スギノマシン新人事制度、2024年10月よりスタート
マネジメント力の強化と実力主義の仕組みに
2019年より、「超技術」を生み出す人材の成長を促進するため、段階的に人事制度の変更を行ってきましたが、この度マネジメントスキルを中心として評価や報酬を刷新した、新たな人事制度を2024年10月より導入しました。
<新たな人事制度の概要>
1.「技術志向企業」を実現するためのマネジメント力の強化
①マネジメントスキルに基づく評価制度を導入
「本来マネージャーとしてもっているべき基礎能力」をマネジメントスキルとして明確化し、マネージャーの評価の基準とすることで、適切な評価と処遇を行います。
マネジメントスキルは、戦略・組織、会計・財務、マーケティング、情報システム、業務マネジメント、人事・労務などの分類があり、分類ごとの詳細スキル定義において、各等級に応じた期待役割が設定されています。マネジメントスキルの評価は、星取表のようなイメージで、自身の等級に設定されているマネジメントスキルをOJTやOff-JTを組み合わせながら徐々に身につけていき、一定の数に到達すると、昇格対象となる仕組みです。
マネジメントスキル例
スキル対象:課長職相当
スキル分類:人事・労務
スキル名:キャリア開発の設計・運用
スキル定義:課員に対し、モチベーションの源泉となる自身のありたい姿への自覚を促し、個人のビジョンと会社のビジョンを統合した目標設定を支援することができる。また、育成の観点から仕事を割り当てることができる。
ポイント
職位職域に応じて設定したスキル定義から、個々人が期待役割を理解でき、また上長との間でマネージャーとしての育成の道筋を共有できる。
会社は、マネジメントスキルの評価結果を育成や役職者ローテーションの参考情報として活用し、適材配置が可能となる。
②マネジメントスキルに基づく教育施策を実施
OJT中心だった係長以上の教育に対し、階層やジャンルで分類したeラーニングを活用した体系的な形に整備しました。
ポイント
マネジメントスキルに基づく評価と連動させることで、マネージャーが何をどのように学べばよいかを明確にできる。
社員一人ひとりに寄り添った成長を支援できる。
2.優秀人材の確保のため、年功的要素を払拭
「超技術」を生み出す源泉である人材について、定年(60歳)後の再雇用の処遇改善や、若手社員が管理職へ昇進しやすくする仕組みを整え、個々の能力の最大化を図り、優秀な人材の確保につなげます。
①再雇用者の処遇改善(2025年4月スタート)
定年前と同等の役割を担う再雇用者に対し、給与水準を正社員同様とし、これまで対象外だった昇格制度の対象にもすることで、人生100年時代を見据えた働き方を提供します。
ポイント
定年時にその後の働き方の希望を確認し、(A)定年前と同等の役割を果たして給与水準維持、(B)定年前と比べて仕事の難易度を落とし、それに見合った給与水準とする、など、多様な働き方に対応する。
②管理職の早期登用
マネージャーの昇格要件において、在級年数の要件を大幅に緩和し、能力のある若手の早期抜擢を可能とします。
ポイント
マネジメントスキルの明確化で、年齢や在職年数に左右されない実力評価・処遇となり、最速で入社3年目の新規学卒者から管理職へ登用が可能になる。
<代表取締役副社長 杉野 岳(人事部門管掌役員)コメント >
人口減少が加速する中、企業においては人材確保とともに、一人当たりの生産性向上も重要課題となっています。しかしそれは、精神論や労働強化で実現するものでは無く、スキルやモチベーションの向上による結果として得られるものであると考えます。
当社は6つの超技術をベースに、日本の地方都市で開発・製造し、世界各国のニッチ市場でトップを取っていくという「グローカルニッチリーダー戦略」を標榜しています。今回の人事制度改革は、人口減少の中にあっても、その経営方針を堅持・拡大していくために、必須の施策と位置付けています。
<参考情報>
■等級制度の全体像
2019年の人事制度変更時、全社員の職能資格等級をP等級(専門能力)とM等級(マネジメント能力)に分けて設定し、専門能力を高めるキャリアパスと、マネジメント能力を高めるキャリアパスを自ら選択できるようにしました。
<本件に関する報道関係者からのお問合せ先>
株式会社スギノマシン 管理本部 総務部
TEL:076-477-2519
<会社概要>
■会社名:株式会社スギノマシン
■代表者:代表取締役社長 杉野良暁、代表取締役副社長 杉野岳
■本社所在地:〒936-8577富山県滑川市栗山2880番地
■TEL:(076)477-2555(代)
■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
-以上-
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 鉄鋼・金属・ガラス・土石・ゴム電気・ガス・資源・エネルギー
- ダウンロード