STM8マイクロコントローラ向けに世界最高水準の開発ツールを発表

STマイクロエレクトロニクス

IAR社のツール・セットが、STM8ファミリを使用した設計を簡略化し、
32bitマイクロコントローラであるSTM32ベースの組込み設計への
スムーズな移行を実現
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マイクロコントローラ(以下マイコン)分野で世界をリードするSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、開発ツールの国際的サプライヤで
あるIAR Systems社が、主要な8bitマイコンであるSTM8をサポートするEmbedded
Workbench for STM8(EWSTM8)を発売したことを発表しました。

これによりSTM8を使用した設計が簡略化され、各アプリケーションに向けた
マイコンの性能・機能・コストを最適化するための柔軟性が向上します。
IAR社のEWSTM8ツール・セットが、STM32(32bitマイコン)ファミリをサポート
する既存のEWARMツール・ファミリに追加されたため、STの主要マイコン・
ファミリを対象とする開発においても同じツールならびにツール・サプライヤを
使用することができます。この互換性が、使い慣れたユーザ・インタフェースや
C言語拡張の共通命名規則などを含む、開発プロジェクト完了の迅速化に繋がる
多数のメリットを実現します。

IAR社の組込みワークベンチであるEWSTM8は、プロジェクト・マネージャ、
エディタ、Cコンパイラとリンカを含むビルド・ツール等の、包括的なツール・
セットを提供します。また、このワークベンチは、STの超低価格インサーキット・
デバッガ・プローブST-LINKや高性能な先進的エミュレータSTiceとの接続が
可能なデバッガも備えています。

STのマイクロコントローラ開発ツール・マネージャであるDominique Jugnon は、
次の様にコメントしています。「EWSTM8は、性能・コスト・機能の面で多数の
選択肢が用意されているSTM8を利用した製品の開発を大幅に簡略化し、
利用しやすくします。IAR社のEWSTM8には、同社の国際的ネットワークを通した
高水準の顧客サポートというメリットがあり、お客様は高品質で競争力のある
ソリューションをより早く実現することができます。」

IAR社は、サンノゼのMcEneryコンベンション・センターで開催されるESC
(Embedded Systems Conference)Silicon Valley(2010年4月26日~29日)に
おいてEWSTM8組込みワークベンチの発表を行います。

STM8マイコンについて
STM8は、ST独自の130nmプロセス技術を使用して製造され、先進的8bit CPUが持つ
低コスト/省電力のメリットと、32bitメモリ・インタフェースや3段パイプライン
などの革新的技術を組み合わせることで最大20MIPSのピーク処理性能を実現して
います。また、STM8は、広いアドレス空間(16MB)、強化されたインデックス・
レジスタおよびスタック・ポインタ操作、最高のコード密度とリアルタイム性能を
サポートする先進的アドレッシング・モードも備えています。その他、より高速な
演算を可能にする拡張命令も提供されています。

さらに、STM8は、32bitマイコンであるSTM32ファミリと共通の最新式
ペリフェラルを利用することができます。これはアプリケーション性能の最大化に
繋がるだけでなく、8bitおよび32bitマイコン間でのコード再利用による
迅速かつ容易な設計移行を可能にします。

現在、ピンおよびソフトウェア互換性を備え、幅広いアプリケーションに対応する
複数のSTM8ファミリが提供可能です。その中には、超低消費電力を実現する3種類
のSTM8Lファミリ(内蔵Flashメモリ容量:最大32KB、LCDコントローラ搭載可)と、
先進的で高性能な2種類のSTM8Sファミリ(内蔵Flashメモリ容量:最大128KB、
動作性能:最高24MHz)が含まれます。STM8L・STM8Sファミリは、2009年に発表
され、車載向けに認定取得済みのSTM8Aファミリも提供中です。

また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p3009s.html

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
MMSグループ
TEL:03-5783-8240 FAX:03-5783-8216

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
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設立
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