくない。保険、貯金などいくらを目安にすればよい?
●PART2「猫のこと」
・待合室や診察室でのビビりがかわいそう。緩和できる措置はある?
・何かあるとすぐ病院に連れていきたくなる。行く行かないはどう線引きする?
・フードの情報が錯そうしていますが実際のところ何が正解?
・しっぽの付け根を叩いていたら、お尻を上げるように……。性感帯ってホント?
etc.
●PART3「医療のこと」
・健康診断は、どんな検査をどのくらいの頻度で受ければよい?
・安楽死の提案は、獣医師の判断? それとも明確な規定がある?
・漢方やサプリ、どのくらい期待できる? うまい使い方は?
・最新の動物医療ってどこまで進んでいるの?
etc.
●PART4「獣医さんのこと」
・セカンドオピニオンの受け方は? 初診の先生に言う? 言わない?
・ネットの口コミ評価って気になる? 評価は妥当だと思う?
・獣医さんとのコミュニケーション、うまくとるために大切なことは?
・得意な処置・苦手な処置や犬と猫で得意・不得意はある?
etc.
●PART5「私たちのこと」
・15歳の愛猫が亡くなったらペットロスになりそうで不安です
・愛猫の死は動物病院のミスだと思います。どうすればいいのでしょう?
・老猫の治療、怖い思いをさせたくありません。自然に任せようと思うのは飼い主失格?
・最期まで治療を続けたのはまちがい? うちの子になってよかったと思ってる?
動物病院は自由診療のため、同じ処置・治療でも病院によって料金はさまざま。治療費をどのように決めているのかを説明します。さらに、おもな手術や検査、処置の料金の目安を一覧表で掲載しています。
「愛猫がビビりなので動物病院から足が遠のく」という飼い主さんも多いのでは? キャリーバッグのカスタマイズをはじめとした、待合室や診察室でのストレス緩和の対策を紹介します。
キャットフード売り場に行くと、年齢別だけでなく、健康に配慮したさまざまな商品が並んでいて、どれを与えるのが正解なのか悩んでしまいますよね。フードの種類や特徴を知ることで、愛猫にぴったりのごはんを見つけられるはずです。
愛猫について気になることがあれば、「大げさすぎるかな」と思わず動物病院へ連れていきましょう。それでも病院へ行くタイミングに悩む人のため、本書では深刻度別に症状を掲載しています。
年に一度のワクチン接種の時にしか動物病院へ行かない人も多いでしょう。ただ、猫に限らずほとんどの病気は早期発見・早期治療が理想です。血液検査や尿検査、超音波検査など、受けた方がよい検査を年齢別に提案します。
「診察室でうまく話せない」そんな悩みを抱えているのは、実は飼い主さんだけではありません。獣医師にもコミュニケーションで悩んでいる人は多いのです。
SDM(Shared Decision Making:シェアード・ディシジョン・メイキング)という言葉をご存知ですか? 日本語では、協働的意思決定、または共同(共有)意思決定と訳されます。
つまり、患者さんと医療者がお互いの情報を共有しながら協力して一緒に治療方針を決めていくことをいいます。人間の医療現場では以前から知られていますが、動物医療でもこれから浸透してほしい取り組みです。
本書では、診察室でのミスコミュニケーションを防ぐためのポイントやコツをいくつかの例で紹介します。
・聞きたいことを忘れてしまうとき
・言葉で説明するのが難しいとき
・獣医さんから知らない言葉が出てきたら
・先生の見立てに異を唱えてもよい?
・ネットで得た情報を聞いてもよい?
・治療の選択やお金のことで迷ったら
etc.
- 動物病院へ行こう!
愛猫についてちょっと迷ったとき、悩んだときに本書を活用してください。そしてもっと動物病院へ行き、獣医さんに何でも相談してほしいと思います。本の中には「どう相談すればよいのか」のヒントもたくさん詰まっています。この先生になら愛しい愛猫を託せる! そんな関係性を育む一助になれば幸いです。
【著者略歴】
宮下ひろこ
獣医師/動物病院専任カウンセラー
日本大学獣医学科卒業後、小動物臨床に従事。その後、心理学やカウンセリングを学び、2011年よりペットロスなどのカウンセリングを行う「動物病院専任カウンセラー」として動物病院に勤務。現在は、獣医師はじめ動物病院スタッフのキャリアに関わるコーチングや心理カウンセリングも行っている。一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。一般社団法人日本グリーフ専門士協会認定グリーフ専門士。
【書籍情報】
書名:獣医さん、聞きづらい「猫」のこと ぜんぶ教えてください!
著者:宮下ひろこ
イラスト:たまゑ
編集:猫びより編集部
発売日:2023 年 2 月 17日
判型:A5
ページ数:144 頁
定価:1,540円(税込)
刊行:日東書院本社
Amazon
https://amzn.to/3DR3gY8
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