QuizKnockの須貝駿貴が、東京大学第96回五月祭学生有志企画 Physics Lab. 2023 主催「トークセッション with 須貝駿貴 —物理を志そうとしている、あなたへ—」に出演しました
株式会社baton(東京都品川区、代表取締役 衣川洋佑)が運営するQuizKnockの須貝駿貴は、5月14日(日)に開催された東京大学第96回五月祭にて、Physics Lab. 2023 主催の「トークセッション with 須貝駿貴 —物理を志そうとしている、あなたへ—」にゲスト出演しました。
※本企画は、同大学理学部物理学科の学生有志が企画したものです。
Physics Lab. 2023 とは、物理学のさまざまな分野をポスター発表や解説動画・講演会などで紹介する、東京大学理学部物理学科の学生有志による五月祭企画です。本トークセッションはその一環として行われ、受験生や次年度以降の学部学科選択を控えた同大学1、2年生の中で「物理に興味がある」という方々をメインターゲットとして、物理学という道への理解を深めてもらい、選択の後押しができるようなコンテンツを目指して開催されました。
同企画の統括である亀田崚氏が司会を務め、同じく企画に参画する稲田知也氏・松本悠汰氏が須貝とともにトークセッションに登壇。会場である小柴ホールには事前配布の整理券を手に入れた約180名が参加したほか、同企画の公式YouTubeチャンネルでもライブ配信が行われました。
最初のトークテーマは「物理学専攻を目指した理由」。稲田氏、松本氏がそれぞれ、幼少期から世界の成り立ちや身の回りの事象に興味、疑問を持っており、それを解明できる物理学を早いうちから志すようになった、と話す一方で、須貝は「父親が物理学者で自分もミニ四駆が好きだったりと、子どもの頃から理科は身近にあったが、高校時代は化学の方が得意だった。大学1年生の時に受けた物理の授業の先生が面白かったこと・物理の方がわからないことが多く、勉強量が増えたため自然と好きになった。」と語り、稲田氏、松本氏に対して「幼少期の経験や考えが専攻に生かされているのはすごい」と感心した様子を見せました。
「物理を専攻して得た知見や喜び」というトークテーマでは、須貝が「空が青い理由を知ることができるなど、知れば知るほど面白いと感じられる。また、“予言”という物理の専門用語もあるが、計算によって次に起こる現象を導き出せるのもすごい。」と話すと、松本氏、稲田氏も大きく頷き、「これってなんでこんな色?を知ることができるのが楽しい」「氷が溶ける・水分が蒸発するという現象のメカニズムは大学3、4年生で学ぶ。みんなが知っていることなのにそんなに高度な仕組みなんだ!と驚いた」と大盛り上がり。
一方で、数式や物理書と長時間向き合ったり、実験を行ったりする大変な面もあるとし、須貝は「運動部でいう筋トレのようなしんどさと、それを乗り越えて試合に勝つような楽しさがある。また、モノを見て検証しフィードバックする、という観察力が身につく」と話し、松本氏も「ずっと数式と向き合い、実験をしてレポートを書いて……の繰り返しを通して、論理的思考が養われる」と続けました。
また、「科学の道を選んだその先」というトークテーマでは、博士課程を修了し、QuizKnockでの活動やサイエンスコミュニケーターという仕事を選んだ須貝が、「博士号とは、博士論文に対して『これはあなたが世界で初めてやりましたよ』と認められた証。そこに至るまでに身についた論理的思考や自身の知っている様々なことについて分かりやすく伝えられる能力は、研究職に限らずどんな職業でも活かせるので、進路を迷っている人も大丈夫。」と話し、稲田氏、松本氏を含め大学院への進学や進路選択に悩む学生たちを勇気づけました。
最後に、本トークセッションのテーマである「物理を志そうとしている、あなたへ」に寄せて、須貝は「博士課程まで行かなくてもいい。どこまで行っても、どこでやめてもいいので、とりあえず1回やってみる。そして観察して、フィードバックを受ける。そういう物理学的態度を取ってみてほしい。そういった態度は、どこに行っても役に立つはず。」と来場者・視聴者へメッセージを送りました。
その後の質問コーナーでは、受験を控える高校3年生や物理学科への進学を検討している同大学1年生からの質問に登壇者3人それぞれの立場から真摯に応え、盛況のうちにイベントは幕を閉じました。
現在、Physics Lab. 2023 公式TouTubeチャンネルにて、アーカイブ動画が配信中です。
下記URLよりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/pD9Lyrp2gBY?feature=share
須貝駿貴 プロフィール
京都府出身、東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了。学位は博士(学術)。「ナイスガイの須貝です」が決めゼリフ。2017年よりQuizKnockに参加し、現在は主にYouTube動画に出演している。国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターで、視聴者と一緒に電子工作やプログラミングをする「須貝と作れるようになるLIVE」など、科学関連の企画が得意。学部卒業時には「一高賞」を受賞したほか、2018年には日本物理学会で「学生優秀発表賞」を受賞している。著書に『QuizKnock Lab』がある。趣味は草野球とアイドル・声優の応援。
QuizKnockとは
QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。YouTube(https://www.youtube.com/c/QuizKnock)チャンネル登録者は201万人を突破。(2023年5月時点)
株式会社batonとは
株式会社batonはビジョンである「遊ぶように学ぶ世界」を実現するために、遊びと学びをつなげる各種サービスの運営を行っています。現在の主力サービスは「楽しいからはじまる学び」をコンセプトとしたQuizKnock。
・森羅万象にクイズで楽しく触れられるWebメディア
・エンタメと知を融合させた動画コンテンツを提供するYouTubeチャンネル
・直感的な楽しみを通じて知力を鍛えるゲームアプリ
の3つの事業についてコンテンツ制作や運営を行っています。また、昨日よりも楽しく・知的な人生をおくるきっかけ作りの一環として、書籍の刊行やイベントの開催、学校での講演活動などにも積極的に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:株式会社baton
設立:2013年10月
代表取締役:衣川洋佑
コーポレートサイト:https://baton8.com/
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