海のゴミが日本列島によみがえる?あきらめない“希望のひと”たちによる希代未聞のアート作品『ReHOPE POSTER』期間限定公開
「希望を、捨てたままにはさせない。」そんな信念を貫くドラマ・自治体・アーティストによる奇跡のコラボが実現!
株式会社I&S BBDO(代表取締役社長:永井祥裕、本社:東京都中央区) は、株式会社TBSテレビ(代表取締役社長:佐々木卓、本社:東京都港区)が、10月10日(日)より放送を開始する日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』([原作]小松左京「日本沈没」[主演]小栗旬)のプロモーションの一環として、震災前過疎にも負けずに事前復興まちづくりに取り組む徳島県美波町と、ゴミや漂流物を使って数々のアート作品を制作してきた現代芸術家・淀川テクニックと共に、美波町由岐湾内地区の浜に漂着したゴミを拾い集め日本列島を表現した『ReHOPE POSTER』を制作いたしました。
本日から徳島県美波町役場由岐支所にて作品とメイキングムービーの先行公開を行い、10月9日(土)より赤坂Bizタワーにて期間限定公開いたします。
本日から徳島県美波町役場由岐支所にて作品とメイキングムービーの先行公開を行い、10月9日(土)より赤坂Bizタワーにて期間限定公開いたします。
展示期間:10月9日(土)~10月30日(土)/展示時間 :11:00~19:00
展示場所:TBS秋ドラマ展(赤坂Bizタワー SHOPS & DINING アトリウム2F)メイキングムービー:https://youtu.be/p6lH0yK6kAc
※TBS公式 YouTube チャンネル「YouTuboo」にて、その他にも出演者インタビューなど公開中!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLCUNF--_h4OwN-nNV6x_piT3INUJWdxGVーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■制作意図 -伝えたかったのは、ドラマ・自治体・アーティストに共通する姿
原作発表から約半世紀を経て新たによみがえる『日本沈没-希望のひと-』は、「一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たちの物語」です。故に、この物語を実際に体現している徳島県美波町の人々と淀川テクニック、そんな諦めずに信念を貫く“希望のひと”たちと共に、一度は捨てられたゴミを拾い集め、アートの力で“ふたたび希望の光を投げかけるもの“としてよみがえらせる『ReHOPE POSTER』を作る物語こそが、作品の魅力を本質的に伝えられると考えました。
【制作理由ポイント1】 -なぜ、美波町と共に制作したのか?
「まぼろしの町になる」 子どもたちが失いかけていた希望を取り戻そうとする人々がいる町
徳島県美波町は、ウミガメが産卵に訪れる美しい浜辺や海の幸が観光資源の、太平洋に面した自然豊かな町です。一方で、“日本最古の地震津波碑”1361年の正平南海地震津波の供養碑「康暦の碑」があり、過去に大きな津波被害を度々受けている土地でもあります。そして、近い将来の発生が懸念される“南海トラフ地震”でも、最大20m超の津波が予測されており、特に高齢化率が5割を超える由岐湾内地区では建物浸水率99%の被害が想定されています。そのため、津波を恐れ町を出る人も少なくなく、「震災前過疎」という問題に直面し、仮に震災が発生した後も町は復興できるのか?と危機感を持たれています。
故に、由岐小学校では防災学習などに力を入れていますが、そんな悲惨な状況をたくさん見聞きしている子どもたちは、『100年後の由岐の町を描こう』という課題学習で、「町じゃなくなって、みすてられた町」、「浸水して海になるかも」、「由岐という地名がなくなって”まぼろしの町”になる」といった、悲観的な見方をすることも少なくありませんでした。
それでも美波町の人々は諦めずに、過疎と防災という2つの危機に直面しても未来に希望があることを信じ、「次の世代に残すべき美波町」を自ら考え、現在は「にぎやかそ」というフレーズのもと、「震災は発生する前提で、住み続けられるまちづくりをどう考えるべきか」などの事前復興対策や、防災ツーリズムなどの地域活性化に住民や行政、大学が協力して取り組んでいます。
【制作理由ポイント2】 –なぜ、淀川テクニックと共に制作したのか?
淀川から始まり、世界中でゴミをアートに変え、新たな希望の光を灯す希代の芸術家
淀川テクニックは柴田英昭氏のアーティスト名で、 2003年に大阪・淀川から活動開始された芸術家です。「淀川の屋根もない、電気もない、ゴミしか無い、絶望的な何も無い環境でアート作品を作っていた。“だからこそ面白い”という気持ちで、自分の作りたい作品という未来に向かっていく」という信念を持ち、ゴミや漂流物などを使い、様々な造形物を制作されています。
ゴミという一度役割を終えた素材、絵具のように作品を作るために作られた素材を使わない、マイナスから作品を作るという困難しかない状況から、ひとつひとつ手作業でゴミを集め、集めたゴミの形や状態に左右されながらも、ひとつづつに向き合い、考えながら制作するスタイルで、やり方が決まっていない=常に問題と隣合わせだからこそ、その時その時の最善な解決法を積み重ねていく、その結果として誰も見たこと無い作品を生み出すことにつながっています。そんなスタイルは徳島県美波町の人々や、『日本沈没−希望のひと−』の登場人物たちにも共通する姿です。
さらには、赴いた土地ならではのゴミや人々との交流を楽しみながら行う滞在制作を得意とし、岡山県・宇野港に常設展示された「宇野のチヌ」「宇野の子チヌ」や、東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県仙台市若林区で地元の方々の協力のもと被災した防風林を使った「若林100年ブランコ」など、その場所に住む人や作品を見に訪れる人たちに感動と、同時に環境問題を考えるきっかけや向き合う希望を与え続けています。
【制作理由ポイント3】 –伝えたい『日本沈没-希望のひと-』の魅力
沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマした作品
今作は原作も扱った題材「環境問題」を、SDGsとして注目される持続可能な環境への取り組みなど、私たちが日頃見聞きしている現在の内容にアップデートし、さらに小栗旬さん演じる主人公・天海啓示(あまみ・けいし)を始めとしたオリジナルキャラクターで挑む、2023年の東京を舞台にした、一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たち物語となっています。
小栗さん演じる天海は環境省の官僚として、各省庁の次世代を担う精鋭達と共に日本沈没という未曾有の危機に立ち向かいます。危機を前にあぶり出される人間の様々な感情や思いのぶつかり合いなど、極限状態だからこそ繰り広げられる物語の中で、決して諦めずに今やるべきことを全力でやる人たちの姿が描かれていきます。今へ、未来へとつながる新たな『日本沈没』を目指し、これまでの映像化作品とは異なる角度からのアプローチで取り組まれた『日本沈没-希望のひと-』は、今の時代だからこそ描くべき、諦めずに未来を信じ続けた者たちの究極の人間ドラマです。
■『ReHOPE POSTER』の制作エピソードと見どころ
・美波町滞在制作日数約20日!住民の方と一緒にゴミ拾いから作品制作に取り組む
『ReHOPE POSTER』は未来へとつながる作品となるように、美波町由岐湾内にある田井ノ浜や由宇の浜をはじめとした、海岸に漂着したゴミを使い、美波町の方々と一緒に生み出されました。淀川テクニックは由岐湾内地区に滞在し、地元の漁師さんや住民の皆さんと海岸のゴミ拾いから一緒に行いました。さらには多くのボランティアの方々に、作品の土台制作やゴミの洗浄・仕分け、ゴミの取り付け作業からお昼御飯の準備に至るまで、作品制作の様々な部分に携わって頂きました。
・由岐小学校の子ども達への特別授業!自分でもゴミで作品を作ってみる子ども達も
新型コロナ感染症対策のためオンライン形式でしたが、由岐小学校の子ども達への淀川テクニックによる特別授業が行われました。これまで制作した作品をはじめ、作品作りに込めた思いなどを紹介する中で多くの子ども達から質問が挙がり、授業後に自分で拾ってきたゴミで作品を作るというまた、子ども達ら自主的にが集められたゴミの寄贈も行われました。
・拾った漂着ゴミは100キロ超!厳選したゴミは本来の色や形をそのまま活かして作品に
ゴミには洗浄と消毒を行っていますが、使用したゴミには一切の着色を行わず、そのままを活かしています。遠目でもハッキリと分かる青一色の日本列島は、間近にみればゴミがどう活かされているのか発見に富んでおり、日本の島々の細部まで再現されています。さらに周囲の海流を表したゴミたちはピン留めされており、列島が沈みいくようにも見える幻想的な仕上がりとなっています。
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■TBS日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』(10月10日よる9時スタート)
原作は1973年に刊行された故・小松左京氏の小説『日本沈没』(光文社)、翌年には同じくTBSでテレビドラマ版が放送された他に劇場版や漫画など多くの形で語り継がれている。刊行から48年の時を経て放送される今作は、原作も扱った題材「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の未曾有の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだすために奮闘する究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして展開される。
URL:https://www.tbs.co.jp/nihon_chinbotsu_tbs/
■作品制作協力:徳島県美波町
徳島県美波町は、1361年の南海地震による日本最古の津波碑が現存する地震災害と向き合ってきた土地。南海トラフ地震で99%の建物が浸水すると予測されている地区もある町であり 「震災前過疎」の問題に直面している。現在は「にぎやかそ」というフレーズのもと、事前復興対策や地域活性化に住民と行政が協力して取り組んでいる。
URL:https://www.town.minami.lg.jp/
■作品制作監修:淀川テクニック
ゴミや漂流物などを使い、様々な造形物を制作。その活動や作品は国内外のテレビ、新聞などのマスメディアで多く取り上げられ、美術の教科書などでも紹介されている。海外での展覧会に多く参加している他、国内各地にもパブリックアートとして作品が常設されている。近年では環境に関するイベントに招かれることも多い。
URL:https://yukari-art.jp/jp/artists/yodogawa-technique/
■株式会社I&S BBDO
1947年に創業し、日本市場で培った知識・経験に加えて、世界81カ国289拠点を持つBBDO Worldwideの一員として、グローバルなネットワークに蓄積された実績・ノウハウを活用し、世界レベルの戦略的な広告・マーケティングサービスを提供しています。これまでにCannes Lions、One Show Design、Clio Awardsなどの国際的なクリエイティブ賞や、ACCグランプリ、CM大賞等、国内においても数多くの広告賞を受賞しています。さらに、BBDO WorldwideはCannes Lionsでは年間最優秀広告代理店ネットワークに6回選出され、The Directory Big Wonでは10年連続、The Gunn Reportでは12年連続で、世界で最もクリエイティブなエージェンシー・ネットワークと評されています。
URL: https://www.isbbdo.co.jp
■スタッフリスト
CD:久間木達朗(I&S BBDO)/PRプランナー:冨田浩一郎(I&S BBDO) /C:冨田浩一郎/企画:久間木達朗・冨田浩一郎/作品制作・監修:淀川テクニック/作品制作助手:出川晋/アーティストマネジメント:三潴ゆかり(ユカリアート)/制作協力:徳島県美波町・美波のSORA・美波町の皆さん/メイキング映像:Ko-ki Karasudani/AE:原愼治・勝部佑香(I&S BBDO)
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