ネクイノが大阪市立新豊崎中学校と生徒の性に係る健康相談の支援等に関する連携協定を締結
〜第一弾の取り組みとして性教育授業・アンケート調査を実施〜
■性教育授業について
実施場所:大阪市立新豊崎中学校
実施日:2022年7月12日(火)
対象者:大阪市立新豊崎中学校に在籍する中学校3年生男女91名
授業内容:妊娠・避妊、性感染症、対等な関係性性的同意、HPVワクチン、子宮頸がん、スマルナステーションの取り組みについて
■協定概要
名称:生徒の性に係る健康相談の支援等に関する連携協定
提携者:大阪市立新豊崎中学校、株式会社ネクイノ
■協定締結日、有効期間
協定締結日 2022年7月6日(土)
有効期間 協定締結日〜2023年7月6日(木)
■連携の目的
スマルナステーションでは、助産師に無料で、生理や避妊、パートナーとの関係性など性に関する相談ができます。心斎橋にある相談施設での対面相談と、LINEを利用したオンラインでの相談を実施しています。
学校という場で性教育授業を年に一度行うだけではなく、継続的な性教育と相談を実践するため、連携協定を締結いたしました。性教育授業では、まず「妊娠・避妊」「性感染症」や「対等な関係性・性的同意」等についてワークショップを交えながらお話し、授業の最後に、何かあった時に相談できる場所としての「スマルナステーション」を紹介させていただきました。また、実際に心斎橋にある相談施設に行く方法だけではなく、LINE相談についても選択肢の一つとして提示しました。それを受けた新豊崎中学校に在籍する、中学3年生91名を対象に、授業の内容や性に関する相談についてのアンケート調査を実施しました。
■アンケート調査結果
まず、授業内容に関しては全ての生徒から「よく理解できた・理解できた」、また「今後にとても役立つ・役立つ」との回答を得ることができました。
また、7割以上の生徒より「スマルナステーションに行ってみたい」と回答をいただきました。また、スマルナステーションの機能の一つである、「LINE相談」も約7割の生徒が「使ってみたい」と回答しました。さらに、9割もの生徒が「家や学校以外で性に関して相談できる場所は必要」と回答していることから、スマルナステーションという「何かあったら相談できる場所」の必要性を改めて実感する結果となりました。
【詳細と考察】
- 9割もの生徒が「家や学校以外で性に関して相談できる場所は必要」と回答
90%の生徒より「必要だと思う」と回答を得ることができ、多くの生徒が、性に関して相談できる第三の場所を必要としていることがわかりました。
▼具体的な感想
- 「1人で悩むのではなく、相談する人をもっておくことの重要性に気づけた」
- 「家族や先生にも相談しにくいことを話してくれるのでとてもためになった」
- 約7割の生徒が「スマルナステーションに行ってみたい」「LINE相談を使ってみたい」と回答
授業内で、スマルナステーションの取り組みについてご紹介させていただいたところ、アンケートでは70%の生徒から「ぜひ行ってみたい・行ってみたい」と回答いただきました。
オンラインで助産師に無料で性に関する相談ができる「LINE相談」について授業内でお話しさせていただいたところ、アンケートでは69%の生徒から「ぜひ使ってみたい・使ってみたい」との回答が寄せられました。
こちらでも、多くの生徒が、相談する場所としてのスマルナステーションやLINE相談に関心があり、必要としているということがわかりました。
▼具体的な感想
- 「スマルナステーションがめちゃくちゃおしゃれで入りやすいと思った」
- 「自分でどうにもできないことがあったらスマルナステーションに行こうと思った」
- 「相談するにはとても心強いと感じた」
- 「まだまだ先の未来の話と思っていたが身近なことなのかもしれないと思った」
- 「みながほぼ経験する性のことを学校で教えてもらってよかった」
大阪市立新豊崎中学校 小野寺校長のコメント
性に係る不安や悩みを一人で抱え込まずに、SOSを発信したり相談したりすることは非常に大切なことです。にもかかわらず、SOSを発信していいのか、誰にどのように相談したらいいのかなど、解決への道筋が見当たらないことで、より一層子どもたちの不安や悩みが膨れ上がることもあるかと思います。
実際、本校生徒へのアンケートでは「家や学校以外で性に関して相談できる場所は必要」と回答する生徒が9割に達しています。スマルナステーションには、そんな子どもたちの気持ちに寄り添い、相談窓口を用意していただいたり、子どもたちを守るための講話をしていただいたりしています。
これからも社会総がかりで子どもたちを守る取り組みがますます広がっていくことを望んでいます。
大阪市立新豊崎中学校 龍田養護教諭のコメント
本校の性に関する教育は、生きる力を育んでいくことを目標に3年間の計画を立てて実施しています。その中で、命の現場で働いておられる助産師さんからのお話は生徒の心に響き、寄り添う内容でとても温かい気持ちになります。生徒の感想では、「いま自分がここにいるだけで100点満点って思っていいんだ」という言葉を何人もの生徒が書いてくれたことがとても印象的でした。
しかし、思春期の子どもたちが抱える性に対する不安や悩みはデリケートかつ、時には自分の命さえも投げ出したくなるほど深刻な場合もあります。生徒自身、家族や先生には相談しにくいと一人で抱え込むこともある中、生徒も学校も安心して相談できる場所(スマルナステーション)があることはとても心強く思っています。特に、誰にも相談できない秘密だからこそ、LINE相談等は手軽で顔も見えないため、現代の子どもたちのニーズに寄り添った方法だと感じ、多くの生徒に知ってもらいたいと感じました。
そして、今回の連携があったからこそ、本校生徒は在学中も中学校を卒業してからも、安心して不安や悩みを相談できる居場所を持つことができました。これからも一人でも多くの生徒が自分のこころとからだを大切にし、よりよく生きていってもらえるよう、一緒に活動を続けていけたらいいなと思います。
■今後の取り組みについて
スマルナステーションでは、今回のアンケート結果を踏まえ、よりユース世代のニーズに沿った取り組みを続けてまいります。近隣の学校や団体の皆さまとの連携を強化し、地域の子どもや若者、サポートを必要としている人に、相談の機会や医療へのアクセスを届けていきたいと考えています。
そこで、スマルナステーションのLINE相談や各SNSにアクセスいただける相談カードを作成しました。設置・配布をご希望される企業や団体、学校の皆さまは、下記よりお問い合わせください。また、性教育授業をきっかけにした様々な取り組みを、ともに実践していただける近隣の学校や団体の皆さまを募集しておりますので、こちらも下記よりお問合せくださいませ。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ネクイノ スマルナステーション
smalunastation@nextinnovation-inc.co.jp
(※1)smaluna station(スマルナステーション)とは
2021年10月に大阪の心斎橋にオープンした関西初のユース世代向け相談施設です。常駐する助産師が、生理や避妊、婦人科にまつわる相談を無料で受け付けます。
施設名 :smaluna station(スマルナステーション)
所在地 :〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-14-14 T・Kビル3F
営業時間 :9:30~18:30 (土は9:30~12:30)
休診日 :木曜日、日曜日、祝日
URL :https://smaluna-station.com/
オンラインでも相談を受け付けています。
公式LINE:@672acioe
対応時間:10:00~18:00 (木曜日、日曜日、祝日以外)
■株式会社ネクイノ 会社概要
医師や薬剤師、弁護士など、医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、2016年6月に創業。ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策など、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「世界中の医療空間と体験をRe▷designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進。2018年6月、婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年にはマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるセキュアな個人認証システム「メディコネクト」の提供を開始。
会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)
代表取締役:石井 健一
所在地:〒530-0002大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork
URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/
設立:2016年6月3日
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