高校の探究学習を大学がサポートする高大連携イベント　「大学・専門学校・企業連携特別セミナー　食べて、知って、企画して、チョコレートを深く学ぼう!」を開催

東洋学園大学（学校法人東洋学園 本部：文京区本郷 理事長：愛知太郎）は、2022年6月18日(土) に高校1、2年生を対象とした探究学習イベント「大学・専門学校・企業連携特別セミナー 食べて、知って、企画して、チョコレートを深く学ぼう！」を聖学院中学校高等学校、目黒学院中学高等学校にご参加いただき開催しました。

■​探究学習に対応した新たな高大連携イベント

司会やグループワークのファシリテーターとして本学学生も参加

高校では、2022年度より新学習指導要領に即した授業が開始され、なかでも「総合的な探究の時間の指導に どのように取り組んでいくか、という点が大きな関心事となっています。 「総合的な探究の時間」においては、教員から生徒に課題を与えるのではなく、生徒自身が疑問や関心を持った事柄について探究課題を設定し、主体的に調査や実験、プレゼンテーションを行っていくことが求められます。

一方で、新しい取り組みであるがゆえに高校教育現場での負担も大きいことが課題です。特に課題設定、選択に苦心している場合が多く、指導上の問題点となっており、高校教員の負担増の要因となっています。  

そこで本学では、この「課題の設定」において、高校生の探究学習・高校教員の指導をサポートする新たな高大連携企画を開始しました。今回のチョコレートをテーマとしたセミナーでは、東京製菓学校、株式会社正栄デリシィにご参画いただき、チョコレートの多様性や人気商品の開発手法を学んだ後、参加者がグループに分かれて新商品を考案するワークショップを実施。高校生はターゲット設定や特徴、商品名を考えてプレゼンテーションを行いました。

参加者40名へのアンケートでは「期待以上」、「期待通り」との回答が9割を超え、参加者からは「みんなの意見を聞いて自分の考えも膨らみとても楽しかった」「自分たちで何かを企画することがこんなに楽しいと思わなかった」などの感想も聞かれ、満足度の高いイベントとなりました。

今後も本学では「探究のサポーター大学」として各高校との連携を深めてまいります。