STOKKE、継続的なブランド買収により売上高 35%アップを記録
2022年、ブランド過去最高の売上高を達成
※本プレスリリースは、株式会社ストッケのグローバル本社であるSTOKKE ASより2023年6月に発行された文書の翻訳です。記載された内容は全てグローバル全体のレポートとなります。
ノルウェーの子ども用品ブランド STOKKE(ストッケ)は、世界的なインフレ率の上昇と個人消費の鈍化という厳しい経済背景にもかかわらず、2022年に、ブランド過去最高の売上高を達成しました。
ストッケのシグネチャーアイテムである、トリップ トラップ チェアが50周年を迎えた昨年の売上高は、35%増の31.5億ノルウェークローネ、EBITDA利益は9%増の718万ノルウェークローネでした。
親子の距離を近づける製品を作ることを使命とするストッケは、2022年5月、ベビー用品を展開するEvomove社を買収。ドイツの抱っこひもメーカーLimas社、イタリアの多機能プレイテーブルブランドMukako社、フランス発の折りたたみ可能でコンパクトなべビーカー”YOYO”のメーカー BABYZEN社 に続く、2021年以降、この18ヶ月で4社目の買収となります。また、ストッケはコペンハーゲン大学とパートナーシップを締結し、児童発達の分野の博士課程研究へ資金提供を行なっています。
ストッケのCEO Jacob Kragh(ヤコブ・クラウ)は、2022年は、世界中すべての企業に立ちはだかった世界経済と政治的な課題を考慮してみても我々にとって「堅実な1年」であったと述べます。
「弊社の売上高が35%アップした理由に、お子さまと親御さんの距離を近づけるためにデザインされた当社の製品、特にトリップ トラップ ハイチェアが、世界中の多くのご家庭にお選びいただいたことが挙げられます。幼少期の子どもの成長を促す上で、親との絆はすべての土台となります。私たちは製品だけでなく、この分野の学術研究にも投資を続けています。」とクラウは語ります。
またクラウは2022年の功績を鑑みて、これからも世界各国で大きく存在感を放つ製品やブランドを、ストッケが戦略的に仲間に入れることにより、強固なグローバルビジネス事業を拡大していくことを表明しました。
「当社は収益性の高いビジネスモデルゆえに、社内のイノベーションへの投資と、外部企業の買収を行うことができ、これは当社の未来への投資を意味しています。私たちは、子どもの成長、デザイン、持続可能性に関わる信念を共有できる企業を、さらに仲間に加えていきたいと考えています。当社のグローバルなプレゼンスを活用して、ローカルで人気のあるブランドを国際的に展開させ、その潜在能力を最大限に引き出していきます。」とクラウは続けました。
数字で見るストッケ
STOKKE (100万ノルウェークローネ) | 2022 | 2021 | 増加率 |
売上高 | 3135 | 2325 | 34.9% |
EBITDA | 718 | 658 | 9.1% |
原文はこちら(Stokke continues acquisition drive as sales climb 35% / 英文)
https://www.stokke.com/JPN/ja-jp/newsroom/stokke-news/2022-annual-report.html
サステナビリティレポートはこちら(Stokke Sustainability Report 2022 / 英文)
コペンハーゲン大学と連携し、初のサステナビリティレポートを発行
ストッケの年次決算報告と同時に、初のサステナビリティレポートが発表され、ESG(*1)の目標が明記されました。この報告書には、CO2排出量の削減、リサイクルポリエステルの使用から始まる循環型ビジネスモデルの導入、使用する素材のすべてが倫理的に調達されたものであることなどが記載されています。
2022年、ストッケはサプライチェーン排出量に関するスコープ1、2、3における、排出量を測定・削減する「Science Based Target Initiative」に署名し、世界中で認知されている同社の子ども向け製品の木材を責任を持って調達することを表明しました。また、2030年までにすべての木材製品をForest Stewardship Council(FSC : 森林認証制度)の認証を取得することを計画しています。また、サプライチェーンにおける公正な慣行の実施にも取り組んでおり、2022年には、世界中の企業を結びつけ、企業活動における商習慣を改善するための世界的な会員組織であるSEDEX(*2)の会員になりました。
また報告書では、2022年4月に締結したコペンハーゲン大学との3年間のパートナーシップを含む、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の5つに基づく、同社の包括的な「児童育成とサステナビリティ戦略」を紹介しています。
同大学との提携により、ストッケは子供の食卓での学習と、社会性の発達に関する3年間の長期的な博士課程研究に資金を提供することに合意。この提携により、ストッケは科学的根拠に基づく独自の知見を得ることができ、ストッケの事業戦略と新製品開発が、子どもの発達に関する最先端の研究に基づいていることを証明しています。
「幼児期の発達は、子どもの人生において最も重要な成長過程のひとつであり、家族が揃って食卓を囲む食環境について、重要な役割を担っているとストッケは考えています。このパートナーシップは、親子の絆を深め、子どもの成長を促すという当社のミッションに合致しています」とストッケのCEO ヤコブ・クラウは説明し、次のように続けました。
「ストッケのサステナビリティ戦略は、子どもたちの健やかな成長を願う親御さんにとって、ストッケが常にひとつの選択肢となることを目指しています。最も持続可能な製品とは、買い換える必要のないものだと私たちは信じています。私たちの製品は、快適さを追求した優れた機能性だけでなく、お子さまとママとパパの距離を縮めるために設計されており、重要なのは、それが長期的に使用できることが証明されていることです。」
3年間にわたる子どもの発達に焦点を当てたコペンハーゲン大学とのパートナーシップは、同大学にも歓迎されており、将来の活動にとって非常に重要なものです。このパートナーシッププロジェクトの監督者である臨床心理士、ヨハネ・スミス・ニールセン准教授は「人生の初期は、生涯を通じて私たちの発達に影響を与えます。すべての相互作用は、学習と発達のための大切な機会です。」と述べています。
(*1) ESG: Environment(環境)、Society(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字。企業の持続的な成長のために重要な要素とされる。
(*2) SEDEX: 社会的・環境的に持続可能なビジネスとサプライチェーンを構築するための世界的な会員組織(Sedex公式サイト https://www.sedex.com/ja/ より引用)
STOKKE について
1932年、ノルウェー西海岸で設立。家族経営の会社でしたが、2014年より、韓国のNXCが100%出資しているベルギーの投資会社 NXMHが所有。ノルウェーのオーレスンにある本社のほか、アメリカ、韓国、中国、日本にオフィスを構えています。
ストッケの理念は、2022年に50周年を迎えたトリップ トラップ チェアに象徴されています。ノルウェーのデザイナー、Peter Opsvik(ピーター・オプスヴィック)氏によるデザインで1972年に発表したこの椅子は、人間工学に基づき、子どもたち一人ひとりに座席を与え、子どもたちが家族の絆を深める食卓に心地よく加わることができるようにした、斬新なものでした。
2006年以降、ストッケはプレミアムキッズ市場に焦点を当て、子どもの発達をサポートして家族の絆を育むという共通の目的を持つ製品を提供しています。ストッケの信条は、「親子の距離の近さは絆を育む」です。子どもたちが安心感と愛情を感じ、自立し、自信を持って人生を歩むためには、このような親子の絆を感じることが必要だと考えています。
子どもたちを大切にすることは、地球を大切にすることでもあります。ストッケは、高品質で耐久性の高い素材と時代を超越したデザインで、すべての製品を消費者に長く使ってもらえるよう、サステナブルなソリューションを目指しています。
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