27卒学生が選ぶ「就職人気企業ランキング」中間発表を実施|産経新聞社×ワークス・ジャパン
就職活動本格化を前に、27卒学生の人気企業ランキングを速報。産経新聞社とワークス・ジャパンが共同で調査した中間結果を公開します。

産経新聞社と人事コンサルティングである株式会社ワークス・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:清水信一郎、以下 ワークス・ジャパン)は、2027年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生を対象に、2025年3月1日~11月30日を調査期間として、就職希望先調査を実施。2025年3月1日~7月31日を集計期間として、中間結果を発表いたしました。
【調査サマリ】
1.採用活動の早期化が加速、夏季インターンシップの重要性がさらに顕著に
2.文系人気企業ランキング、商社がトップを独占—伊藤忠・三菱商事が強さを維持
3.理系ランキングはNTTデータが急上昇、実務型インターンが支持を集める
採用活動の早期化が加速、夏季インターンシップの重要性がさらに顕著に
採用活動は例年に続き早期化が進んでおり、採用担当者・学生の双方にとって夏季インターンシップの重要性が一層高まっています。
こうした状況の中で、各企業はさまざまな工夫を凝らし、学生との接点づくりを強化しています。
配属後の仕事内容の重視や、ワークライフバランスの充実など、学生一人ひとりの価値観が異なる中で、インターンシッププログラムや社員とのコミュニケーションを充実させ、自社の魅力をより伝えた企業が支持を集めた結果となりました。
【就職人気企業ランキング結果/文系総合】

■文系人気企業ランキング、商社がトップ独占 —伊藤忠・三菱商事が強さを維持
文系総合ランキングでは、7月に発表した早期人気企業ランキングから変わらず、「伊藤忠商事」が1位、「三菱商事」が2位、「味の素」が3位という結果になりました。
「伊藤忠商事」は、新規事業創出への積極的な姿勢は学生から高く評価され、「幅広い分野で活躍できる」「挑戦を後押しする社風がある」といった声が聞かれます。
「三菱商事」のほか、同じく商社で5位の「三井物産」も同様に、事業領域の広さや、若手のうちから豊富な経験を積める点に心惹かれる学生が多いようです。
■食品・飲料業界も根強い人気、安定性と社会貢献度が評価ポイントに
3位「味の素」、4位「サントリーホールディングス」と飲料・食品業界も人気です。
この2社は食品業界を代表する大手企業であり、学生から社会的貢献度の高い業務に携われる点が評価されています。
また、福利厚生や企業の安定性を重視する学生からの注目度の高さは、両社に加え、10位の「三菱UFJ銀行」にも共通しています。不透明な時代背景の中で、堅固な経営基盤を持つ企業の人気は、依然として高いといえます。
職場環境の安定性という観点では、9位の「損害保険ジャパン」においても、「人柄の良さ」を魅力と感じる学生が目立ちました。
【就職人気企業ランキング結果/理系総合】

■理系ランキングはNTTデータが急上昇、実務型インターンが支持を集める
理系総合トップは、昨年17位から躍進を見せた「NTTデータグループ・NTTデータ・NTTDATA Inc.」。
日本最大級のIT企業として、安定性や信頼性に魅力を感じる学生が多いようです。
加えて、インターンシップでは新規システムの提案やプレゼンを行うなど、業務のリアルに迫ることのできるプログラムが充実しています。自身の専攻を活かせる実感を得やすい点も、支持につながっているとみられます。
同じくIT業界では、「富士通」が6位にランクインしました。
実際のプロジェクトに社員とともに参画する長期・有償型のインターンシップを提供しています。その後のキャリアにも活きる、専門性や経験を高める機会になっています。
■大手企業の安定性と実践的インターンが人気の二大要因に
昨年、一昨年と1位だった「ソニーグループ」は2位となりました。
エレクトロニクス、ゲーム、エンターテインメントなど、多彩な事業領域に惹かれた学生が多いです。その分、インターンシップも形式は職場密着型から長期有給型、起業に前向きな学生向けと、多様なラインナップで展開しています。
4位は「トヨタ自動車」です。
世界の自動車産業をリードする高い技術力を背景に、同社でのキャリア形成に価値を見出す学生が多かったようです。
車の製造には多岐にわたる専門分野が関わるため、インターンシップは技術部門だけでも製品開発からデータ活用、車両修理まで幅広く展開しています。
また、「資生堂」も「トヨタ自動車」と同じく、業界のトップ企業であることが支持を集め、7位となりました。
このほか、文系と同じく「味の素」、「伊藤忠商事」、「サントリーホールディングス」がランクインしています。
理系採用では、安定性や信頼性を備えた大手企業が引き続き高い人気を誇る一方、インターンシップを通じて実務に近い経験や専門性を磨ける機会を提供する企業が評価を伸ばしていることが明らかになりました。
【総括】
今回のランキング調査とあわせて、27卒学生を対象に企業選びに関するアンケートを実施しました。
その結果、「業界を絞らず、様々な企業を見てみる」が24.9%で最も多く、幅広い選択肢を検討する学生が多いことがわかりました。
こうした傾向から、企業は自社の魅力を効果的に伝える採用広報の強化が不可欠です。インターンシップや社員との接点づくりを通じて、学生にリアルな情報を届ける取り組みが、今後の採用成功のカギとなるでしょう。
【調査概要】
2027年卒大学生就職人気企業ランキング
●調査対象:2027年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生 ※調査開始時点
●調査期間:2025年3月1日~11月30日
●調査方法:
就活対策サイト「キャンパスキャリア」およびワークス・ジャパン主催の各種イベントでアンケート告知を行い、WEB上のアンケートフォームで回収。
就職を希望する企業ランキングは第1志望から第5志望までの選択方式で、第1志望には5ポイント、第2志望には4ポイント、第3志望には3ポイント、第4志望には2ポイント、第5志望には1ポイントを配分して集計。
●有効回答数:1,612名 ※2025年7月31日 中間発表時点
■キャンパスキャリアとは
キャンパスキャリアは本選考・インターンシップ選考の就活対策サイトです。内定を獲得した先輩就活生のES、面接やGDの内容、人気企業の採用傾向、インターンシップ参加による本選考優遇情報など、「選考攻略」を無料でお届けします。また、業界研究や企業検索、選考日程のお知らせなど、様々な機能をご利用いただけます。
キャンパスキャリア会員限定特典として、大手上場企業を中心に、採用担当者・OB/OGが登壇する、会員限定のオンライン・対面の就活イベントにもご参加いただけます。
会社概要
社名 株式会社産業経済新聞社
所在地 東京都千代田区大手町1丁目7番2号
ホームページ https://www.sankei.jp/
設立 1955年2月15日
資本金 31億7,219万8,500円
代表者 近藤 哲司
事業内容 ・産經新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、 雑誌「正論」など各種媒体を発行、
・産経ニュースほか各種デジタルサイトの配信、イベント事業 など
社名 株式会社ワークス・ジャパン
所在地 東京都千代田区鍛冶町2丁目2番2号 神田パークプラザ7階
ホームページ https://www.worksjapan.co.jp/
設立 2010年7月7日
資本金 1億1,250万円
代表者 清水信一郎
事業内容 企業人事部向けコンサルティングとサービス提供
・採用プロモーションの企画・立案、Web、映像、パンフレット等、
各種ツールの企画・制作
・採用業務支援システム事業、適性アセスメント事業
・学生就職支援・キャリアデザイン事業
など
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