日鉄エンジ二アリンググループにおけるエネルギープラント事業の再編について
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、以下、NSE)と日鉄パイプライン&エンジ二アリング株式会社(代表取締役社長:鈴木隆、以下、NSPE)は、NSPE のプラント事業を会社分割の方法によりNSEへ承継(以下、本事業承継)することを決定しましたので、お知らせいたします。
1. 本事業承継の目的
ここ数年、脱炭素社会の実現に向けて温室効果ガスの削減を図りながら持続的な成長を目指すカーボンニュートラル(以下、CN)化への社会的な取り組みが加速し、事業環境は急激に変化しています。
当社グループは、CN化をエネルギープラント事業のさらなる成長に向けた絶好の機会と捉えており、このたびグループ内のエネルギープラント分野の経営資源を再編成し、NSPEのプラント事業をNSEへ承継することでより効率的・効果的かつ事業成長に資する体制を構築することとします。
これにより、NSEは新たなエネルギーキャリアとして期待されている水素・アンモニアの受入・貯蔵・払出やCCS※1などのプラントについて、お客様に事前検討からEPC(設計・調達・建設)まで一貫したワンストップサービスを提供してまいります。
また、NSPEは天然ガスをはじめ、水素、アンモニア、CO2や水などの資源・エネルギーをユーザーへ「つなぎ・届ける」各種のパイプラインを中心とした施工力に強みを持つエンジニアリング会社として、当社グループ成長の一翼を担ってまいります。
※1:Carbon dioxide Capture and Storageの略。CO2回収・貯留。
2. 本事業承継の要旨
(1) 本事業承継の期日
効力発生日 2025年 10 月 1 日(予定)
(2) 本事業承継の方法
NSEを承継会社、NSPEを分割会社とする会社分割
(3) 本事業承継の対象範囲
以下に関連する設備の設計・調達・建設に関する事業※2。

分類 |
事業 |
---|---|
天然ガス |
ガバナステーション※3、バルブステーション※3、石油ガス坑井基地 |
LNG、LPG |
LNG内航船基地、サテライト基地、構内配管、ローリー出荷、その他関連施設 |
LCO2 |
LCO2受入・貯蔵・払出基地、内航船基地 |
貯槽 |
LNG、LPG、LCO2、アンモニア、石油・ガス等各種貯槽 |
空港 |
タンク等貯油・送油設備(貯槽含む)、ハイドラント配管 |
地熱 |
フラッシュ方式蒸気生産・輸送設備 |
石油化学 |
陸上配管 |
※2:但し、メンテナンス・補修工事及び小規模工事は除く。
※3:但し、施主・発注者が設計を実施する場合は、従来通りNSPEが対応。
◆日鉄エンジニアリング株式会社 概要

事業内容 |
環境・エネルギー関連施設、パイプライン、都市・海洋インフラ、 |
代表者 |
石倭行人 |
所在地 |
東京都品川区大崎1丁目5番1号 大崎センタービル |
資本金 |
15,000百万円 |
株主 |
日本製鉄株式会社100% |
従業員数 |
連結 5,618人(2025年3月末現在) |
設立 |
2006年2月 |
◆ 日鉄パイプライン&エンジニアリング株式会社 概要

事業内容 |
エネルギーパイプライン事業、水道パイプライン事業、プラント事業 |
代表者 |
鈴木隆 |
所在地 |
東京都品川区大崎1丁目5番1号 大崎センタービル |
資本金 |
2,800百万円 |
株主 |
日鉄エンジニアリング株式会社100% |
従業員数 |
912名(2025年3月末現在) |
設立 |
1962年8月 |
当社グループは、一歩先を行く技術とアイディアでお客様のニーズに適うエンジニアリング・ソリューションを提供することで、水素・アンモニアなどの新しいエネルギーキャリアやCCSの社会実装を推進し、CN社会の実現に向けて貢献してまいります。
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