養老町の人権教育を世界へ。高田中学校80周年に向け、なかよし学園が「人権」で日本とネパールをつなぐ国際教育プロジェクトを始動

人権推進校指定書交付式で中村雄一代表がスピーチ。ネパールで制作された「なかよし人権ツリー」を高田中学校へ届け、12月の人権集会へつなぐ学びの循環を展開

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト

 特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、2026年6月25日、岐阜県養老町立高田中学校で行われた「人権推進校指定書交付式」において、代表の中村雄一がオンラインでスピーチを行いました。

高田中学校は、2026年度に創立80周年を迎えるにあたり、同校が大切にしてきた人権教育を地域の中だけにとどめず、世界へ発信する新たな学びに挑戦します。なかよし学園はその協働パートナーとして、10月2日に予定されている創立80周年記念式典での講演、そして12月の人権に関わる取組へとつながる「世界とつながる学び」プロジェクトを進めていきます。

 今回の交付式は、令和8年6月25日午前9時40分から10時30分まで、高田中学校体育館で実施され、岐阜地方法務局大垣支局、大垣人権擁護委員協議会、養老町役場、養老町教育委員会の関係者が出席。式次第では、指定書交付、生徒代表のことば、全校道徳「アサーティブコミュニケーション」に続き、なかよし学園プロジェクトの紹介と中村雄一代表によるスピーチが行われました。

オンラインで講演を行う中村雄一代表

「自分も相手も大切にする」学びを、世界へ届ける

 高田中学校では、今回の交付式にあわせて、生徒たちが「自分も相手も大切にする」アサーティブコミュニケーションについて考える全校道徳を行いました。

 その学びを受け、同校は今年度、「人権を大切にする高田中学校」として、自分たちの人権文化を世界へ発信する取組を進めていきます。

 なかよし学園が大切にしているのは、一方的に支援物資や授業を届けることではありません。日本の学校で生まれた学び、言葉、作品、問いが海を渡り、海外の子どもたちの学びにつながり、その反応が再び日本の学校へ戻ってくることです。

 この往還によって、日本の子どもたちは「自分たちの学びが、世界の誰かの学びになる」という実感を得ることができます。

JICAマガジン6月号に掲載されたなかよし学園の活動
昨年末にはカンボジアの戦争難民キャンプへ
UNESCO ホームページに掲載さrたなかよし学園の活動

養老町の人権作文集『家族の絆』がネパールへ

 このプロジェクトの第一歩として、なかよし学園は養老町教育委員会より寄贈された、町民の人権作文集『家族の絆』をネパールへ届けました。

養老町発行の「家族の絆」

 『家族の絆』には、家族、地域、人と人との関係、相手を思いやる心など、養老町で大切にされてきた人権文化が込められています。なかよし学園はこの作文集の内容をもとに、2026年6月にネパールの学校で人権教育の授業を実施しました。

ネパールで行われた「家族の絆」を活用した人権啓発授業

 授業では、養老町の人権教育の取組を紹介しながら、ネパールの生徒たちに「家族とは何か」「平和とは何か」「人を大切にするとはどういうことか」を問いかけました。

 生徒たちはその問いに対し、自分自身の言葉でメッセージを記し、桜の花びらの形に貼り付けました。こうして完成したのが、ネパールの子どもたちによる「なかよし人権ツリー」です。

「家族の絆」を読む生徒たち
それぞれが人権や平和、家族のメッセージを桜の花びらに記入した
ネパールで作成した「なかよし人権ツリー」

ネパールから高田中へ。「なかよし人権ツリー」が戻ってくる

 ネパールで制作された「なかよし人権ツリー」には、家族への思い、平和への願い、人と人が尊重し合う社会へのメッセージが込められています。

日本とネパールを人権学習でつなぐ「なかよし人権ツリー」

 このツリーは今後、高田中学校へ届けられる予定です。

 高田中学校では、ネパールの生徒たちが書いたメッセージを受け取り、自分たちも同じように家族、平和、人権について考え、メッセージを書き加えていきます。

これから高田中学校に届く「なかよし人権ツリー」

 これは、単なる国際交流ではありません。

 養老町の人権文化がネパールへ渡り、ネパールの子どもたちの言葉となって日本へ戻り、さらに高田中学校の生徒たちの学びへとつながる「人権の循環」です。

 中村雄一代表は高田中学校オンライン講演の中でも、「養老町の人権教育を、高田中学校の人権教育を、世界へ」「高田中と世界を『人権』でつなぐ」というメッセージを生徒たちに伝えました。

創立80周年記念式典、そして12月の人権集会へ

 高田中学校では、2026年10月2日に創立80周年記念式典が予定されており、なかよし学園代表・中村雄一が記念講演を行います。今回のスピーチは、その記念講演に向けた導入となるものです。

 さらに、12月に例年実施されている人権に関わる取組「ひびきあい集会」へとつなげ、ネパールから届いた「なかよし人権ツリー」と、高田中学校の生徒たち自身の人権メッセージを重ね合わせていく予定です。

 6月25日の講演では、中村代表が「2026年度 高田中のみんなと一緒に 答えのない問題を考えて、行動しましょう!」と呼びかけました。

 人権には、すぐに一つの正解が出るとは限りません。

 だからこそ、自分の言葉で考え、相手の言葉に耳を傾け、違いを越えて行動することが大切です。

 高田中学校の80周年は、学校の歴史を振り返るだけでなく、次の時代に向けて「人権を世界とつなぐ」新しい教育実践の出発点となります。

世界各国で平和構築活動を行うなかよし学園

中村雄一代表コメント

 養老町で昨年講演をさせていただいたことをきっかけに、高田中学校の皆さんと「世界とつながる学び」を一緒に進められることを大変うれしく思います。

 人権教育は、教科書の中だけで完結するものではありません。自分の家族を思う気持ち、友達を大切にする気持ち、誰かの痛みに気づく心。その一つひとつが、人権を守る力になります。

 今回、養老町の皆さんが書かれた『家族の絆』がネパールへ渡り、現地の子どもたちが自分の言葉で家族や平和への思いを書いてくれました。その言葉が高田中学校へ戻ってきます。

 高田中の皆さんには、ぜひそのメッセージを受け止め、自分たちの人権文化を世界に発信してほしいと思います。80周年という大切な節目に、高田中学校から世界へ、人を大切にする学びが広がっていくことを心から楽しみにしています。

ルンビニ市長、教育長から感謝状と記念品を贈られたなかよし学園

今後の予定

2026年6月25日
養老町立高田中学校「人権推進校指定書交付式」にて中村雄一代表がスピーチ

2026年10月2日
高田中学校創立80周年記念式典にて、なかよし学園代表・中村雄一が記念講演

2026年12月予定
人権に関わる取組「ひびきあい集会」に向け、ネパールの「なかよし人権ツリー」と高田中学校生徒のメッセージをつなぐ学習活動を展開予定

なかよし学園プロジェクトについて

 なかよし学園プロジェクトは、「世界とつながる学び(CoRe Loop)」を軸に、日本全国の学校・自治体・企業・団体と連携し、国内外で教育支援、平和教育、探究学習、包摂教育を展開しています。

これまで、コンゴ民主共和国、南スーダン、ウガンダ、カンボジア、シリア、ネパールなど世界各地で教育支援活動を行い、日本の学校で生まれた教材や学びを海外の教育現場へ届け、その成果を日本の子どもたちへフィードバックする「支援される側から支援する側へ」の循環型教育モデルを実践してきました。

団体概要

団体名:特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト
事業内容:世界とつながる学び(CoRe Loop)を軸とした探究・平和・包摂教育プログラムの企画運営/国内外の教育・食・心のケア支援 等

本件に関するお問い合わせ先

特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト(事務局)
E-mail:peace.office@nakayoshigakuen.org

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会社概要

URL
https://nakayoshigakuen.org
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844
代表者名
中村雄一
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年04月