キャップジェミニ、Altranの株式公開買付けに成功
ー Altranの株式資本の98%を保有
• キャップジェミニは、スクイーズアウトの手続きの実施を要請する予定です。
• 「インテリジェントインダストリー」の世界的リーダーが誕生します。
• 強力な価値創造により、期待されるシナジーすべての活用が可能になります。
【2020年4月1日:パリ発】
フランス金融市場当局(Autorité des marchés financiers:AMF)は本日、キャップジェミニ(ユーロネクストパリ:CAP)のAltran Technologies(ユーロネクストパリ:ALT)に対する友好的株式公開買付けの最終再開に関連して、Altran社の株式110,571,163株の応募があったと発表しました。2020年4月8日に予定されている本公開買付けの決済と引渡しにより、キャップジェミニはAltranの株式資本の98.15%、Altranの議決権の98.03%以上を保有することになります(*1)。
キャップジェミニは、公開買付けに未応募のすべてのAltran株の譲渡を確保するために、早ければ明日中に、公開買付けの条件に従って同じ財務条件(1株あたり14.50ユーロ)でスクイーズアウトの手続きを実施するようAMFに要請する予定です。
キャップジェミニ・グループの会長兼最高経営責任者であるPaul Hermelinと、2020 年 5 月 20 日の年次総会後キャップジェミニ・グループの次期最高経営責任者となるAiman Ezzatのコメントは以下のとおり。「私たちは友好的な株式公開買付けの結果に満足しています。この成功により、キャップジェミニはAltranの株式資本の98%以上を保有し、あらゆる価値創造の手段を利用することができるようになります。当社の戦略の健全性と当社が提案するインダストリアルプロジェクトを評価し、株式公開買付けに応募していただいた[MM1] すべてのAltran株主の方々に感謝いたします。また、私たちとともに統合プロセスを開始しシナジー効果を実現するために働く5万人のAltran従業員に対して、改めて歓迎の意を表します」
「今回の結果は、パンデミックを乗り越えるという予測外の困難な状況の中でもたらされた朗報です。今、私たちの最優先事項は、従業員、パートナーそしてお客様の健康と安全を守り、クライアントの事業継続性を確保することです。この場をお借りして、期間中全力で取り組んでくれたすべてのチームに感謝の意を表したいと思います。世界中の従業員の大半が効率的に在宅勤務ができるよう、措置はすでに講じており、キャップジェミニとAltran従業員の在宅勤務の割合は現在90%近くに達しています。私たちは、Altranの全従業員とともに、この異常事態の中、連帯と決意を持って取り組んでいます」
「インテリジェントインダストリー」の世界的リーダーの創出
新グループは、産業やハイテク企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するユニークな能力の恩恵を得ることになります。キャップジェミニは、情報技術(IT)ならびに運用技術(*2)(OT)の分野で、自らのビジネス知識、イノベーション能力、意思決定者への特権的アクセス、そしてサービスポートフォリオを活用します。キャップジェミニは今後、「インテリジェントインダストリー」と呼ばれる産業・ハイテク企業向けデジタルトランスフォーメーションという非常に有望な市場セグメントで主導権を握ることになるでしょう。
円滑な統合とシナジーのフル活用
キャップジェミニは、今回の株式公開買付けの結果、スクイーズアウト後にAltranの株式資本を100%支配することが可能となります。合併した2つのグループは、統合の実施に最適な環境を備え、期待されるすべてのシナジー効果を得られるようになります。キャップジェミニとAltranは同様の企業文化とオペレーティングモデルを有しているので、統合プロセスを円滑に促進することができます。また、それぞれのビジネスの特異性を考慮した統合プロセスを実施するためのアジリティの向上からも恩恵を得ることができるでしょう。
当グループは、コストならびにオペレーティングモデルのあらゆるシナジーを活用できるようになりました。私たちはこのようなシナジー効果による税引前のランレートを7千万~1億ユーロと予測しています。これは3年以内に完全に実現されるでしょう。また同じタイムフレームで、補完的な専門知識とイノベーティブなセクター別オファリングの開発を原動力とした商業的シナジーにより、2億~3億5千万ユーロのさらなる年間収益を生み出すことが期待されます。
構造化された取引資金調達と評価の高い財務力
当グループは、この買収を完了するために44億ユーロのブリッジファイナンスを受けています。満期については2021年6月まで延長することができます。グループはすでにキャッシュポジションを利用して2019年に4億ユーロでAltranの株式資本の11.43%を取得しているので、このブリッジローンは、2020年に行われる残りの88.57%(強制的バイアウトを含む)、すなわち33億ユーロの買収をカバーするものです。
当グループは、使用可能現金から10億ユーロ(うち6億ユーロは2020年までに調達)を今回の取引資金の調達に充当し、残額については主に新規発行する社債を中心とした負債でリファイナンスを行うとしています。これについては、Standard & Poor'sが当グループの長期債務に対して安定的な見通しとしてBBB格付けしており、当グループもこの評価を歓迎しています。この格付けは、現在のパンデミックという状況下におけるAltranの100%買収とそれに伴う純負債の増加を含んだものであり、当グループの財務力を反映したものです。
今後の日程
すでに発表されたとおり、2020年4月1日よりAltranの決算はキャップジェミニ・グループの決算書に連結されます。新グループの2020年の展望については、同年上半期の収益を公表する際にお知らせする予定です。
· 2020年4月28日:2020年第1四半期の売上高を公表
· 2020年5月20日:株主総会
· 2020年9月3日:2020年上半期の実績を公表
重要情報
本プレスリリースは、情報を広めることのみを目的としたものであり、Altranの株式の購入または売却を提案、勧誘または要請するものではありません。
本情報の配布が法的規制の対象となる国では、本プレスリリースを直接または間接的に発行、放送または配布・配信しないでください。テンダーオファーは、その開始が法的規制の対象となる管轄区間においては、一般に公開されることはありません。
特定の国々においては、本プレスリリースの発行、放送または配布・配信は法的規制または規制当局による制約の対象となるおそれがあります。したがって、本プレスリリースが発行、放送または配布・配信されている国々にいる方々においては、かかる規制・制約についての知識を持ち、かかる規制・制約に従う必要があります。キャップジェミニは、かかる規制・制約の違反に対する一切の責任を否認定します。
- 自己株式を考慮し、2020年2月28日現在のAltranの株式資産、257,021,105株(257,351,451の議決権に相当)に基づいて算出。
- 運用技術の対象範囲には、製品ライフサイクルや製造/納品プロセスを管理するソフトウェア、製品&システムエンジニアリングサービス、産業用情報システム、ミッションクリティカルな情報システムなどが含まれます。
キャップジェミニについて
キャップジェミニは、コンサルティング、テクノロジーサービス、デジタルトランスフォーメーション、エンジニアリングサービスのグローバルリーダーとして、イノベーションの最前線に立ち、進化を続けるクラウド、デジタル及び各種プラットフォーム分野で、顧客のあらゆるビジネス機会に対応致します。キャップジェミニは、50年にわたり蓄積してきた優れた実績と業界固有の専門知識を基に、戦略から運用まで、弊社の一連のサービスを通じて、顧客企業が目指すビジネスビジョンの実現をご支援致します。キャップジェミニの信念は、「テクノロジーに関わるビジネス価値は人を通じて具現化される」ことであり、この信念こそが弊社の原動力となっています。
キャップジェミニは、世界の約50ケ国、27万人に及ぶチームメンバーで構成される多文化企業です。Altranを含むグループ全体の2019年度売上は、170億ユーロです。
キャップジェミニ株式会社については、以下をご覧ください。
https://www.capgemini.com/jp-jp/
キャップジェミ二株式会社のソーシャルアカウント
Twitter: https://twitter.com/CapgeminiJapan
Facebook: https://www.facebook.com/CapgeminiJapan/
People matter, results count. (人にこだわり 成果にコミット)
すべての画像