株式会社TIMEWELL、日本の安全保障輸出管理に特化した世界初(※)のAIエージェント「TRAFEED」ベータ版をローンチ~岡山大学をデザインパートナーに迎え、現場の知見を反映~
経済安全保障の実現に向け、優れた科学技術の軍事転用を未然に防止。輸出管理ワークフローの独自技術で特許出願中
株式会社TIMEWELL(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:濱本 隆太)は、国立大学法人岡山大学(所在地:岡山県岡山市、学長:那須保友)とデザインパートナー契約を締結し、同大学の監修・協力のもと、日本の安全保障輸出管理に特化した世界初(※)のAIエージェント「TRAFEED」(旧 ZEROCK ExCHECK)ベータ版をローンチしたことをお知らせします。本サービスは、複雑な輸出管理業務をAIエージェントが支援し、リスト規制やキャッチオール規制への対応、懸念度判定のエビデンス自動作成などを実現することで、業務効率化とコンプライアンス強化を両立します。なお、本サービスの中核となる輸出管理業務のAIワークフローに関しては特許を出願中です。
(*)日本の安全保障輸出管理(リスト規制・キャッチオール規制)に特化したAIエージェントとしては世界初のサービス(2026年3月現在当社調べ)

開発の背景:複雑化する輸出管理業務と安全保障の重要性
近年の国際情勢の緊迫化に伴い、安全保障貿易管理の重要性はますます高まっています。日本の優れた科学技術や製品が意図せず大量破壊兵器の開発などに軍事転用されるリスクは、企業の存続だけでなく、国家の安全保障をも脅かす深刻な課題です。一方で、輸出管理業務は専門的な知識を要し、その複雑さから多くの企業、特に中小企業にとって大きな負担となっています。また、業務の属人化も課題となっており、企業の国際競争力を維持しつつ、厳格なコンプライアンスを遵守することが求められています。
このような背景から、株式会社TIMEWELLは、テクノロジーの力でこの課題を解決すべく、輸出管理業務に特化したAIエージェント「TRAFEED」を開発しました。
TRAFEED(旧 ZEROCK ExCHECK)の主な特徴
「TRAFEED」は、日本の安全保障輸出管理に特化したAIエージェントです。AIが仮説検証を重ねながら、リスト規制やキャッチオール規制に対応し、懸念度の判定基準について、なぜその判定に至ったのかを明確にするための証拠資料(エビデンス)を自動で提示します。これにより、専門的な知識がない担当者でも、安心して輸出管理業務を遂行できるようになります。さらに、経済産業省の様式や組織でカスタマイズされた様式に完全に対応しており、煩雑な申請業務の大幅な効率化を実現します。
包括的なスクリーニング機能

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機能 |
詳細 |
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リスト規制マッチング |
輸出貿易管理令別表第1に基づく該非判定を自動化。マトリックス表との照合や、AIによる技術仕様の読み替え機能により、高精度な判定を実現します。 |
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キャッチオール規制対応 |
需要者や用途に関する懸念事項(Red Flags)を自動でスクリーニングし、リスクをS/A/B/Cの4段階で評価。判断根拠となるエビデンスも提示します。 |
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グローバルインテル分析 |
世界各国の制裁リストや報道、公的情報を横断的に分析し、取引先の懸念度を多角的に評価します。 |
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入学審査スクリーニング |
大学・研究機関向けに、外国人留学生や研究者の受入審査を支援。バックグラウンドチェックを効率化します。 |
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名前バリエーション対応 |
漢字、カタカナ、ローマ字、簡体字など、複数の表記揺れや言語に対応した高精度な人物・組織照合が可能です。 |
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バッチ処理機能 |
数千件規模の取引先や研究者リストを一括でスクリーニングし、作業時間を大幅に短縮します。 |
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レポート自動生成 |
判定結果とすべてのエビデンスを含む監査対応可能なレポートをワンクリックで自動生成します。 |
特出し機能:関連当事者チェーン分析
ベータ版の提供を通じて特にご好評をいただいているのが「関連当事者チェーン分析」機能です。本機能は、取引先の背後に存在する関連企業や役員、株主などの関係性を連鎖的に調査し、資本関係や支配関係をグラフィカルに可視化します。これにより、直接の取引先だけでは見抜けない迂回輸出や制裁逃れのスキームに巻き込まれるリスクを未然に防ぎ、より強固なコンプライアンス体制の構築を支援します。

高度な技術基盤と迅速な規制対応
Multi-LLM Consensus技術
TRAFEEDは、Claude、GPT、Geminiなど複数の大規模言語モデル(LLM)が合議制で判断を下す独自の技術を基盤としています。単一のAIモデルでは見逃しがちなリスクも、複数のモデルによるクロスチェックで多角的に検出し、判断の精度と信頼性を極限まで高めています。
規制動向への即時対応
各国の規制当局や関連機関のウェブサイトを網羅的に監視するシステムを構築しており、法改正や制裁リストの更新といった最新の規制動向に即時対応できる体制を整えています。また、日本企業にも影響が及ぶ米国輸出管理規則(EAR)のアフィリエイト・ルールへの対応も進めており、常に最新の規制に基づいた高精度なスクリーニングを提供します。
導入実績
TRAFEEDは、その実用性と精度の高さが評価され、すでに国内の主要大学や最先端の研究機関、大手製造業を含む輸出関連企業などで採用が進んでいます。特に、研究者の国際的な共同研究や、サプライチェーンがグローバルに広がる企業において、コンプライアンス体制の基盤としてご活用いただいています。
国立大学法人岡山大学との共創体制について
本サービスの開発にあたっては、安全保障輸出管理の分野で先進的な取り組みを行う国立大学法人岡山大学をデザインパートナーとして迎え入れ、協力して開発を行いました。これにより、学術的な知見と実践的なノウハウを融合させ、より実用性の高いサービスの開発が実現しました。
この度のベータ版リリースに際し、安全保障輸出管理担当である岡山大学 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 副本部長の舩倉 隆央様より、以下のコメントをいただいております。
「岡山大学では、かねてより安全保障輸出管理体制の強化に取り組んでまいりました。この度のTIMEWELL社との取組は、大学が持つ知見を社会に還元し、日本の産業界全体の安全保障に貢献する絶好の機会と捉えています。本サービスが多くの企業や大学にとって、輸出管理業務の効率化と高度化を実現する強力なツールとなることを確信しております。」
舩倉様は、経済産業省 中国経済産業局からの出向者として、安全保障貿易管理の実務とテクノロジーの有効活用に携わり、先進的な取り組みを進めてきた人物です。
経済産業省・文部科学省主催イベントでの講演
2026年1月22日(木)に経済産業省・文部科学省が主催するイベントにて、「TRAFEED(旧ZEROCK EXCHECK)」をご紹介いただく講演をいたしました。
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日時: 2026年1月22日(木)
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講演タイトル: 「岡山大学における安全保障輸出管理とAIエージェントの活用可能性」
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登壇者: 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 副本部長 舩倉 隆央 氏
デザインパートナー募集のお知らせ
「TRAFEED」について、共にサービスを磨き上げていただけるデザインパートナー企業様の募集を開始いたします。製品改善にご協力いただく代わりに、特別な料金プランで本サービスをご提供いたします。ご興味のある企業様は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
今後の展望:国を守り、事業者を守り、挑戦を後押しする「武器」として
株式会社TIMEWELLは、「TRAFEED」を通じて、日本の安全保障に貢献するとともに、事業者の皆様がコンプライアンスを遵守しながら、安心して国際的な事業展開に挑戦できる環境を整備してまいります。本サービスが、皆様にとって「気持ちよく挑戦いただくための武器」となることを目指し、今後も機能拡充とサービス向上に努めてまいります。
株式会社TIMEWELLについて
会社名: 株式会社TIMEWELL
代表者: 代表取締役 濱本 隆太
所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1 オーシャンゲートみなとみらい8階
設立: 2022年11月1日
事業内容: AIエージェントサービス事業、新規事業伴走支援事業、AI受託開発事業
URL: https://timewell.jp/
本件に関するお問い合わせ先
担当: 株式会社TIMEWELL 広報担当
E-mail: timewell@timewell.jp
担当: 岡山大学 研究・イノベーション共創管理統括部 産学連携課 舩倉
E-mail: export-control@okayama-u.ac.jp
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