【早割7/12】大虐殺から「アフリカの奇跡」を遂げた国の今を取材で掘る!『Global Media Camp in ルワンダ』参加者募集
アフリカを取材する唯一無二のプログラム、ganas編集長が完全同行
途上国で取材し、記事を書き、それを発信する唯一無二のプログラム『Global Media Camp』がこの夏復活し、いま大注目のアフリカ・ルワンダでも新たに開催します。
ルワンダといえば、1994年に起きた大虐殺があまりにも有名な国。ですが実はそれからすでに29年経っています。この間に、「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどの急成長を遂げました。
ただ冷静に考えて、これは本当に奇跡でしょうか? 日本にたとえるなら、終戦(1945年)の29年後は1974年。すでに世界2位の経済大国となっていました。
ちなみに、かの有名なフレーズ「もはや戦後ではない」が経済白書に出てきたのは、終戦から11年後の1956年。戦前の国内総生産(GDP)を日本は敗戦から10年かけて上回ったわけです。
何を言いたいかといえば、どの国も時代とともに凄まじいスピードで変わっていくということ。日本しかり、日本人に身近な東南アジアの国々しかり(1人当たりGDPで、シンガポールに日本が追い抜かれるとはだれが想像したでしょう)、ルワンダしかり――。
古い情報を引きずるのはやめて(かといって歴史を忘れてはいけない)、この夏、「ルワンダの今」を現地取材で深掘りし、知識をアップデートしませんか? 時代をキャッチアップしましょう!
『Global Media Camp in ルワンダ』の全日程にはganas編集長が同行します。ネタや視点(切り口)の見つけ方から、取材対象者への質問の仕方、要点のまとめ方、伝わる記事の書き方(発信力の基礎)までをマンツーマンで指導してもらえます。頑張って書いた記事は署名入りでNPOメディア「ganas」のサイトに載り、読者に向けて発信します。
『Global Media Camp』の特徴は、インプット(取材)とアウトプット(記事執筆)を毎日繰り返すこと。これを集中してやることで、たった10日間でもルワンダの知識が驚くレベルで深まり、また複眼的な見方ができるようになります(ただし努力は必要。好奇心を追求するプロセスは刺激的で楽しいです。一緒に頑張りましょう)。
ルワンダはまた、興味深いだけではなく、英語で直接取材できるレアな国でもあります(取材ヘルパーとしてルワンダ人を付けます)。英語を実践的に使って、その国を深める術を身に付けましょう! 日本経済がシュリンクしていく中、途上国(グローバルサウス)のことを知るのも、海外に出ていくのも必須になる時代。しかも2050年には世界の4人に1人がアフリカ人になる、との予測を国連は出しています。
ルワンダは治安の良さも折り紙付き。外務省の海外安全情報でもレベル1。これは東南アジアの多くの国と同じです。
3年半に及んだコロナ禍。久々に自由を満喫できる2023年の夏はルワンダで思いっきり取材してみませんか? そのためのサポートを全力ですることをお約束します。
■『Global Media Camp in ルワンダ』の概要
◎場所:ルワンダ・キガリ
◎期間:2023年9月12日(火)~9月21日(木)
◎料金:学生18万9800円、一般20万9800円
◎〆切:2023年8月12日(土)
*2023年7月12日(水)までのお申し込みは「早割」として1万円割引(入金が完了していること)
◎定員:最大8人程度(先着順)、最少開催人数4人程度
◎事前研修:2023年8月中旬または9月上旬を予定
◎報告会:2023年10~11月を予定
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎申し込み方法:お問い合わせいただければ申込書をお送りいたします。
途上国を取材し、記事を書き、それを発信する『Global Media Camp』は唯一無二のプログラムとして大きな支持を得てきました。2014年春以来これまでに35回(8カ国10カ所)開いてきた実績があります。2023年夏(8、9月)の開催地は、アフリカのルワンダ(キガリ)のほか、南米コロンビア(メデジン)も予定しています。
■ルワンダ(キガリ)のここが魅力・興味深い!
ルワンダの「魅力&興味深いこと」のごく一部を、社会・文化・経済・政治などの視点からご紹介します。アジアに詳しい人は山ほどいても、アフリカを本当に(感覚ではなく、取材に基づいて)語れる日本人はレア。『Global Media Camp in ルワンダ』に参加し、記者として活動して(他人と違うことをやって)、多様な世界を知る一歩に!
☑1994年の大虐殺ではたったのおよそ100日間で、少数派のツチ系の人たちを中心に50万~100万人が殺されたとされる。犠牲者はルワンダ国民の10~20%に相当する。参考までに、1970年代後半(およそ4年間)に起きたカンボジアの大虐殺の犠牲者は100万~300万人(国民の4人に1人ぐらい)。
☑大虐殺を含むルワンダ紛争で勝利を収めたのは、ウガンダに逃れたツチ系(虐殺のターゲットになった側)の難民が立ち上げた当時の反政府勢力「ルワンダ愛国戦線(RPF)」だった(いまは与党)。RPFの最高司令官(現在は党首)は現在のカガメ大統領。ちなみにルワンダ紛争でフランスは、RPFではなく、当時のルワンダ政府側(多数のフツ系政権)を支援した。
☑ルワンダ大虐殺を題材に2004年に公開された映画「ホテル・ルワンダ」の主人公(ホテルの副支配人。虐殺のターゲットとなったツチ系住民らをホテルに匿って守った)のモデルとなった人物(ルセサバギナ氏)が釈放された。ルセサバギナ氏はカガメ大統領に批判的な態度をとっていたため、「テロ行為」の罪で禁錮25年の刑を受けていた。
☑ルワンダの隣のブルンジでも大虐殺は起きた。両国はツチ、フツの比率もほぼ同じなど類似点が多いことから「双子の国」と呼ばれる。
☑大虐殺を経た後の政権には、ルワンダは少数派のツチが、ブルンジは多数派のフツが就く。ちなみにルワンダはツチもフツも存在しないというスタンスの政策をとったのに対し、ブルンジはツチ、フツそれぞれに政治ポストの割合を定めた権力分有を核とする憲法を制定した。こう書くと、ブルンジのほうが政情が安定しそうだが、実際は逆。
☑内戦・大虐殺で大打撃を受けたルワンダはその後、経済発展を急速に遂げてきたため「アフリカの奇跡」の異名をもつ。大虐殺の翌年の1995年から現在までの経済成長率はだいたい7~10%と高い。
☑ただし経済成長を後押しする理由のひとつとして指摘されるのが、ルワンダの西隣に位置するコンゴ民主共和国の資源をルワンダが奪っていること。ちなみにコンゴ紛争に大きく関与した国のひとつがルワンダ。
☑アフリカでも屈指の存在感を放つルワンダのカガメ大統領(65歳)は二面性をもつ。反体制派を弾圧するやり方を独裁的だと批判される半面、経済成長や汚職の減少に代表されるようにルワンダを発展させた功績も少なくない。
☑ルワンダは「ICT(情報通信技術)立国」として注目を集める。世界銀行が出す最新の「ビジネス環境」のランキングでルワンダは世界38位(日本は29位)。サバサハラ(サハラ砂漠以南の)アフリカではモーリシャスに次ぐ2位だった。ただしインターネットの普及率は30%(2021年)とまだまだ低いのが実情。
☑ルワンダの首都キガリには近代的なビルが立ち並ぶ。ランドマークのキガリ・シティ・タワーは中国の国有企業が建設。習近平国家主席が進める「一帯一路」の影響が及ぶ。
☑ウガンダはジェンダー平等が進んでいる国といわれる。世界経済フォーラム(WEF)が発表した2022年版「ジェンダー格差指数」では世界6位。途上国ではトップだった。WEFによると、ルワンダは閣僚の45%を女性が占める。国会議員の38.7%、上院議員(定数26人)に限っても34.6%(9人)が女性だ。国政レベルでは女性議員の枠(クオーター制)があることも大きいという。
☑汚職の少なさもアフリカではトップクラス。2022年の腐敗認識指数(CPI)をみると、ルワンダは世界で54番目にクリーンな国(日本は18位)。
☑フランスは旧ベルギー領だったため、もともとはフランス語圏だった。だがカガメ大統領は2009年、学校の教授言語をフランス語(公用語としては残る)から英語に変更。フランス語圏から英語圏への転換を図る。旧英領でないにもかかわらず、英連邦にも加盟した。こうしたドラスティックな改革は世界的にも珍しい。脱フランス。
☑ユニークなのは、スワヒリ語も公用語に加え、またスワヒリ語教育の学校での必修化も進めていること。ちなみにルワンダは、ほぼ全土でルワンダ語が通じる。
☑幾何学模様で有名なイミゴンゴの絵といえばルワンダ。伝統的には牛ふんを使い、女性たちが壁や陶器、キャンバスに描いてきた。ルワンダ大虐殺でその技術はいったんかなり失われたとされるが、その後復活した歴史をもつ。
☑ルワンダは「千の丘の国」と呼ばれる。国土のほとんどがなだらかな丘陵であるというのが由来。標高も高く(キガリは1500メートル前後)、最も暑い8月、9月でも平均最高気温は30度を超えない。快適。
■『Global Media Camp in ルワンダ』の基本的なスケジュール(予定)と取材先候補
9/12 (火)現地集合、ブリーフィング
9/13 (水)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/14 (木)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/15 (金)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/16 (土)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/17 (日)終日:記事の執筆&フィードバック
9/18(月)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/19(火)午前:取材、午後:記事の執筆&フィードバック
9/20(水)終日:記事の執筆&フィードバック、夜:フェアウェルパーティー
9/21(木)午前:記事の執筆&フィードバック、ふりかえり、昼:現地解散
下のような取材先・テーマを候補として考えています(ご希望があればお気軽にお問い合わせください)。
↓↓↓
GBV(ジェンダーに基づく暴力)を受けた人を助ける施設、教育施設(プレスクール、学校、職業訓練校など)、ドローンの会社、電動バイクメーカー、国産スマホのメーカー/販売店、教会、市場、医療、さまざまなローカルNGO、虐殺記念館、ユニークなルワンダ人(社会活動家、起業家、服の仕立屋、家事労働者など)、大学生など多数。
■Global Media Camp』に参加すると得する3つの理由
1)途上国を取材できる!
‥‥『Global Media Camp』は、途上国を本格的に取材でき、記事を書き、それを発信する唯一無二のプログラムです。スタディツアーのように、担当者からレクチャーをひたすら受けるのではありません。参加者自らが取材対象に自由に質問します(ルワンダでは英語を使います)。取材は、その国のことを短期間で少しでも深く、また多角的に知る手段のひとつ!
2)スキルアップできる!
‥‥『Global Media Camp』では新しい体験をするだけではありません。ネタ(良い話も悪い話も)や視点(切り口)を見つける力、情報を引き出すために質問する力、物事を掘り下げる力、要点をまとめる力、伝わる文章を書く力など“一生モノのコミュニケーションスキル”の向上を目指します。各回の参加者を最大8人に絞っているため、ganas編集長からマンツーマンでフィードバックを受けられます。頑張った実績として、現地取材をベースにした「署名記事」が残ります。記事には1万以上の「いいね!」が付いたことも。ステレオタイプでない記事の発信にも意義がありますよね。
3)途上国を「複眼の視点」で見られる!
‥‥「途上国=貧困 or 幸せ」などと決めつけていいのでしょうか? 物事に対する見方はさまざま。『Global Media Camp』では複眼の視点で物事をとらえる方法を学びます。世の中には自分が知らないこと、自分自身で無意識に決めつけてしまっていることがたくさんあります。取材も含め、現地の人と話す時間をたっぷりとっていますので、疑問を直接ぶつけてみてください。脱ステレオタイプを目指しましょう。
*過去35回(8カ国10カ所)の開催実績をもつ『Global Media Camp』はアウトプット重視のプログラム(毎日記事を書いてアウトプットします)です。アウトプットにこだわる理由は、話を聞くだけでは知識の定着率はわずか5%ですが、他人に教えた(伝えた)場合は90%に上るという研究(ラーニングピラミッド)があるからです。20歳を超えたらアウトプット中心の学びに切り替えない限り、インプットしたことは頭に残らず、経験として積み上がりません。自己成長につながるのはアウトプットだと考えています。
■『Global Media Camp』はこんな方におススメ(社会人&学生)
◎途上国を掘り下げたい人
・途上国を深く知りたい(世界人口のおよそ8割は途上国で暮らしています)!
・途上国の人と深い話をしたい!
・多様な途上国を多角的に見る方法を学びたい!
・途上国で将来、仕事したい!
・貧困、教育、ジェンダー、少数民族、難民、国内避難民、ソーシャルビジネス、NGO、国際機関など特定の分野を取材したい!
・過去(歴史)と現在、未来のつながりを取材であぶり出したい!
・フィールドワークをやってみたい!
・途上国の大学生と仲良くなりたい(友情は、その国をウォッチし続ける「基盤」となります)!
・JICA海外協力隊、海外インターン・ボランティアに興味がある!
◎メディア・広報・コミュニケーションに関心のある人
・メディアに疑問を感じるから、自分で取材・記事執筆に挑戦してみたい!
・自分の足で取材した途上国のことを多くの人に発信したい!
・プロのライターになりたい!
・記者の動きを一度体験してみたい!
・「ネタや切り口を見つける力」「質問する力」「深掘りする力」「要点をまとめる力」「伝わる文章力」を高めたい!
・英語やスペイン語、フランス語などを使って、取材にチャレンジしてみたい!
『Global Media Camp』は2014年の春以来、フィリピン(セブ、ネグロス)、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、コロンビア、ベナン、インド(プネー、コルカタ)、タイの8カ国10カ所で合計35回開いてきた実績をもちます。参加者は合計186人。年齢は18~59歳と幅広いです。
大学生の場合、参加者が多いのは慶応大学、東京外国語大学、上智大学、早稲田大学、神戸市外国語大学、明治大学、立教大学、青山学院大学、東京大学、筑波大学、法政大学、横浜国立大学、大阪大学、北海道大学、立命館大学、中央大学、津田塾大学、東京女子大学、ICU、日本大学、同志社大学、奈良女子大学、茨城キリスト教大学など。文系の学生はもちろん、医学や看護学、都市開発、建築、プラントエンジニアリング、農業などを学ぶ理系の学生の参加者もいます。
社会人ではJICA職員やNGO職員、会社員、大学教授、公務員、医師、看護師、会社経営者、青年海外協力隊の経験者・候補者・志望者、地域おこし協力隊、フリーランサーなどにご参加いただいています。
■帰国後はこんな特典も!
・ganas主催の「2023年秋 グローバルライター講座」(5万3000円相当)に50%オフで受講できます。ただし簡単なお手伝いをお願いする場合があります。
・ganasのボランティア記者として活動し続けたいとコミットの高い方は、ganas主催の「2023年秋 77日記者研修」(6万6000円相当)に50%オフで参加できます。
*いずれも、ganasサポーターズクラブに入っている/入ることが条件です
■講師
長光大慈(ganas編集長)
途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」編集長/特定非営利活動法人開発メディア代表理事。上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、およそ50カ国の渡航経験をもつ。青年海外協力隊のOBでもある。ハンモックのコレクター。
■現地コーディネーター
竹田憲弘(Africa Note Ltd.代表)
1989年、熊本県生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業後、大手食品メーカーで営業担当。退職後、青年海外協力隊としてアフリカのルワンダでコミュニティ開発(衛生啓発活動)に従事。その後、同国でスタディツアーや情報発信をおこなう会社Africa Note Ltd.を立ち上げる。JICAルワンダ事務所でも、NGOデスクコーディネーターとして勤務中。
■主催団体
特定非営利活動法人 開発メディア
2012年8月17日設立。途上国・国際協力を専門とするNPOメディア「ganas」を運営。下のボードで記事を発信中。キャッチフレーズは「途上国を知る。世界が広がる。」。
・ウェブサイト:http://www.ganas.or.jp
・フェイスブックページ:https://www.facebook.com/ganas.or.jp
・ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas
・インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas
・メール:devmedia.ganas@gmail.com
・所在地:埼玉県入間市小谷田1666-4-412
・電話:080-3432-4844(長光)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像