第21回「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査結果 ~全体的には格下げの傾向強く、「建設業」で顕著~
法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、2025年12月に実施した格付ロジック改定に伴うRM格付変動状況を集計し、その結果を発表いたしました。
「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査サマリー
●2025年12月に実施した「格付ロジック改定」により、格付が変動した企業は243,983件(構成比 14.2%)となりました。今回の改定では、低格付企業の再評価が実施され、「D格からE格への格下げ」および「E格からF格への格下げ」が合わせて約10万件生じています。その結果、格下げが159,496件、格上げが84,487件となり、格下げ企業数が格上げ企業数を大きく上回る結果となりました。
●地域別では、北海道・東北を除くすべての地域において、高格付(A~C格)企業および低格付(E・F格)企業が増加し、D格企業が減少しました。特に「関東」ではこの変動が顕著で、高格付企業の増加(7,734件)、低格付企業の増加(5,795件)ともに地域別で最多となっています。
●業種別では、低格付(E・F格)企業の増加が8業種、減少が8業種となりました。高格付企業が増加した業種は「複合サービス業」(139件)のみである一方、低格付企業が最も多く増加した業種は「建設業」(19,112件)となりました。
※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
調査概要
・調査名称:第21回「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査
・調査方法:RM格付の遷移状況調査
・遷移調査時点:2025年12月26日(金)
・調査対象企業:2025年12月26日時点でRM格付がA~F格である1,714,313社
■RM格付とは
リスモンでは、企業の信用力をA、B、C、D、E、Fの6段階に格付けしています。この格付は、倒産実績に裏付けられた独自指標(RM格付)で、A格の企業は倒産確率が低く倒産しにくい企業、F格の企業は倒産確率が高く倒産に近い企業といえます。
RM格付は、550万社超の企業データを対象に統計的手法を用いて倒産確率を算出し、定期的な企業データや倒産データの解析・分析を行っています。さらに、毎日収集する特種情報を基にアナリストが格付補正を実施しており、最新の信用力評価を提供できる点が特長です。
与信管理の現場は「早い者勝ち」です。RM格付を利用することで、取引先の「今」の信用力を的確に把握し、適切なタイミングでリスク対策を講じることが可能になります。
調査結果
(1)格付変動は243,983件、E格からF格への格下げが最多
2025年12月に実施した「格付ロジック改定」により、RM格付の分布は、A~C格209,959件(構成比12.2%)、D格205,743件(同 12.0%)、E・F格1,298,611件(同 75.8%)となりました。(図表A)
改定前(2025年11月)と改定後(12月)の格付を比較したところ、格付が変動した企業は243,983件(構成比 14.2%)となりました。変動幅ごとの件数としては1ランクの変動が207,839件、2ランク以上の変動が36,144件、格付変動無しが1,470,330件(同 85.8%)となっています。
今回の改定によって低格付企業の再評価が実施され、「D格からE格への格下げ」および「E格からF格への格下げ」が合わせて約10万件生じています。これにより、格付変動企業のうち、格下げが159,496件、格上げが84,487件となり、格下げ企業数が格上げ企業数を大きく上回る結果となりました。(図表B)


(2)高格付企業が増加「複合サービス業」、低格付企業増加最多は「建設業」
地域別の格付遷移状況を調査したところ、北海道・東北以外の全ての地域において、高格付(A~C格)企業および低格付(E・F格)企業が増加し、D格企業が減少しました。特に「関東」において顕著で、高格付企業の増加(7,734件)および低格付企業の増加(5,795件)が地域別で最多となっています。(図表C)
業種別の格付遷移状況を調査したところ、低格付(E・F格)企業の増加が8業種、減少が8業種となりました。高格付企業が増加した業種は、「複合サービス業」(139件)のみとなりました。一方、低格付企業が最も多く増加した業種は「建設業」(19,112件)となりました。(図表D)



総評
現在の日本経済においては、訪日観光客によるインバウンド需要の増加を中心に経済活動の活性化が進む一方で、物価上昇による消費への影響や、米国通商政策の変化など国内外の複合的なリスク要因によって、引き続き警戒が必要な状況です。
こうした状況を踏まえて、2025年12月実施の格付ロジック改定では、企業の収益性分析に重点を置き、複数決算期にわたる中期的な収益推移や、ディスクロージャーの傾向を評価に反映しました。これにより、企業の倒産予兆をより正確に捉えることが可能となっています。
また、本改定では、アナリストの精緻な分析とAIによるデータ解析を組み合わせ、RM格付の精度向上を図りました。膨大なデータに基づく倒産予兆分析と、与信審査のプロであるアナリストの知見を融合することで、高い倒産判別力を実現しています。
今後もリスモンは定期的な格付ロジック改定を実施し、経済環境に適応した分析手法を取り入れることで、倒産判別精度の更なる向上を目指します。これにより、安全な取引の拡大を支援し、日本経済の活性化へ貢献してまいります。
リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら:https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

リスクモンスター株式会社
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ会員数は、2025年9月末時点で14,710(内、与信管理サービス等8,072、ビジネスポータルサイト等3,034、教育事業等3,079、その他525)となっております。
【会社概要】
社名:リスクモンスター株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
代表取締役社長:藤本 太一
設立:2000年9月
上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)
HP:https://www.riskmonster.co.jp/
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