「次世代モジュール型CPC」を太陽ファルマテックに納入
日立GLSは、かねてより、空気の質(温度・湿度・室圧・清浄度)を制御する技術によるCPC用のクリーンルーム総合ソリューションを提供しています。
本ソリューションのラインアップのひとつである「次世代モジュール型CPC」は、従来のダクト施工方式ではなく二重天井方式を採用したことで、工期を短縮することができるとともに、高さに制限があるスペースにも設置が可能です。また、ダンパーによる風量制御ではなく、前処理室や調製室など各室の二重天井内部に設置したFFU(Fan Filter Unit)によって室内にクリーンな空気を取り入れることで室圧制御を行います。高効率なファンを採用し、低風量でも室圧の制御が可能なため、消費電力を低減でき(*3)、省エネを実現します。こうした特長が今回の納入につながりました。
太陽ファルマテックは、固形製剤と注射剤の製造を主要製品として製造受託を行っており、高度なGMP(*4)管理のもとに高い品質が求められる医薬品を安定的に供給しています。また、2020年10月には、新たな取り組みとして、再生医療等製品の研究・開発・製造・販売を行うサイフューズとの間において、太陽ファルマテックでの細胞製品の製造に関する包括的パートナーシップ契約を締結し、サイフューズの細胞製品開発を製造面からサポートするとともに、細胞製品製造受託事業への参入をめざしています。
日立GLSでは、お客さまやパートナーとの協創により、社会課題の解決やイノベーションの創出をめざしています。再生医療分野では、「再生医療イノベーションセンタ」において、パートナー各社とさまざまな協創を推進しています。本センタは、東京都中央区日本橋に2018年に開設され、再生医療に関するさまざまなソリューションを“見て”、“触れて”、“シミュレーション”ができる施設です。
日立GLSは、今後も「次世代モジュール型CPC」のグローバルな提供を図るとともに、「再生医療イノベーションセンタ」を起点としたさまざまなお客さまや企業との協創をさらに促進することで、再生医療の産業化とグローバル展開を進め、世界中の人々のQoL向上への貢献をめざします。
(*1) Cell Processing Center:細胞培養加工施設
(*2) 「MEDIQUAL®」は、日軽パネルシステム株式会社の登録商標です。
(*3) 国際特許出願中(PCT / JP2019 / 047441)
(*4) Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理及び品質管理の基準
■「次世代モジュール型CPC」Webサイト
https://www.hitachi-gls.co.jp/products/cpc/module/
■Hitachi Social Innovation Forum 2021 JAPANでの紹介について
日立GLSのCPC用のクリーンルーム総合ソリューションは、日立が2021年10月11日(月)~15日(金)に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2021 JAPAN」において、ご覧いただけます。
10月12日(火)16:00から開催する「CPC(細胞培養加工施設)用クリーンルーム総合ソリューション」(SE02-14 LIFE)の中で紹介する予定です。
■Hitachi Social Innovation Forum 2021 JAPANオフィシャルサイト
https://www.service.event.hitachi/
■お客様お問い合わせ先
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
空調ソリューション事業部 空調サービスシステムエンジニアリング本部
空調システムソリューションセンタ CPC事業推進グループ [担当:進藤]
〒105-8410 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立愛宕別館
メール cpc@hitachi-gls.com
以上
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