【DEAN & DELUCA THE TASTING EXPERIENCE】初の病院内店舗オープン
慈恵大学病院 外来棟にDEAN & DELUCA CAFEをオープン
2020年1月4日、生まれかわった慈恵大学病院の外来棟に、DEAN & DELUCAとして初となる病院内店舗「カフェ慈恵大学病院店」がオープンいたしました。
生きる栄養である“食”、そして “食するよろこび”を提案する双方が出会い、限定メニューを開発。このほか車椅子対応、点字でのメニュー表記、オーツミルクへのカスタマイズなど、さまざまな方に寄り添う店舗をつくりました。美味しさはもちろん、安全性、喜び、安らぎなど、病院ならではのサービスをご提供します。
- 遊び心ある、ワクワクする病院を目指して
http://bit.ly/2NnTMtm
「東京慈恵会医科大学の理念は、『病気を診ずして 病人を診よ』。患者さんやご家族の心にも寄り添うことを大切にしています。今回、新しい外来棟・母子医療センターを建てるにあたり、ポジティブになれるような、快適で楽しい、遊び心を大切にした場所にしようと考えました。その中で、一番フィットしたのがDEAN & DELUCA。食べることで、ふっと心が元気になり、五感が刺激されてワクワクするのは、患者さんやご家族にとって、非常に大事なこと。今回のお店や限定メニューが、そんな存在になればと期待しています(松藤千弥氏)」
「その中で、私たちがとりわけ大事にしている“食”にも“遊び心”を吹き込んでくれるという意味で、一番フィットしたのがDEAN & DELUCA。 やはり病院では、いろいろあります。でも、食べることで、ふっと心が元気になったり、五感が刺激されてワクワクする。これは、患者さんやご家族にとって、非常に大事なことなんですね。今回のお店や限定メニューが、そんな彩りを添えてくれる存在になればと期待しています。(松藤千弥氏)」
「DEAN & DELUCAの創業メンバーであるデルーカは、父親の祖国であるシチリアにある、“食”の魅力を通じて、人とその暮らしを豊かにしたいと考えました。それらは、味が良いことは当然ながら、見た目にも美しくて、楽しくて、内外ともに人を幸せにするもの。時には、口にする人を旅へ誘ったり、昔ながらの食文化の素晴らしさを伝えたり、食材の作り手の想いも含めて物語を伝えたり。“食”を起点に始まる、豊かな時間がありました。
私たちも、ワクワクすることは生きるエネルギーとして、とても大事だと思っています。今回のプロジェクトは、まずその部分で、東京慈恵会医科大学さんと共感。限定メニューを中心に、店舗のかたちも含め、先生方に確実性を高めていただき、皆さまへお届けします(横川正紀)」- 確かな知見と食の豊かさが融合した限定キーマカレー
http://bit.ly/30kUrBe
「新たに限定で加わったメニューにキーマカレーがあるんですが、アイデアは、慈恵大学病院の病院食にある大麦キーマカレーからいただきました。今回、開発したキーマカレー、手前味噌ながら、非常に美味しいです! しかも、通常のものに比べて、塩分量がグッと控えられている。これは、実は隠れた発見なんです。 そもそもは、多くの方に食べられるようにと、アレルゲン不使用のメニューのアドバイスをいただき選んだのは、小麦粉を使わないスパイスの効いたキーマカレー。ここに、ネパールで昔から食べられている発酵カレーからインスピレーションをもらい、高菜漬けとドライ納豆の発酵食材を加えることで、少ない塩味で深い旨味が生まれました。最初、我々はその魅力に気が付いていなかったのですが、監修してくださった先生方から「この塩分量の少なさはすごい」と言っていただけたことで、大きな学びとなりました。先生方の専門的なアドバイスのおかげもあり、研ぎ澄まされたひと皿になったと思います。(横川正紀)」
「病院食のカレーは、創設者の高木が、明治時代にビタミン欠乏症の脚気(かっけ)の治療に取り組んだことが始まりです。当時、貧しい人たち、中でも兵士の食事は、お腹の膨れる白米中心。おかずは贅沢で食べられず、ビタミンが不足しました。そこで高木は、ビタミンB1の多い大麦を、日本人が食べやすく、野菜も肉も摂れるカレーにして提供したのです。(松藤千弥氏)」
「ビタミンは、食べたものをエネルギーに変えるためになくてはならない栄養素です。今回、そこにDEAN & DELUCAが“発酵”という鍵を足してくださいましたが、実は“発酵”は糖分からエネルギーをつくり出す過程そのもの。つまり、発酵食品は“生きる源”ともいえる。
期せずして加わった価値ですが、口にする方が本質的に元気になれるひと皿になったことを、嬉しく思います。栄養やアレルギーなどは私たちの専門ですが、美味しく、かつ美しく楽しい食は、DEAN & DELUCAの得意とされるところ。双方の出会いによるケミストリーが“食”の可能性をもっともっと引き出していけるといいですね。(松藤千弥氏)」
- 人や情報が行き交う外とつながる外来棟
「新しい外来棟は、都心にあります。ですから、そこにいる感覚としても、いざというときの安全性という意味でも、外とつながる開放感のある場所にしたいと考えています。病院内のDEAN & DELUCAも、患者さんやご家族はもちろん、地域の方々にもお楽しみいただけるとよいですね。 病院は治しにくる場所ですから、そんなに好きな方もいないと思いますが(笑)、リラックスしていただくことも大切に。患者さんに過ごしていただく空間は、広いつくりになっています。また、1階から6階まで吹き抜けるエスカレーターの照明は、建築家が非常にこだわりました。ちょっとしたサプライズを感じていただけるはず。カフェと合わせて、どうぞ体験してみてください。(松藤千弥氏)」
「食べるって、まさに人生の栄養のようなところがありますが、何を食べて生きていくのか。それは、私たちDEAN & DELUCAにとって、非常に大きなテーマ。幸せな“食”を提供する中で、知らず知らずに健康にも活かしていただける。そんなメニューが、ここから提供していけることを嬉しく思います。また、もし叶うなら、慈恵大学病院でいただいた学びを、他のお店でも期間限定などから活かせたら素敵ですね。(横川正紀)」
http://bit.ly/382o50p- 東京慈恵会医科大学 学長・松藤千弥氏 プロフィール
松藤千弥(まつふじ・せんや)/1958年、東京生まれ。1983年、東京慈恵会医科大学医学部卒業。1989年、同大学院博士課程修了。東京慈恵会医科大学栄養学教室・助手を務めたのち、米国ユタ大学への留学を経て、東京慈恵会医科大学教授へ。2013年4月、学長に就任。
- OATS & 'HACCO' KEEMA CURRY 大麦×発酵 キーマカレー
ネパールの発酵高菜を使ったネパールカレーからヒントを得て、慈恵大学病院の病院食としても提供されているキーマカレーに「発酵」というエッセンスをプラスしたオリジナルキーマカレーを開発しました。さらに病院という立地上、多くの方に召し上がっていただけるように、アレルギーの特定原材料は不使用です。
発酵した【高菜】の酸味と旨みに加えて、日本古来の発酵食品【ドライ納豆】の香りと食感がおいしさの決め手。ライスは、食物繊維やカルシウムが豊富な大麦入りの玄米ごはんで栄養素のUPを叶えました。クミンやチリパウダーなどスパイスが程よく香り、食べ進めるごとに後を引くクセになる味。美味しいのはもちろん、栄養価が高く身体が喜ぶバランスのいい良いメニューが完成しました。
“おいしくて栄養バランスもいい”
外食や市販の食品は塩分を摂りすぎてしまう傾向がありますが、このキーマカレーは塩分控えめ。それでも物足りなさを感じないのは、発酵食品を上手に活用し、食材やスパイスの使い方に工夫があるからです。東京慈恵会医科大学に受け継がれてきた伝統のカレーと同様に、ご飯に大麦が使われているのもポイント。身体の疲労と心の疲労を軽減する栄養素も豊富に含まれています。(栄養部 濱裕宣課長)
“個々に合わせた食と運動で健康を意識”
東京慈恵会医科大学の学祖・高木兼寛は食を通して脚気などの病気の予防に取り組み、ラジオ体操の原形である『国民運動』を考案しました。医学が進歩した現在でも、食と運動は心身の健康に欠かせないものです。個々にとって心地よいものや最適なものを知り、取り入れることが大切です。(研究ブランディング推進委員会委員長 岡部正隆教授)
慈恵大学病院店限定で、大麦を使ったグラノーラや、 ミルクを使ったドリンクをオーツミルクでカスタマイズが可能です。
http://bit.ly/30kFi2s
- 店舗情報 DEAN & DELUCA カフェ慈恵大学病院
http://bit.ly/36UaZ5w
- THE TASTING EXPERIENCE
DEAN & DELUCAが企業とパートナーシップを結び、提案するプログラムです。カフェの設計から設備のコーディネート、コーヒー豆やフードの企画、自主運営のための人材育成を行い、食の美しさがもたらす豊かでよろこび溢れるビジネスシーンを広げていきます。
http://bit.ly/2NpqMkP
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